5ナンバーと3ナンバーの違いとは?!税金にも差がでる?!

2021/02/04 ブログ

 

「3ナンバーは5ナンバーより税金が高い」

 

そう思っている方も多いかもしれません。

 

私のクルマも3ナンバーと5ナンバー仕様があるクルマなので、周りから「3ナンバーじゃもったいなくない?」と言われたりします。

 

この認識、半分正解で半分不正解です。3ナンバー車にも5ナンバーと同等の自動車税額の車種もあります。

 

今回のブログでは、5ナンバーと3ナンバーの違いや税額などについてご紹介していきます。

 

ナンバーの見分け方

 

 

ご自身のクルマが何ナンバーに該当するのかは、クルマのナンバープレートに記載されている分類番号から確認できます。

 

最も大きい桁の数字によって、ナンバーの判別ができます。分類番号はクルマの「ボディサイズ」と「エンジンの排気量」などによって分類されます。

 

古いクルマなどでは分類番号が2桁の場合もありますが、その場合でも最も大きい桁によって確認することができます。

 

5ナンバーの基準

 

 

5ナンバーは「小型乗用車」に分類される車両を指します。

小型乗用車とは、下記の基準に収まる乗用車のことをいいます。

 

・全長 :4,700mm以下

・全幅 :1,700mm以下

・全高 :2,000mm以下

・総排気量 :2,000cc以下 

 

3ナンバーの基準

 

 

3ナンバー車は「普通乗用車」に分類されます。

5ナンバーの基準項目を1つでも上回ると3ナンバー車に分類されます。

 

つまり、クルマのサイズは5ナンバーの基準値でもエンジンの総排気量が2,000cc以上であれば3ナンバーとなります。

 

・全長 :4,701mm以上

・全幅 :1,701mm以上

・全高 :2,001mm以上

・総排気量 :2,001cc以上(ガソリン車の場合)

 

最近人気のコンパクトSUVのボディサイズは5ナンバーの基準を満たしていますが、排気量が大きいために3ナンバー車になっている車種は多く、排気量の基準値だけで3ナンバーになっているものが多い傾向にあります。

 

5ナンバーよりも3ナンバーの方が大きい

 

 

5ナンバーは小型乗用車、3ナンバーは普通乗用車に分類されるため、3ナンバーの方が大きい車種ということになります。

 

ちなみに、分類番号はそのクルマの用途によって定められていて、0~9ナンバーまであります。

 

 

----維持費の違い

 

クルマの主な維持費とは、自動車税をはじめとする税金のことを指します。自動車税には大きく分けて下記の4種類があり、排気量や車体の大きさによって金額が変動します。

 

・自動車税 /排気量500ccごとに税額が変動

・自動車重量税 /車両重量0.5tごとに税額が変動

・自動車取得税 /軽自動車か普通乗用車で税率が変動

・自賠責保険 /軽自動車か普通乗用車で税率が変動

 

3ナンバーの方が維持費が高いと思ってしまいますが、3ナンバーと5ナンバーでの税金の額は必ずしも違うとは限りません。

 

自動車税=排気量 / ナンバー=ボディサイズ

 

 

自動車税はナンバーの数字ではなく、搭載されているエンジンの排気量によって定められています。

 

一番小さな区分は1,000cc以下であり、一番大きい区分は6,000cc超で10段階に分かれています。

 

当然、排気量が大きければ自動車税が高くなるので、大排気量エンジンを搭載する3ナンバー車の自動車税が高くなるというのは間違いではありません。

 

しかし、3ナンバーとなる要因は排気量だけではなく、ボディサイズも関係してきます。

裏を返せば、どんなに小さなエンジンを搭載していても、ボディサイズが大きくなれば3ナンバーになるということです。

 

実際、フォルクスワーゲンのTクロスは、999ccという小さなエンジンを搭載していながらも、全幅が1,760mmということで3ナンバー登録になっていますが、自動車税額は1,000cc以下のものが適用されます。

 

2019年10月から自動車税が引下げ

 

 

2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用の乗用車(登録車)から、自動車税(種別割)の税率が引き下げられています。

 

 

排気量 引下げ前 引下げ後(引下げ額)
1,000cc以下 29,500円 25,000円(4,500円)

1,000cc超

1,500cc以下

34,500円 30,500円(4,000円)

1,500cc超

2,000cc以下

39,500円 36,000円(3,500円)

2,000cc超

2,500cc以下

45,000円 43,500円(1,500円)

2,500cc超

3,000cc以下

51,000円 50,000円(1,000円)

3,000cc超

3,500cc以下

58,000円 57,000円(1,000円)

3,500cc超

4,000cc以下

66,500円 65,500円(1,000円)

4,000cc超

4,500cc以下

76,500円 75,500円(1,000円)

4,500cc超

6,000cc以下

88,000円 87,000円(1,000円)
6,000cc超 111,000円 110,000円(1,000円)

 

 

重量税は経過年数で変化

 

 

自動車の重さによって税額が変化する自動車重量税ですが、0.5t刻みで一定額ずつ増えていきます。

重さだけでなく、新車登録から経過した年数よっても税額が変化します。経過年数が大きいほど税額も高くなっていきます。

 

 

----自動車重量税の税率表(国土交通省HPより)

 

 

車両重量

エコカー

(本則税率)

新車登録から

13年未満

新車登録から13年から

18年未満

新車登録から

18年超

0.5t以下 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
~1t 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1.5t 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
~2t 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
~3t 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円

※表の金額は普通乗用車(2年自家用)の自動車重量税額

 

 

最後に

 

 

3ナンバーであっても、総排気量が少なければ税額が高くなることもありませんので、3ナンバーや5ナンバーと分類する意味は昔ほどなくなっています。

 

車庫の広さや高さが5ナンバーサイズで作られているところもありますので「5ナンバー車は車庫を選ばない」ぐらいの認識でいいかと思います。

 

 

あまり変化のないように思えるクルマにまつわる税金も、実は時代の変化に応じて変更されているのです。

 

今後は排気量という概念がない電気自動車に対する税額なども変わってくるかもしれませんね。

 

 

 

 

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