高速料金はなぜクルマの大きさで決まるのか?!

2020/10/08 ブログ

2005年に日本道路公団を中心とした道路関係4公団が民営化され、NEXCO東日本・中日本・西日本(NEXCO3社)などの高速道路株式会社となりました。

 

2010年頃には高速道路無料化に向けた動きもありましたが、相変わらず安いとは言えない通行料金が必要となっています。

 

現在の高速道路料金は、2013年12月に国土交通省が発表した「新たな高速道路料金に関する基本方針」に基づき作成された高速道路料金案をもとに、2014年4月に決定されたものです。

 

高速道路の乗り口で料金表を確認してみると、クルマの大きさで料金が変わってきます。

今更ではありますが、これはどのような理由からなのでしょうか?

高速道路の車種区分とは

 

 

高速道路の料金はクルマの大きさによって異なりますが、NEXCO東日本の公式ページによると2020年10月現在では以下の5区分に設定されています。

 

----軽自動車等

・軽自動車

・二輪自動車 (側車付きを含む)

 

----普通車

・小型自動車 (二輪自動車及び側車付き二輪自動車を除く)

・普通乗用自動車

・トレーラー (けん引軽自動車と被けん引自動車(1車軸)との連結車両)

 

----中型車

・普通貨物自動車 (車両総重量8t未満かつ最大積載量5t未満で3車軸以下のもの及び被けん引自動車を連結していないセミトレーラー用トラクターで2車軸のもの)

・マイクロバス (乗車定員11人以上29人以下で車両総重量8t未満のもの)

・トレーラー (けん引軽自動車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両及びけん引普通車と被けん引自動車(1車軸)との連結車両)

 

----大型車

・普通貨物自動車 (車両総重量8t以上又は最大積載量5t以上で3車軸以下のもの、車両総重量25t以下(ただし、最遠軸距5.5m未満又は車長9m未満のものについては20t以下、最遠軸距5.5m以上7m未満で車長が9m以上のもの及び最遠軸距が7m以上で車長9m以上11m未満のものについては22t以下)かつ4車軸のもの及び被けん引自動車を連結していないセミトレーラー用トラクターで3車軸のもの)

・バス (乗車定員30人以上又は車両総重量8t以上の路線バス及び車両総重量8t以上で、乗車定員29人以下かつ車長9m未満のもの)

・トレーラー (けん引普通車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引中型車と被けん引自動車(1車軸)との連結車両及びけん引大型車(2車軸)と被けん引自動車(1車軸)との連結車両)

 

----特大車

・普通貨物自動車 (4車軸以上で、大型に区分される普通貨物自動車以外のもの)

・トレーラー (けん引中型車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引大型車と被けん引自動車との連結車両で車軸数の合計が4車軸以上のもの及び特大車がけん引する連結車両)

・大型特殊自動車

・バス (乗車定員30人以上のもの、または車両総重量8t以上で車長9m以上のもの(いずれも路線バスを除く))

 

 

このように細かく区分されていますが、要約すると「車両が大きく重いクルマ」ほど料金が高くなると言えます。

つまりは、重量が大きいクルマほど道路に与えるダメージが大きい=維持費・補修費用がかかる、というわけです。

なぜクルマの大きさで料金が変わるのか

 

 

実は、高速道路は「いずれ無料になる」ということが前提となっています。

 

高速道路の料金はNEXCO3社などの利益のためではなく、道路の維持管理や日本高速道路保有・債務返済機構を通じて日本道路公団時代の債務の返済に充てられています。

大抵の場合、建設費用・用地費用・利息といった費用をおよそ40年ほどで返済するスキームで行われています・

 

それをもとに考えると、確かに大きく重いクルマはほど道路に与える負荷やダメージは大きいため、維持コストも必要になりますから多めにとりますよ、ということになります。

 

この点は理解できますが、例えば普通車でも1トン以下の車種から2トン以上の車種までありますし、二輪車と軽自動車では重量もタイヤの数も違います。そう考えると少々不公平感のある区別だと言えそうです。

 

ですが、クルマの重量だけで料金を変えていくということをすれば、余計な事務コストや社会コストがかかってしまうのです。

高速道路の無料化はどうなるのか

 

 

前述したように、いずれは高速料金は無料となる前提で建設されています。

 

しかし現実問題、管理維持費は永遠に発生しますし、恒久的に使えるインフラというものはこの世の中に存在しません。高速道路無料になるというのは絵に描いた餅のようなものなのかもしれません・・・

 

道路公団の有利子負債は約40兆円という莫大なものでした。現在は順調に返済中だといいますが、現時点で償還が終わり高速道路が無料化されるのは2065年以降だとされています。まだまだ先は長いですね・・・

 

また、高速料金が変更になるたびに値上がりしているように思えます。世界でも日本の高速料金は非常に高いことで知られています。物流の便益面を考えても、多くの企業や個人の経済活動に大きな負担をかけているのは紛れもない事実です。

コンビニにおいてある商品1つにしても、物流コストとして高速料金が含まれているのです。

 

国はこの償還主義から脱却し、別の手法での高速道路の建設・整備を考えて欲しいものです。

 

 

 

 

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