冬の安全運転のポイントをご紹介します

2020/12/04 ブログ

冬場は首都圏でも、急な積雪によって路面が凍結することがあります。普段とは勝手が違う運転状況に、不安を感じる人も多いはずです。

 

私も何を隠そうその1人です。笑

子どもの頃に叔父夫婦と行ったスキー。叔父の運転するクルマが山道でスピンしてしまったのです。対向車も後続車もいなかったので事故にはならずに済みましたが、子ども心にも「クルマがぶつかったら痛いんだろうな・・・」とか「死んでしまうのかも」と考えたのを覚えています。

この時の恐怖心からか、何か起こす気がするので雪が降れば運転はしません。それは、あまり雪の降らない地域で生活しているからこそできることなんですけどね。

ですが、雪が降ってもどうしても運転しなければいけない状況というのがこれからやってこないとは限らないですし、少しくらいの知識なんかは頭に入れておこうかな・・・なんて思いました。

 

そこで、今回のブログでは冬の運転で注意すべきポイントと冬道の特徴をご紹介していきたいと思います。皆さんの冬の安全運転にお役立てください。

 

冬道の走行のポイント

 

 

----減速は早めに

雪道では特に「止まること」が難しいものです。赤信号で止まる際にも、早め早めに減速しないと、スリップしてしまう可能性もありますし、後続車がスリップしてしまい追突される危険もあります。

 

ゆとりを持って、とにかくスピードを落とすことを心がけましょう。

 

 

----「急」のつく運転は厳禁

凍結路や積雪路では、通常の運転と違いタイヤのグリップ力が格段に落ちています。急ハンドルはスピン、急ブレーキはスリップ、急加速はホイールスピンの原因となります。

 

通常の走行でも同様ですが、冬道では特に「急」のつく運転は厳禁です。

 

 

----道路状況に注意を

冬道では、雪や氷がなくても日陰や橋の上が凍結している場合がよくあります。

こうした場合でも慌てないように、常に道路状況に気を配ることが必要です。

 

 

----チェーン装着は早めに

タイヤにチェーンを装着する場合、いつ・どの時点で装着すべきかの判断が重要となります。

「対向車がチェーンを装着している場合」「坂道に差し掛かる場合」「チェーン脱着場がある場合」などが目安となります。

 

また、装着する場合には脱着場が最適ですが、ない場合には休憩所やレストランの駐車場など広くて水平な場所を選びましょう。道路上での装着は大変危険です。

 

 

----発進はゆっくりと

雪道の場合、MT車の1速で通常通りの発進をしようとすると、タイヤに駆動力が掛かり過ぎてホイールスピンを起こすことがあります。

クラッチをゆっくりとつなぎ、回転を上げ過ぎないように注意するか、2速での発進をしましょう。

 

また、AT車はクリープ現象を利用してゆっくりと発進しましょう。

 

 

----上り坂は高めのギアで

坂を上る場合には、坂の上りに入る前にあらかじめ坂の勾配に合わせて適切なギア(少し高めのギア)で上りましょう。

 

アクセルの踏み込みを一定に保って気長に上ることがコツです。

 

 

----下り坂は低めのギアで

坂の下りは低めのギアを使い、エンジンブレーキを使いながら減速するようにしましょう。ただし、急なシフトダウンは空回りを起こす可能性があるため、変速は坂の手前で行いましょう。

 

AT車では2レンジかLレンジを使うと、エンジンブレーキを使うことができます。

 

 

----路面凍結(アイスバーン)上では操作しない

凍結路面ではタイヤのグリップ力がほとんど失われるため、原則的には何も操作をせず、わずかに残ったグリップ力を殺さないように通り過ぎるのが安全です。

 

交差点、急カーブの手前、トンネル出口、橋の上、日陰などにアイスバーンはできやすいので、道路状況を観察しながらの慎重な運転が重要です。

 

 

----新雪路の注意点

新雪路では雪にハンドルを取られたり、タイヤが空回りしてスタックしたりする場合があります。タイヤが空回りした場合、さらにタイヤを回し続けるとどんどん深みにはまっていきます。

 

余分な雪を取り除き、ゴムマットやチェーンなどを敷いてグリップ力を回復させるようにしましょう。古新聞などをトランクに積んでおくと、このような時にも活躍します。

 

 

----轍(わだち)を上手に使いましょう

新雪に隠れて思わぬ凹凸があったりするケースがあります。このような事態を避けるためにも、新雪の道は避けて轍を利用して走る方が無難です。

ただし、轍は多くのクルマの走行で凍結している場合もありますのでスピードには注意が必要です。

 

さらに、轍から抜け出し右左折する時にもハンドルを取られないように慎重に運転しましょう。

 

 

----雪の中で駐車するときの注意点

1.雪の壁にバックで突っ込まない※マフラーが雪で詰まることがあります

2.サイドブレーキを引いておくと凍結することがあります

3.凍結防止のためにワイパーブレードは立てておきましょう

4.屋根から雪やつららが落ちてくることがありますので、軒下などは避けましょう

5.ドアの鍵穴が凍ることがありますので、ガムテープなどを貼っておきましょう

 

 

----四輪駆動を過信しない

四輪駆動車の人でも過信は禁物です。四輪駆動車といっても、ブレーキ性能はほかの駆動式と何も変わりません。相対的に車体が重く、発進時にトラクションがかかりやすく安定している分、速度が出やすいのでブレーキ操作は慎重にしましょう。

 

 

----スタッドレスタイヤだけではダメな場所も

「チェーン規制」は、一般的には駆動輪にチェーンを装着するか、全車輪にスタッドレスタイヤを装着する措置を講じていれば走行可能なことが多いですが、路面状況が悪い時にはスタッドレスタイヤとチェーンの両方が必要な「全車両チェーン装着規制」が行われる場合があります。

 

この場合には、スタッドレスタイヤを履いていたとしても、タイヤチェーンを装着しなければ走行できません。

各都道府県によって積雪または凍結した路面での滑り止め防止装置の装着措置が違いますので、詳細は目的地や経路地最寄りの日本道路交通情報センターへ問い合わせましょう。

 

滑りやすいポイント

 

雪道や凍結路の走行時は「あぶない!」という瞬間が突然やってきます。

とっさの判断がせきるように、さまざまな滑りやすいポイントをあらかじめ知っておきましょう。

 

 

----トンネルの出入り口

目の明暗順応で先の状況が見えにくくなるため、路面状況の変化を予測したドライビングが必要です。

 

 

----カーブ

遠心力でクルマは外へ外へと流されやすくなります。対向車にも気を付けましょう。

 

 

----交差点

タイヤで、凍結した路面が磨かれてツルツルなことが多い危険な場所です。

また、雪の壁で交差点自体が見えないこともあるので注意しましょう。

 

 

----山の陰

氷がいつまでも溶けずに残っている可能性が高い場所です。細心の注意を払ってゆっくりと走りましょう。

 

 

----橋の上

吹きっさらしの路面は凍結している可能性が高いです。橋=凍結した路面と考えて、慎重に通過しましょう。

 

 

----坂道

下り坂は止まりにくいので、事前に十分な減速をしましょう。

上り坂では、発進時のアクセル操作を慎重にしてください。

 

最後に

 

 

雪道を走るのに一番やってはいけないのが「急」がつく運転です。

それに、アンチロックブレーキやトラクションコントロール、横滑り防止装置などの安全装備を過信しないようにしてください。安全装備はあくまでも運転を補助するものであり、作動には物理的な限界があるのです。

 

また、走り慣れていない人が雪国を走る際に、地元のクルマに追い付かれたら安全に譲ることを心がけましょう。雪道に慣れている地元の人はペースが速いこともあるため、それにならって速度を上げると大変危険です。

 

とにかく、無理なことをせずにリラックスして冬のドライブを楽しんでください。

 

 

 

 

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