冬に多いクルマのトラブルとその対策

2020/12/14 ブログ

近頃めっきりと冷え込んできましたね。本格的な冬が訪れたようです。

本格的な寒さを迎えると、クルマのトラブルが頻繁に起こります。

 

冬のクルマのトラブルには一体どのようなものがあるのでしょうか?

 

今回のブログでは、冬に起こりやすいクルマのトラブルとその対策、またその予防についてご紹介していきます。

 

年末年始に忙しくなるJAFのロードサービス

 

 

クルマのトラブルで出動してくれるJAFが忙しくなるのが冬、とくに年末年始なんだそうです。冬のクルマにはどんなトラブルが起きるのでしょうか?

 

救援データを見てみると、2017年年末から2018年年始にかけて多かったトラブルの1位は「過放電バッテリー」となっています。

 

過放電バッテリーとは、一般的に使われている言葉でいうと「バッテリー上がり」のことです。

 

それに続いて「タイヤのパンク」などのトラブル、「落輪・落込」「劣化バッテリー」などが上位を占めています。

 

バッテリートラブル

 

 

バッテリーは寒いと性能が落ちます。

とくに、気温の低い冬はバッテリー本来の性能を100%発揮することができません。その状態でバッテリーを酷使してしまうと、バッテリー上がりの原因となります。

 

気温の低下はバッテリーにも大きな影響を与え、活性化が鈍ることで能力が低下し、電気を取り出しにくくなります。

 

エンジンの始動時に要求される電力は暖かい季節よりも、冬の方が高まります。ですので、バッテリーターミナルの接続不良といった些細なトラブルでも始動不良の原因となります。

 

また、3年以上使用したバッテリーでセルを回す際に回りが遅かったり、一瞬引っかかるなど、苦しそうに回るようであれば注意が必要です。

さらに、クルマの利用が週に1回、月に1回あるいはチョイ乗りが主体であるなど、走る距離が短く充電量が不足気味の状況下では、バッテリー上がりを起こす可能性が高くなります。

 

条件に当てはまるようでしたら、バッテリーの点検を行いバッテリー交換を検討してください。

 

 

----対策

 

バッテリーが上がってしまったら、ブースターケーブルを使ってバッテリーを充電します。

ほかのクルマから電力をもらいエンジンを始動させます。ブースターケーブルの基本的な使い方は簡単ですので、入手して扱えるようにしておきたいですね。

 

また、近年では弁当箱サイズで接続したままエンジンが始動でき、USB電源搭載でスマホの充電も可能であったり、多機能で役立つリチウム電池採用の「携帯バッテリー」がリーズナブルな価格で手に入ります。

 

グローブボックスにも収まるコンパクトなサイズで、扱いもとても簡単です。これがあれば、自力でバッテリー上がりを切り抜けることができますので、助けを必要とするブースターケーブルよりも実用的です。

 

タイヤのパンク・バースト

 

 

冬になるとスタッドレスタイヤを装着する必要がでてくる地域があります。

とくに、スタッドレスタイヤのパンクやバーストは夏タイヤに比べて多くなりがちです。

パンクやバーストの原因として以下のことが挙げられます。

 

 

・タイヤの保管状況が悪い

・夏にもスタッドレスタイヤを履きっぱなし

・雪に埋もれて障害物に気づかず踏んでしまう

 

スタッドレスタイヤは1年のうち3~4ヶ月程度の使用になります。使用しない期間は自宅の倉庫などで半年以上保管している方がほとんどかと思います。この保管状況が悪いとタイヤが劣化します。

 

また、夏にスタッドレスタイヤを履きっぱなしにしている方もタイヤが劣化する原因となります。

劣化したタイヤはバーストの危険性が高まります。

 

 

----対策

 

タイヤがパンクしてしまったら、無理に走らずにロードサービスに救援要請をした方がいいでしょう。

 

また、どうしても急いでいる時など自分で簡易的にパンクの応急処置をすることのできる補修キットも販売されていますので、クルマに1つ積んでおくのもいいかもしれません。

 

パンクがなるべく起こらないようにするため、タイヤの保管方法をきちんと把握しておきましょう。

 

スタッドレスタイヤの適切な保管方法は、一定の湿度と温度が保たれていて風通しがいい場所で保管することです。できるだけ直射日光が当たらない場所が最適です。

 

しかし、このような適温に保たれた場所にスタッドレスタイヤを保管しておくのは難しいですよね。できれば、物置に保管する場合でも次のシーズンまでタイヤカバーなどを利用して、スタッドレスタイヤを保護しておきましょう。

 

また、使用する際にタイヤの空気圧の点検を怠ることがパンクやバーストの原因につながることもありますので、きちんと点検してから乗るようにしてください。

 

落輪(道路からタイヤが側溝などに落ちる)

 

 

落輪も冬によく起きるトラブルのひとつです。積もった雪が原因で路肩の位置が分かりづらく、側溝が見えなくなってしまうことで起きます。

 

対向車を避けようと左側に幅寄せをした際に、側溝に気づかず溝に落ちてしまったり、雪道でスリップした際に落輪することもあります。

 

 

----対策

 

落輪してしまった場合には、一人でクルマを引き上げるのはとても難しいです。加入している自動車保険のロードサービスやJAFに救助要請をしましょう。

 

落輪の予防策としては、走行時に側溝に近づかないことです。できるだけ中央寄りを走行し、必要以上に寄せ過ぎないことが重要です。

 

雪が積もっていると側溝に気づくことができないので、なるべくゆっくり走りつつ、左に寄り過ぎないようにしましょう。

 

キーの閉じ込み

 

 

鍵の閉じ込みは様々なことが原因で起こります。JAFでは閉じ込みの理由として23の事例を挙げていますが、そのなかの一部をご紹介します。

 

 

・スマートキーの電池切れ

・持ち出す荷物があった     などの物理的な要因から

 

・仕事、家族や予定などほかのことを考えていた

 

など、心理的なものまであります。

 

ただ、とくに冬はコートやジャケットのポケットに鍵を入れたままクルマに置いてしまい、ロックすることが原因として多いことが考えられます。

 

スマートキーの普及により、ドアノブやクルマに近づくだけで施錠、解錠ができたりエンジンをかけられるようになりました。

 

上着のポケットにスマートキーを入れたままエンジンを始動し、車内で上着を脱いでそのまま車外へ出てしまうことが主な原因です。

 

 

----対策

 

インキーをしてしまったら、スペアキーを家族に持ってきてもらうなどの対応が必要になります。

もし、スペアキーがない場合には、ロードサービスやJAFが頼りになります。

 

予防方法としては、ドライバー自身が気を付けることが一番となります。とくに、クルマの乗り降りの際には、鍵がどこにあるのか意識して注意しておく必要があります。

クルマに乗り込んだらいつも鍵は同じ場所に置くといった対策などをとりましょう。

 

交通事故

 

 

冬にはノーマルタイヤでの事故が起きがちです。

例えば、急な積雪など初冬の頃に冬の準備が十分にできていない状態で、たくさんのドライバーが雪道を走ったりすることが原因です。

 

乾いた路面では起こらないような「スリップ」「追突」が雪道では起こります。

 

 

----対策

 

・スタッドレスタイヤへの履き替え

・高速道路でのタイヤチェーン装着

 

を雪が降る前に、しっかりと準備しておきましょう。

 

また、ワイパーがしっかりと窓の水滴を拭き取るかどうか、ライトが前後ともきちんと点灯するかのチェックなども行ってください。

 

冬対策が十分にできていないことで、非常に大きな事故につながる恐れもあります。

悲惨な事故を起こさないように、しっかりと準備をしましょう。

 

 

 

 

 

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