春に行いたい愛車のケア

2020/03/23 ブログ

春になって段々と暖かくなってきましたね、もう桜が満開の便りも届いている地域もありますね。

夏場の灼熱の太陽にさらされたクルマは非常にシビアなコンディションと言えますが、それに負けず劣らず冬場もクルマには厳しい環境となっています。

 

愛車のコンディションを長くいい状態に保つためには、定期的なケアが必要となります。また、しっかりとメンテナンスをしておかなければ大変な事故に繋がってしまうかもしれません。

夏場に比べると軽視されがちな冬場ですが、いろいろな落とし穴も存在するのです。まずは、自分でも行いやすい所からチェックしてみましょう。

 

 

冬場は夏場と同じくらい、いやそれ以上にクルマにとっては厳しい条件が重なる季節と言えます。夏場の厳しさがカウンターパンチのような強烈なダメージだとすると、冬場の厳しさはボディブローのようなジワジワくるダメージだと言えます。

2019~2020年は暖冬でもあり、あまりダメージがなかった季節ではありますが、それでもクルマのことを労わるケアは必要です。

 

※塗装へのダメージは灼熱の太陽が降り注ぐ真夏の危険性は認識しているかと思いますが、冬場は照り返しによる紫外線もきついので放置は危険です

----------タイヤ

 

冬装備の代表格といえばスタッドレスタイヤでしょう。すでにスタッドレスタイヤをサマータイヤに履き替えた方もいるでしょうし、まだスタッドレスタイヤのままの方もいるでしょう。

目安としてはGW頃までに履き替えをおススメします。

 

また、スタッドレスタイヤのままこれからの3シーズンを乗り切って、冬前に新品のスタッドレスタイヤに交換したいと考えている方もいるかと思いますがおススメはできません。

※春になり雪のない場所では、そのまま使用すると無駄な消耗や燃費の悪化を招きかねません

 

冬季以外のスタッドレスタイヤのデメリットについてはこちら

 

スタッドレスタイヤからサマータイヤに履き替えた場合は、スタッドレスタイヤの保管を行う必要があります。保管状況が不適切だった場合、タイヤのゴムが硬化してしまいひび割れやパンクの原因となることもあります。

タイヤの保管方法は以下の通りですから、ご自身で保管する際には参考にしてください。

保管していたスタッドレスタイヤを装着する時のポイントも解説しています。

 

 

-------スタッドレスタイヤの保管ポイント-------

 

・キレイに水洗いをする

・タイヤワックスなどは使わない

・タイヤが装着されていた位置をマーキングする

・空気圧は指定空気圧に合わせる

・できればタイヤ同士が接触しない縦置きにする

・直射日光が当たらない場所に保管する

・タイヤカバーを装着する

・横積みの場合はタイヤとタイヤの間にダンボールなどを挟む

 

 

 

--保管してあったタイヤを再装着する際のポイント--

 

・空気圧を確認する

・マーキングしていた位置に装着する

・もしくは前後のローテーションを行う

・トルクレンチを使い規定トルクで取り付ける

・走行後に増し締めを行う

※タイヤ交換の時期は脱輪事故が増えています。ホイールナットを規定通り締めているつもりでも意外と緩んでしまっていることがあるようです。お出かけ前にもう一度、お近くの店舗などで増し締めも検討してみてください

 

さらに、タイヤ交換の際にはフェンダーの中が確認できますから、ブーツ類が破れていないか?ショックアブソーバーから油漏れがないか?ブレーキのフルード漏れ、ブレーキパッドやローターなどの状態も同時に確認しておきたいものです。

 

 

 

----------バッテリー

 

クルマの構成部品のなかで夏も冬も酷使されるのがバッテリーです。冬は夜が長くなり、自然とヘッドライトの使用時間も長かったことでしょう。ヒーターも頻繁に使用していたので、クルマのバッテリーに負担をかけてしまっている可能性があります。

ハイブリット車でも油断は禁物です。駆動用バッテリーとは別にバッテリーが搭載されており、これがガソリン車と同様に上がってしまう可能性があります。

 

バッテリー点検の第一歩は電解液の量です。

密閉型バッテリーでない場合には、バッテリー補充液を足して電解液量がアッパーレベルになるようにします。もし、バッテリーの比重計を持っていれば比重を計ってバッテリーの状態を確認するといいのですが、比重計を持っている方は少ないかと思います。

バッテリーの電解液量を調整したら、その後に充電器を使って補助充電を行います。最近の充電器は充電量が一定になると充電がストップするので、過充電になることはまずありません。充電器の説明書に従って、決まった時間を充電すればいいでしょう。

 

バッテリーを充電する時は補水キャップを外します。バッテリー充電中は水素が発生しますので、補水キャップを閉めたままだと内圧が上がり危険なことになる可能性があります。

充電時に発生する水素は泡となって、液面ではじけるので電解液が飛び散る恐れがあります。電解液は希硫酸なので金属につくと腐食する恐れがあります。充電器のクリップも金属ですので、注意が必要です。

これを防ぐには、キャップの上に折りたたんだペーパータオルを置くことが有効です。

 

※冬場は夏場に負けず劣らずバッテリーは酷使されています。最新のクルマはアイドリングストップが一般的になっており、バッテリーのダメージは高価な出費につながるので日頃のケアが重要です

----------エンジンオイル

 

冬の間、暖房のためにアイドリングさせていた方も多いのではないでしょうか?エンジンを酷使することで、エンジンオイルの性能も低下しがちです。黄金色のオイルが黒ずんでいないかチェックしましょう。また、凍結防止のために粘度の高いオイルを使用していた場合には、暖かくなるこのタイミングで粘度を元に戻すためのオイル交換を行い、エンジンに最適な環境を作りましょう。

 

長い間オイルフィルターを点検していない方は、エレメント交換も検討しましょう。エンジンの消耗を早めてしまうので、定期的な交換をおススメします。

----------ワイパー

 

ワイパーを冬用に交換している場合は、夏用に戻して冬用ワイパーは保管しておきましょう。もちろん、冬用を3シーズン使用してその後に新しい冬用ワイパーを使っても問題はありません。ですが、夏は夏用ワイパーの方が性能がいいと言われています。

ワイパーブレードはゴム製品なので、温度などによって硬さが変わります。冬用ワイパーは低温でも柔らかさを維持できるようになっているので、夏に使用すると柔らかすぎてしまうのです。価格面でも冬用ワイパーは高価になります。夏用ワイパーは安価で購入できるので、冬と夏で使い分ける方が賢い使い方だと言えそうです。

 

また、冬用ワイパーでなくともフロントガラスの凍結や霜を除去するためにワイパーを使用していたなら、ゴムの傷みやワイパーの劣化が予想されます。ゴムの取り換えだけで済めばいいのですが、安易な考えで放置してしまうとフロントガラスを傷つけてしまう恐れもあります。

春が過ぎればすぐに梅雨がやってきてしまいますので早めのメンテナンスをおススメします。

 

 

 

----------ウインドウォッシャー液

 

ウインターシーズンはウインドウォッシャー液の濃度を濃くしている方も多いでしょう。これは気温の低い時にウインドウォッシャー液の濃度を低くすると、液が凍結する恐れがあるためです。

逆に気温の高い時にウインドウォッシャー液を濃いままで使うとウインドウにシミが残りやすくなってしまうことがあります。液が濃い場合には、水を足して薄めればいいだけです。液がある程度減ったタイミングで水を足しましょう。この補充の時にウインドウォッシャー液を足すと濃くなってしまうので注意が必要です。

また、ノズルの詰まりなどもチェックしてみて下さい。

----------ボディ下回り

 

冬場は路面の凍結を防ぐために塩化カリウムという物質を融雪剤として道路にまくことがあります。塩化の名前からも想像がつくように、これは塩です。路面にまかれた塩はクルマが走ると巻き上げられてクルマに付着します。

この塩分をそのままにしておけば当然、錆の原因にもなりますのでしっかりと落とすことが大切です。

普通に水をかけただけでは洗い落とせないので、コイン洗車場などにある高圧洗浄が理想的です。最近は門型洗車機にも下回り洗浄がセットになったものもあります。

東京都内などでは、雪が降った後の路面がキレイになったタイミングで下回りを水洗いし、そのあとウインターシーズンが終わったらもう一度、下回りをしっかりと洗っておけばいいかと思います。スキーなどに出かけた時も、帰ってきたら一度洗うという頻度で問題ないでしょう。

 

大変なのは降雪地域です。とはいえ、降雪地といっても全域に融雪剤がまかれているわけではありません。幹線道路や高速道路など融雪剤がまかれている道路を走った後には下回り洗浄をすればいいでしょう。

 

また、一般道では真冬はあまりまかれずに雪の降り始めと降り終わり時期にまかれるので、そうした時期を気にしておくといいかもしれません。

この融雪剤はボディ表面やエンジンルーム、ボンネットの内側にも付着しますのでウインターシーズンが終わったタイミングで一度キレイにクリーニングすることが大切です。

さらに、防錆材などの塗装をしておくと安心感は高まります。

※融雪剤の影響は下回りだけではなく、エンジンルームにも及ぶことがあります。簡単に水洗いできない場所ですのでプロに任せた方が安心です

 

 

 

 

まだ故障していないからと安易な気持ちでいると、いざという時に大きな事故に繋がってしまう恐れもあります。

行楽シーズンを楽しむだけでなく、安心して普段の生活を送れるようにクルマのメンテナンスは定期的に行っておきましょう。