クルマに融雪剤が付着した場合の対処方法

2020/12/24 ブログ

雪が降る時期は、路面凍結を防止するために融雪剤が道路に撒かれます。融雪剤は雪や氷を溶かしてくれるので、クルマの走行をスムーズに安全にしてくれますが、一方でクルマのボディに悪影響を与えます。

 

今回のブログでは、クルマに融雪剤が付着した際の落とし方や融雪剤がクルマに及ぼす影響、融雪剤との上手な付き合い方をご紹介していきます。

 

融雪剤とは

 

 

真冬に高速道路などを運転していると、道路上に白い粉が撒かれているのを見かけたことがあるかもしれません。

 

これが融雪剤です。融雪剤は、雪の多い地域でクルマが安全に走行するために欠かせない安全対策のひとつです。

 

雪が降るシーズンになると高速道路などでは必ず道路上に散布されており、防雪対策として欠かせない薬剤だといえます。

 

融雪剤のメカニズムとは

 

 

地域によっては気温が氷点下になることも多く、路面が凍結した状態「アイスバーン」が数日から数ヶ月続くことも珍しくありません。

さらに吹雪のような強い雪が短期間に降り積もると、雪が踏み固まり氷のような状態「圧雪アイスバーン」となります。

 

この「アイスバーン」「圧雪アイスバーン」の上をクルマが走行すると、タイヤと路面の間に摩擦熱で薄い水の膜ができ、夏のアスファルトと比較するとタイヤからの十分な力を路面に伝えることができません。

そのため、冬の路面は滑りやすくなるのです。

 

ここで融雪剤を撒くとどうなるのでしょうか?

 

融雪剤の主成分である塩化カルシウムや塩化ナトリウムは、周りの雪や氷の温度を急速に下げる効果があります。

雪や氷は周りの熱を奪いながら溶けだしていくので、気温よりも雪や氷の表面温度が下がると、雪や氷が溶けだしていきます。

 

また、融雪剤は「凍結防止剤」とも呼ばれ、雪や氷の表面にできた水の膜を食塩水のような状態にすることで、再度凍りにくくする効果も期待できます。

 

なお、白い融雪剤と黒い融雪剤がありますが成分に大きな違いはありません。黒い融雪剤の方が太陽の熱を吸収しやすいので、雪が溶けやすく降雪地帯で多く使われる傾向にあります。

 

融雪剤がクルマに与える影響

 

 

融雪剤の撒かれた道路を走行した後は、直ぐに洗車することが推奨されています。

クルマに付着した融雪剤をそのままにした場合、塩害が生じてクルマが錆びるというのは本当なのでしょうか?

 

 

----塩化カルシウムが錆びの原因に

 

融雪剤は文字通り雪を溶かす薬剤で、クルマのスリップやハンドル操作ミスによる事故を防ぐために散布されるものです。私たちの身の危険を回避するのに役立つため、道路以外にも駐車場や歩道、階段や教育施設などあらゆる場所で活用されています。

 

融雪剤の主な成分は前述したとおり、塩化カルシウムや塩化ナトリウムです。

 

塩は金属を腐食させる性質も持っていますから、クルマに影響を与えてしまうのです。

海沿いを走った時に生じる塩害と同じものだと考えてください。

 

 

----塩害はボディ全体への影響も

 

道路上で溶けかけた雪には、融雪剤の塩分が含まれています。その上をクルマが通ると、下回りを中心に塩水を浴びることになるでしょう。それにくわえて、前方車両が巻き上げた塩水や空気中に浮遊する塩分などもボディに付着します。

 

クルマの前方をはじめ、至る所に融雪剤の影響が及ぶ可能性があるのです。クルマについた融雪剤をそのまま放置しておくと、クルマの金属部分の腐食が進行し、クルマの外観を損ねる恐れがあります。

 

塗装表面に浸透していくと、色落ちや艶の低下も免れません。塩害が内部まで及ぶと、部品の金属部分にまで錆が発生するケースもあります。

タイヤに巻き上げられた塩水は、クルマの配管やエンジンルームにまで入り込むこともあり、クルマの故障にもつながります。

ひどい場合には廃車にしなければならないケースもあるのです。

 

付着した融雪剤の落とし方のコツとは

 

 

融雪剤がクルマに与える影響は大きく、軽視できないことが分かります。従って、クルマに融雪剤が付着した場合には速やかに落とすことが望ましいでしょう。

 

ここでは、クルマについた融雪剤の効果的な落とし方をご紹介します。

 

 

----下回りを中心に融雪剤を落とす

 

融雪剤による塩害を防ぐためには、塩分をできるだけクルマに残さないことが重要です。

そのため、冬の時期でも日頃からしっかりと洗車してください。

 

融雪剤を落とすための洗車のコツは、クルマの下回り(主にシャーシや足回り)を中心に洗浄することです。油分の多いホイールは塩分が癒着しやすいため、高圧洗浄機を用いて入念に洗うようにしましょう。なるべく水圧を高くしてクルマ全体を洗い、融雪剤を流します。いつもより若干多めにカーシャンプーを使用して洗車を行うと効果的です。ですが、その際はすすぎもしっかりとするようにして、洗剤の余剰成分が残らないように気をつけてください。

ただし、車体下部の洗浄を高圧洗浄機に慣れていない人が行うと、エンジンなど水が本来は入らない箇所まで濡らしてしまい、新たな錆の原因となってしまうことも考えられます。

不安があるようなら、頑固な汚れはプロに任せて、日々のケアを自分で行うというスタンスで大丈夫です。

 

融雪剤に手で触れると炎症や肌荒れなどのトラブルの原因となるので、洗車時はゴム手袋などを着用するようにしましょう。冬の時期の洗車はこまめに行うことが推奨されています。融雪剤の撒かれた道路を走行したらできるだけ早く洗車するのが理想的です。

 

 

----プロに洗車を依頼する

 

付着してから時間が経った融雪剤は、弱い水圧では落とせないほど硬化しています。

そして、融雪剤の影響を受けやすいクルマの下回りというのは、実は洗浄が難しい部分です。なぜなら、クルマの下回りにはいくつもの配管があり、複雑な構造になっています。

細部まで洗い流すには手間も時間もかかりますし、融雪剤が落とせているかどうか分からないこともあります。

 

「きちんと洗浄したつもりが実は融雪剤が残っていて、気がついたらボディが錆びてしまった」という最悪の事態を避けるためにも、プロに洗車してもらうのが望ましいです。

 

また、カーコーティングでも融雪剤による錆のリスクを抑えることができます。コーティングを施すとボディ表面に被膜が形成されるため、融雪剤はもちろん汚れやホコリ、花粉などの影響も受けにくくなります。

 

融雪剤対策として有効なのは、コーティングのなかでも「アンダーコーティング」と呼ばれるものになります。アンダーコーティングは融雪剤や凍結防止剤、泥や海岸沿いの塩害にも効果的です。

 

くわえて、洗浄後に市販の防錆スプレーを使用することで、より錆びにくい愛車をキープできる可能性も高まります。

 

最後に

 

 

寒い雪国に住んでいる方はもちろん、そうでない地域の方も融雪剤によるクルマへの影響を完全に避けることはできません。

 

融雪剤がついたまま放置しておくことは、クルマの寿命を縮めることと同じです。

その特徴と愛車のケア方法さえ理解していれば、融雪剤は便利なものであることは間違いありません。

 

冬でも小まめに洗車を行い、コーティングすることで愛車を長持ちさせることができます。

 

うまく付き合う方法を頭の片隅において、快適な冬のドライブを楽しんでください!

 

 

 

 

 

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