万が一クルマが水没してしまったら…

2020/07/03 ブログ

ここ数年の日本は、大規模な自然災害に見舞われることが多くなっています。特に2019年9月~10月は台風15号、そして19号と立て続けに東日本を中心に記録的な豪雨災害をもたらしました。

 

台風で各地に河川の氾濫が相次いだ結果、クローズアップされたのがクルマの水没です。

自身の経験でも、5年ほど前に豪雨により自宅や勤め先のある地域が冠水してしまい通勤がとても怖かったこと、いつもなら30分もあれば帰宅できるところを通行できない道路による迂回や渋滞やらで2時間以上かけて帰宅したことを今でもはっきりと覚えています。

 

このように水没や冠水してしまった時にはどう対処すればいいのか、知っておくといざという時に慌てることなく行動できます。

いざ、という時がないのが一番ですが今回はそんないざという時の対処法をご紹介していきます。

水没車の定義づけ

 

そもそも水没車とは一体クルマがどのような状態になったものなのでしょうか。

財団法人日本自動車査定協会(JAAI)によると、水没車とは「室内フロア以上に浸水したクルマ、浸水の痕跡が複数確認されるクルマ」と定義されています。

 

具体的には室内のシート周りやペダル類、ステアリング、センターコンソール、シートベルトの根本、ドアトリムボードなどに使われている金属類に錆や腐食が認められたり、泥水が乾いて粉末状になった汚れがシートや内張りにあったり、室内から泥やカビの臭いが感じられたりした場合を指します。

一般的には、フロアが水に浸かったところから水没車に認定されます。

エンジン始動前には点検・整備が必須

 

まずはじめに、水没や冠水してしまったクルマは水が引いてもエンジンをかけるのはNGとされています。

なぜでしょうか?それは、エンジンの吸気系からシリンダー内に水を吸ってしまうとエンジンが壊れる可能性が高いからです。

また、水害によって水没や冠水した車両は、電気系統の漏電で火災が発生する可能性があるのでエンジンをかけようとするのはとても危険です。

 

国土交通省でも「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」として、水に浸かった車両は外観上の問題がなさそうな状態でも、感電事故や電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがありますので、以下のように対処して下さい

 

①自分でエンジンをかけない

➁使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリット車(HV)や電気自動車(EV)は高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい

➂使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい

 

と呼びかけています。

 

上記を守ったうえでクルマを動かさなければならない場合には、JAFのロードサービスや販売店、保険会社のレッカーサービスに連絡するか、ギヤをニュートラルにして人力で動かすようにしましょう。

 

なお、クルマのダメージはどこまで冠水したかによって変わってきます。

水に浸かったのがドアの下までなら、点検と清掃と簡単な修理で乗り続けることが可能なはずです。

シートの下まで冠水した場合には、電気のハーネス類や内装などがダメになっている可能性があるので、30万円以上は覚悟をしておいた方がいいかもしれません。

 

シートより上まで沈んでしまったら、車両保険でも全損扱いとなります。50万円、100万円と大きな金額をかけてまで修理するのかどうか、よく考える必要がありそうです。

いずれにしても、冠水してしまったクルマをそのまま放置しておくと泥水の臭いもとれなくなりますし、錆や電気系統のトラブルも進行してしまうことがあります。

全損=廃車にして手放すと決めた人以外は、できるだけ早めに修理工場に持ち込んで点検と修理の見積もりをお願いするのが一番です。

 

近年のように水害が広域の場合には、近隣の修理工場に依頼が殺到し着手がかなり遅れることも考えられます。やや遠めの被害の少なかったエリアの修理工場に相談してみるのも一つの手です。

 

気になる車両保険ですが、大雨や台風でクルマが被害を受けた時は「一般型」と「エコノミー型(車対車+α)」のいずれの車両保険でも補償の対象になっていますので、車両保険に入っていれば心強いですね。

 

万が一、修理を諦めて廃車にする時は全損車でもいくらかの金額をつけてくれる業者もありますので探してみてもいいかもしれません。

最後に

 

さて、ここまで解説してきましたが水没車はそれぞれ状況によって判断することが重要です。プロでない限り、決して自分だけの判断に頼ってはいけません。そこには「何が起こるか分からないリスク」があるのです。

ですので決める前には必ず

 

・被害状況を専門家に見てもらう

・(車両保険に加入している場合は)保険会社に補償金額を確認する

・売却した場合の金額を査定してもらう

 

この3つは最低限抑えておきましょう。

また、特に海水の場合は時間が経つほど状態が悪くなります。できるだけ早く動くことが大切です。

 

愛車が浸水することは人生でほとんどの人が経験することのないことかもしれません。もし、自分のクルマが浸水してしまったら途方に暮れてしまうでしょう。

ですが少しでも情報を持って知っていれば、落ち着いて損害が最小限に収まるように行動ができるはずです。

そのためにも、しっかりと現状を把握して、情報を集め、素早く解決しましょう!

 

 

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