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カプチーノ メンテナンス タイミングベルト交換

スズキ・カプチーノのメインビジュアル。現実性とスポーツ性能を追求したスズキのフラッグシップモデル

CAPPUCCINO 名前の由来(カプチーノ)

「シナモン入りエスプレッソコーヒー」。開発メーカーであるスズキは小さなカップに入ったちょっとクセのあるお洒落な飲物と、この小さなオープンカーのイメージを重ね、カプチーノと名付けました。

タイミングベルトの交換とは!?

車検の際にタイミングベルトとウォーターポンプ交換を勧められた経験はありませんか? 普段は見えない部品だけに、その交換時期や必要性に関してよくわからないと思います。今回はタイミングベルトやウォーターポンプが壊れるとどうなってしまうのかを検証してみます。

エンジン内部 タイミングベルトの展開図

タイミングベルトの お問い合わせ

左の図は一般的なDOHCエンジンのタイミン グベルトとその関連部品及びウォーターポン プの配置図です。タイミングベルトは、カバ ーに覆われているので普段は外から見ること はできませんが、クランクシャフトとカムシ ャフトを繋ぐ重要なベルトです。このタイミ ングベルトによってピストンの上下運動に合 わせて正確に吸排気バルブの開閉(バルブタ イミング)が行われる仕組みになっています タイミングベルトは適切なテンションがかる ようになっていて、オートテンショナーとテ ンショナープーリで常に一定のテンションを タイミングベルトに与えています。ウォータ ーポンプはタイミングベルトによって駆動され、エンジン冷却水の循環作用を生み出している仕組みです。 もしこれらの部品が壊れてしまうといったいどうなるのか? タイミングベルトが切れるとよく言われますが、 実際には劣化などによって切れるのではなくベルトの山がはがれるように取れてしまい、 クランクプーリによって駆動ができない状態になります。 そうなると、カムシャフト側のプーリは駆動することができなくなるので、 吸排気バルブが動かなくなり、この時点でエンジンは止まります。 切れたタイミングが悪い場合は、 開いて止まったままの吸排気バルブにピストンがぶつかることでバルブは曲がってしまい、 エンジンは大きなダメージを受けることになります。 修理不可能になる場合もありますので、ご注意を!

エンジン内部 バルブとピストンがぶつかり、修理が必要な写真

実際の写真がありますのでご紹介します。タイミングベルト切れによって、バルブとピス トンがぶつかった状態のシリンダーヘッドの燃焼室。(右端)









エンジン内部 バルブが曲がってしまい修理不可能なバルブ
バルブを外してみた状態。(左側の2本がピス トンと干渉して曲がったバルブ)タイミング ベルトが切れてバルブタイミングがずれると エンジンが止まってしまうだけでなくこのよ うに大きな損傷を受けることになります。 こうなると修理では難しく交換になります。

次にウォーターポンプが故障するとどうなる か?

ウォーターポンプは、エンジン冷却水を循環 させる動力源です。もしウォーターポンプが 壊れると、エンジン冷却水をラジエータへと 循環させることができなくなり、エンジンの ウォータージャケット内にある冷却水はどん どん温度が上昇してオーバーヒートになって しまいます。 場合によっては修理不可能で、エンジン自体の交換の可能性もあります。

実際に作業を見てみよう!

カプチーノのエンジンを降ろしてみました。

カプチーノ エンジンを降ろして修理する前の写真

タイミングベルトの お問い合わせ

カプチーノのエンジンF6Aのエンジンになり ます。後期型のエンジンK6Aはタイミングベ ルトではなくチェーンのため交換はまずあり ません。通常のタイミングベルトの交換はエ ンジンを降ろすことはありません。そのまま の作業になります。今回はわかりやすいよう にエンジン降ろしての作業です。




1枚目の写真はタイミングベルト側、カバーがわかります。 エンジンを降ろす場合は補器類、ターボやインタークーラーなども外すので、時間がかかります。 レイズでは年間に何十台ものエンジンを降ろすので、この状態にするまでに1日かかりません。 この状態にしてしまうと、エンジンの後ろ側の配管も交換したくなりますよね。

 
修理するためにエンジンを降ろしたカプチーノのエンジン

写真2枚目はエンジンの反対側です。 こちら側はクラッチカバーが見えますね。 こうなってるとクラッチの交換も簡単です。 エンジンを降ろしてしまえば、クラッチ交換等の修理の工賃もほとんどかかりません。 ついでにこれもあれもになると、結構金額が言ってしまうので、考え物です。(笑)


F6Aエンジン修理のために空になったエンジンルーム

タイミングベルトの お問い合わせ

  





3枚目の写真はエンジンがなくなったエンジンルームです。 こうやって修理のために空になると、掃除して塗装したいですよね。 エンジンルームがピッカピカってかっこいいですよね。






タイミングベルト交換はベルトだけではダメ!!

エンジン内部修理のためのタイミングベルトの展開図

タイミングベルトの お問い合わせ

タイミングベルトの交換、修理には、その周辺の部品も外す手間があります。 しかし、どうせ外したのなら一緒に必要な部品は交換しましょう! まず、タイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプ、タイミングカバーシール、 ここまでがタイミングベルト関連の部品です。

そして、一緒にやりたいのが、ヘッドカバーガスケット、カムシャフトシール、その他ガスケット そして、エンジン開けるならヘッドガスケットも交換したいです。 F6Aエンジンのヘッドガスケットは本当に品疎なガスケットなので、簡単に抜けてしまいます。 抜けてしまうとオーバーヒートになってしまします。 そうなると修理も大変で、場合によっては交換になってしまいます。 そうなる前にしっかりと修理していきましょう!

また、付属部品として、ファンベルトとクーラーベルトの交換もついでにしてしまうといいでしょう。

ここまでの工賃はレイズではタイミングベルト修理の工賃に含まれているので無料です


弱点を補おう

カプチーノのエンジンの内部を見てみよう

スズキ カプチーノエンジンんを修理にために分解した写真

タイミングベルトの お問い合わせ

車検ではやりませんが、カプチーノの弱点のヘッドガスケット! カプチーノのエンジンのヘッドガスケットは素材がよくないのか、 本当によく抜けてしまします。 抜けるというのは、エンジンの内部と冷却がされている外側の 壁をふさぐガスケットに隙間ができてしまい、 エンジン内部の圧力が冷却水に漏れることです。 この隙間が多くなると、冷却水にオイルが回ったり、 反対にオイルに水が混ざったりします。 エンジン内部の圧力が冷却水に漏れると、冷却水の温度が 上昇し、オーバーヒートすることになります。 オーバーヒートしてしまうと、修理は大掛かりになり、場合によっては修理できないほどの 損傷をおうこともあります。 そこで、エンジンを降ろしたついでにガスケットも交換しましょう! しかも、今回はメタルの強化ガスケットに変更です。

 
スズキ カプチーノ エンジンヘッドガスケット修理

1枚目の写真は元々付いていたヘッドガスケットの写真になります。 距離の乗っていなかったエンジンだけに綺麗なモノになります。 ガスケットの抜けもなく、問題ないガスケットです。


スズキ カプチーノ エンジン修理 ガスケット写真

タイミングベルトの お問い合わせ

  





2枚目の写真はメタルの強化ガスケットになります。 色も金属色で少しカッコイイ物になります。 強化ガスケットはターボのブーストをあげても耐えられる強度がありますが、 厚さがノーマルよりも厚いので、ノーマルのままのエンジンですと、 圧のかかりが遅く、少しレスポンスが悪くなった感じがします。 どちらにも善し悪しがあります。

スズキ カプチーノ メンテナンス ヘッド写真

タイミングベルトの お問い合わせ

エンジンからガスケットを外しても写真の通り、表面にこびり付いてしまっています。 これを綺麗にしても、若干ですが、エンジンブロック自体が歪んでいたり、 また、表面が曲がってしまっていることがほとんどです。 そのため、エンジンブロックの腰上も、腰下も面研と言って、研磨することが必要です。

左の写真は腰上のエンジンブロックの下側になります。


 
スズキ カプチーノ 1994年9月(平成6年9月) 発売モデル

こちらの写真はエンジンブロックの腰下の写真です。 ピストンが見えています。 写真を見る限りでは大きな傷もありませんし、メンテナンスをしっかりしていて距離を乗っていないだけあって綺麗なエンジンです。 汚れも少なく、これ以上ばらす必要はないように思います。 ただ、カプチーノのエンジンは錆が出て周りやすいので、水回りの清掃は必ず行います。 このあたりのメンテナンスは確実に行ないましょう!




車検ではやらないメンテナンス、カプチーノのエンジン

こちらの写真はエンジンブロックの腰下の写真です。 面研した後の写真です。 表面が本当に綺麗になっています。 何分の1ミリまで平らに削っていきます。 ここで面倒くさがって面研をやらないと、簡単にガスケット抜けを起こすので、注意!! 少しお金はかかるけど、ここはしっかりやりましょう!




車検ではやらないカプチーノのエンジンのメンテナンス

タイミングベルトの お問い合わせ

こちらはエンジンブロックの腰上の下側です。 こちらも綺麗になりました。 こちらも腰下同様に面研して綺麗にしてから組みます。 その時にバルブの曲がり、欠け、消耗のチェック、清掃も忘れずに行います。






車検整備でもやっておきたいメンテナンス

タイミングベルトの お問い合わせ

今度はヘッドカバーです。 オイル漏れの原因になる、ヘッドカバーパッキンをちゃんと交換しましょう! これも見た目にはよくわからないのですが、ゴムが固くなってオイル漏れをします。 せっかく開けたんだから交換です。 部品は何千円と安いものです。 こういうメンテナンスでエンジンも快適に回ってくれます。

ここからは組み上げもあるますので、ラッシュアジャスターですね。 ここは細かいパーツがたくさんありますが、ただ組むだけでは異音の原因になります。 ちょっとコツがあるのと、手間をかけてやらないと再度やり直しになることが多いです。

 
スズキ カプチーノ 1994年9月(平成6年9月) 発売モデル

組あげる前にせっかくなので、エンジンブロック自体も綺麗にしてあげます。 黒く汚れた部分を丁寧に磨いていくと、写真のように綺麗なシルバーになります。 今回は特別に塗装はしませんでしたが、塗装をしてもいいですよね。





スズキ カプチーノ 1994年9月(平成6年9月) 発売モデル

  エンジンのヘッドカバーを赤にしてみました。 ちゃんとエンジンをオーバーホールした証明みたいなものです。 雰囲気の出ていい感じです。 車検等でエンジン見た車屋さんも「おっ!」って思ってもらえますね! これで、思う存分走りを楽しめるエンジンの完成です。 ただ、これはガスケットを強化にしているので、速くもなりますが、 ノーマルのガスケットだった場合は、速くならないメンテナンスになるので、 そこはご注意を! しかし、ちゃんと走れる車になるのは間違いありません。


車検だけではないメンテナンスをしたカプチーノのエンジン

タイミングベルトの お問い合わせ

   20年以上たってるお車です。 車検だけではなく、 しっかりとメンテナンスして、気持ちのいい走りをしたいですね。 ここまでメンテナンスをしていれば、なんの心配もせずにアクセルを踏めます!

車検だけではなく、愛車カプチーノのメンテナンスをしてみませんか!?
今まで以上の走りが楽しめますよ!







★今回の作業料金★※工賃込価格(税別)

タイミングベルト交換工賃 *1  ¥20.000円
エンジン降ろし工賃 ¥35.000円
ヘッド降ろし ガスケット交換工賃 ¥7.000円
エンジン面研 ¥10.000円〜
ディストロビューター交換工賃 部品込 ¥15.000円〜
エンジン清掃、塗装 ¥12.000円〜
タイミングベルト交換一式 *2 約¥52.000円

税別価格になります。

*1 こちらはタイミングベルトを交換するだけの価格になります。
*2こちらは、テンショナー、ウォーターポンプなど、レイズでは定番の交換部品一式が込の価格です。
部品の値段などが変わると、こちらの金額も変わる可能性があります。