洗車の豆知識

2020/07/13 ブログ

梅雨の時期は洗車をしてもすぐに雨に降られてしまいます。これを理由に、洗車の頻度を減らすドライバーも少なくありません。

しかし、雨が降り続くこんな季節だからこそ洗車をすることが大切だと言います。

 

そこで今回のブログでは、改めて洗車についての豆知識などをご紹介していきたいと思います。

洗車は天気を見極めよう

 

晴れた日に、太陽の下で洗車するのはNGだと言われています。それは一体なぜなのでしょうか?

 

今日は晴れたから洗車でもしようか、というのは誰でも思うことです。気分も良くはかどりそうですが、そうではないのです。

雨はもちろんですが、晴天は季節によっては避けたい天気なのです。なぜなら、シャンプーや水滴が乾きやすくなってしまうからです。同じ理由で、風の強い日も避けた方がいいでしょう。

 

カーシャンプーというと塗装に優しく作られている感じがしますが、薬品には変わりないのです。ですので、塗装面に残ったまま乾燥してしまうと、シミの原因となる恐れがあるのです。

ワックスも同様で、固形のように乾燥前に拭き取るタイプは拭き取りが間に合わなくなることも考えられますし、乾燥させてから拭き取るタイプでも焼き付いたようになってしまうことがあります。

 

やはり、気温が高くない曇りの日がベストですが、晴天の日に洗車がしたい場合には日陰を探すか、朝夕に行うようにしましょう。作業もスピーディーに終わるようにしましょう。

洗車時のNG行為

 

1.洗車でいきなりこするのはNG

カーシャンプーを泡立てるのは基本中の基本です。泡がクッションとなり、キズを防止してくれるのです。とはいえ、ファーストタッチはあまり泡がない状態なのでいきなりこすり始めるとキズがついてしまいます。さらに砂などの大粒の汚れが付着していると、さすがにどんなに泡立ててもダメなのです。

そういう場合には、一度全体に水をかけて予洗いするなどの配慮が必要です。一切触れないのがボディの状態を保つためには最善だと言われる程なのです。

 

2.ワックスをクルクルと円のようにかけるのはNG

最近では液体のお手軽コーティングが主流となっているので、昔の固形状のワックスを円でクルクルかけるというのはあまり見かけなくなりました。それでも洗車場などでは、今でも使用している人を見かけます。クルクルとワックスがけをするとやった感はありますが、まず円キズの原因となります。また、塗り重なる部分が非常に多くなるために、ワックスがけでは御法度とされる厚塗りとなり、最終的にはムラの原因となります。縦横、直線で動かすのが正解です。もし、キズが付いたとしても直線の方が目立ちにくいですし、バフで磨く際にも落としやすいのです。円だとバフの回転と同調してしまい、落としにくくなってしまいます。

 

3.ホイールを先に洗うのはNG

シャンプーがけの時に、なんとなくホイールから始める人は多いかと思います。基本は「ルーフから下」なのですが、目についたところから洗い出すのが人間の傾向です。ですが、ホイールはブレーキダストで汚れていて、これを先に洗うとスポンジにダストが入りこみ塗装をキズつけてしまう原因となります。ボディの下端(サイドのプレスラインより下)も同様で、最後に洗うか専用のスポンジを用意しましょう。

 

4.水分の拭き上げ方

塗装=樹脂。なにをしても、どんなに配慮してもキズが付くことは避けられないと思っていた方がいいでしょう。シャンプーをかけてしまえば良いというわけではなく、水分の拭き上げ時にもキズは付きます。雑巾的な硬いものなどでゴシゴシ拭くのは避けて、マイクロファイバークロスやセーム革を広げてボディにのせ、引っ張るようにして水分を取っていくのがベストです。古いTシャツを活用する方法もありますが、その場合には縫い目は除去してから使うようにしてください。ワックスの拭き上げも同様です。

 

5.ガラス類の後回しはNG

ボディから先に手を付けがちですが、シャンプーがけ後の水分の拭き上げなどはガラスから行うといいでしょう。後でやると、ボディの汚れを引っ張ってキズがついてしまう恐れがあるのです。ガラスを先にやるとボディにも同じ恐れがありますが、ボディよりガラスの方がキズを除去するのが大変なのでガラスを優先しましょう。

 

6.タイヤワックス選び

タイヤワックスをかけると、タイヤがひび割れてくることもあります。タイヤメーカーのカタログやホームページにも明記してあるのを見かけますが、タイヤ内部から油分や紫外線カット剤が流れるというのが理由です。ですが、最近では問題のないタイプのものも出ていますし、水性のワックスを使えば問題はないでしょう。

 

7.つや出し剤の使い方

最近はあまり見かけなくなりましたが、その昔はインパネなどがギラギラしているクルマが結構いました。お手入れした感があるのと、ギラギラしたのが好きという理由があったようですが、ギラギラ=余分な油分ですので、そこにホコリが付着しやすくなります。使ってはいけない、というわけではなく乾拭きで仕上げるのが正解です。自然なつやが出るのでおススメです。

酸化共鳴とは?

 

梅雨にあたる6月から7月にかけての時期は、クルマが過酷な環境に晒される時期でもあります。具体的には、雨による「酸化共鳴」で、これによりクルマは想像以上のダメージを受けてしまいます。

 

酸化共鳴とは、放置された汚れが酸化することで塗装面もダブルで酸化し一体化してしまう状態です。

もともと、塗装やワックスは酸化しやすい物質でできていますが、これに酸性雨が加わることでさらに状態を悪化させていきます。

さらに、雨の中には大気中のチリやゴミといった汚れが含まれているため、雨に濡れた状態のままボディを放置することで水垢やウォータースポットの原因になりかねません。こうした汚れが蓄積されると、塗装の被膜を傷める恐れもあります。

 

こうした被害を防ぐためにも、梅雨時期でも小まめな洗車がおススメです。

では、梅雨時期のダメージを予防するにはどのようなお手入れが必要なのでしょうか?

 

簡単なお手入れとしては、クルマについた水滴を放置せずに拭き取ることです。これだけでもボディの汚れを防ぐ効果を発揮してくれます。さらに、雨がやんでいるタイミングを見計らって小まめに洗車をしましょう。

そして、お天気に恵まれない梅雨時期の屋外洗車ではワックス剤よりもコーティング剤の方が効果があるようです。

ワックスは雨に流れやすく、水分を含んでいる油分が発生すると汚れの原因になります。したがって、コーティング成分が強く撥水効果のあるコーティング剤を推奨します。これなら、液が定着しにくくお手入れも簡単です。

 

 

洗車の時に水をかけてはいけない場所?

 

今どきのクルマは錆びないと言っても、鉄を使っている以上は錆びるのは避けられません。できるなら、あまり水をかけない方がいい場所というのが存在します。

 

まずはドア回りです。ウインドウとボディの間にはゴムのウエザースリップが入っています。できるだけ水を入れないようにしてありますが、どうしても入ってしまうことは避けられません。もちろん、これはメーカーも想定していることですが、かけないに越したことはありません。

さらに、ドア下には内部に入った水を抜く水抜きの穴が空いています。これが詰まっている場合もあるのです、そうなるとドアの中に水が溜まってしまい錆を発生させる原因となります。

そして、ホイールハウスの中もあまりかけない方がいいとされています。タイヤの回転で飛んでくる水しぶきぐらいであればいいですが、洗車時にさまざまな角度で水をかけるとフェンダーの角など想定していない部分にも水が溜まってしまうことになります。

 

そもそも、コイン洗車場などにある高圧洗浄機を使用するには注意が必要です。体がブレるほどの強い力で噴射されるだけに、本来なら水が入らないような場所にも入っていってしまう可能性が高くなります。気分的にはとてもいいのですが、高圧洗浄機を使用する場合には、ノズルの向きに注意してボディへの当たりを柔らかくするようにしてください。具体的にはボディに対して直角ではなく、斜めに噴射された水がボディ表面をなめるように当てるといいとされています。

 

最後に、最近のEVやハイブリッドの電気系は、もちろん実際に水がかかってしまうのはよくありませんがメーカーも防水対策をしっかりと施してありますし、水没も想定していますので、そこまで神経質に考える必要はありません。ですが、頭の片隅に置いておいて洗車の時にふと思い出してみると洗車のまた違ったおもしろさがでてくるかもしれません。

 

 

 

 

 

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