人気のスライドドア軽自動車!人気の秘密と意外な欠点とは?!

2021/02/09 ブログ

ミニバンをはじめ、リッターカーから軽自動車にいたるまで、日本ではスライドドア車が人気です。おそらく、世界的にここまでスライドドア車がラインアップされているのは日本メーカーだけかと思います。

 

なかでも軽自動車のスライドドア車は、軽自動車の販売のなかで40%を占めていて、人気の上位はほとんどがスライドドア車です。

 

いったい、なぜここまで軽自動車のスライドドア車は人気なのでしょうか?!

 

今回のブログでは、スライドドア車の人気の秘密と、メリットやデメリット、意外な欠点などについてご紹介していきます。

 

スライドドア車はなぜ人気なのか?!

 

 

2018年1月~11月 軽自動車新車販売台数

1位 N-BOX 22万5263台
2位 スペーシア 13万9961台
3位 デイズ 13万1299台
4位 タント 12万6753台
5位 ムーヴ 12万6689台
6位 ワゴンR 10万1247台
7位 ミラ 9万8584台
8位 アルト 7万2643台
9位 ハスラー 6万179台
10位 N-WGN 5万9343台

 

 

過去を振り返ってみると、かつて後席側のドアをスライド式にした軽乗用車はエブリイワゴンやアトレーワゴンといった軽商用車ベースのワゴンでした。初代タントなど純粋な軽乗用車は、後席側のドアも横開きでした。

 

 

流れを変えたのは2007年12月に発売された2代目タントです。左右非対称のボディを備え、右側は前後ともに横開きドア、左側は後席側をスライドドアとしました。しかも中央のピラー(柱)をスライドドアに内蔵させ、前後のドアを両方とも開くことでワイドな開口幅を得ることに成功しました。

 

スズキはタントに対抗すべく、2008年1月にパレットを発売し一般的なスライドドアを後席の両側に装着しました。パレットは2013年3月にフルモデルチェンジされ、車名を初代(先代)スペーシアに変えています。

 

2011年12月には初代N-BOXが発売され、2014年2月にはデイズルークスと三菱eKスペース、2016年9月にはムーヴキャンバスといった具合に、スライドドアを備えた軽乗用車が充実していきました。

 

スライドドアを備えた軽自動車がヒットした背景には、複数の理由があります。

まずはスライドドアが、軽自動車を使う多くのユーザーにとって優れた利便性を発揮すること。軽自動車に乗るユーザーは幼い子どもを持つ家庭が多く、子どもを抱え荷物も持って乗り降りすることが日常的にあります。この時に、後席側に電動スライドドアが装着されていれば、リモコンキーのスイッチ操作で自動的に開くことができ大変便利です。また、チャイルドシートは後席に装着するので、乗せ降ろしもしやすく便利に使うことができます。

 

後席が横開きのドアでは、子どもと荷物を降ろしてドアを開けなければいけませんが、幼い子どもは降ろした次の瞬間に走り出したりする心配もあります。スライドドアは使い方次第で安全にもつながり、雨天時にも濡れにくいという利点もあります。

 

そして、スライドドアは開閉時にドアパネルが外側へあまり張り出さないので、隣の駐車車両との間隔が狭くてもドアをぶつけにくかったりします。

 

また、スライドドアを備えた軽自動車は背の高いボディによって車内が広く後席をたたんで大容量の荷室とすることもできます。自転車なども積みやすくなっています。

子どもが学習塾に自転車で行き、途中で雨が降ってしまったら親が迎えに行き子どもと自転車を乗せて帰る、そんなニーズにも適していることも人気を得た理由です。

 

スライドドア車は軽自動車以外でも人気

 

 

スライドドア車の機能的なメリットをご紹介しましたが、人気を高めた理由はほかにもあります。

 

まず、子育てを終えて3列シートを備えたミニバンが不要になり、軽自動車に乗り換える需要があることです。今のミニバンは大半がスライドドアを備えているので、軽自動車もスライドドアであれば馴染みやすいのではないでしょうか。

 

しかも今では、ミニバンが普及を開始して20年以上が経過したため、幼少期からスライドドアに親しんだユーザーも増えています。ファミリーカーの定番スタイルとして、スライドドアを備えた背の高いボディが定着しています。

 

例えばホンダであれば、軽自動車がN-BOX、コンパクトサイズはフリード、ミドルサイズはステップワゴン、Lサイズはオデッセイという具合にスライドドア装着車が揃っています。

 

2列シートのコンパクトカーでも、スライドドアを備えたトヨタ ルーミーやスズキ ソリオなどが売れ行き好調です。

 

スライドドアを備えた軽自動車については、ユーザーの満足感も影響しているといえます。後席のドアが横開きだと普通の軽自動車ですが、スライドドアを装着すると背が高いこともあって、外観がミニバン風に見えるのです。

 

N-BOXやスペーシアなど、ボディを真横から見てみると全幅の狭さと黄色いナンバープレートが隠れて、とても軽自動車とは思えないのです。

スライドドアを装着すると、外観が上級化かれてクラスレス感覚も生じるので、ちょっとトクした気分も味わえます。

 

さらには軽自動車特有の「箱庭感覚」も盛り上がる要素のひとつです。今は全ての軽自動車が、全長は3,395mm、全幅が1,475mmという限られたサイズに、広い室内とさまざまな機能を詰め込んでいます。

シートアレンジや収納設備、快適な空調システムなど多岐にわたり、スライドドアもそのひとつに位置付けられます。

 

いわば高機能なノートパソコンと似ています。薄型で持ち運びに便利、機能は据え置きのデスクトップに劣らない。スライドドアを備えた軽自動車は、乗り降りがしやすいといった機能にとどまらず、感覚や情緒に訴える魅力もあることから定番の選択になったといえます。

 

スライドドアの欠点とは?!

 

 

便利なスライドドアですが、欠点もあります。

次はそのデメリットについてご紹介します。

 

 

----子どもにとっては危ない場合も

 

子どもの飛び出しには注意したいところです。

横開きドアでは、開いた時でも斜め前方がドアパネルでふさがれるので、飛び出しがしにくいですが、スライドドアでは前方も側方も開放されるので、飛び出しを誘発しやすいといいます。スライドドアの優れた乗降性が事故原因になってしまう場合もあるのです。

 

しかもスライドドアは、開いた時でもドアパネルがあまり外側へ張り出しません。ですので、路上駐車をしている時などドアが開いても脇を走っているクルマからは分かりづらいため、飛び出し事故の危険を一層高めてしまいます。

 

幼い子どもでも「安全と危険」について保護者がしっかりと説明すれば理解してくれるものです。

スライドドアの危険を丁寧に説明して、勝手にドアを開けないように注意して下さい。チャイルドセーフティドアロックを利用するのも有効です。

 

 

----開口幅の狭い車種も

 

スライドドアの乗降性は、車種による違いもあるので注意して下さい。

軽自動車の場合、スライドドアの開口幅が狭い車種もみられます。

 

開口幅は、タントが1,490mm、N-BOXは640mmの余裕がありますが、スペーシアは600mm、ムーヴキャンバスは595mm、デイズルークスは580mmといった具合に狭くなります。

 

大柄な同乗者が乗り降りする場合、開口幅が580mmでは少し狭く、体を捩る必要が生じることもあるかもしれません。

 

 

----車両重量が重くなる

 

スライドドアを備えた軽自動車は、背が高いこともあって車両重量が重くなります。スライドドアは手動式だと体力が必要で、子どもを抱えている時には不便も感じます。少なくとも片側には電動式が欲しいので、車両重量が一層増えることになります。

 

例えば、スズキのワゴンRとスライドドアを備えたスペーシアを同等のグレードで比較してみると、スペーシアの方が80~90kg重くなっています。この違いは動力性能と燃費性能に悪影響を与える可能性があります。

マイルドハイブリットを搭載するワゴンRのJC08モード燃費は33.4km/Lですが、スペーシアは28.2km/Lに下がります。

 

 

----コストもかかる

 

価格にも差がでてきます。装備の違いを補正して、スライドドアを備えた全高が1,700mm以下の横開きの車種と比べると10万円ほど高くなっています。

スライドドアの電動機能は片側で約5万円なので、両側に装備された仕様を選ぶと合計20万円ほどの上乗せとなります。

 

ですが、この差は高い天井による車内の広さや後席をたたんで自転車なども積める機能を考えれば割安と言えるかもしれません。

 

今は、前述したようにスライドドアを備えた背の高い軽自動車が売れ筋で激しい競争を展開しています。そのような背景から、全高が1,700mm以下の軽自動車と比べて10万円ていどの価格上昇に落ち着いているのです。

 

最後に

 

 

一見すると便利だと思われるスライドドアにもメリットとデメリットがあります。

 

「スライドドア=おススメ」と考えるのではなく、自身の好みや用途に適しているかどうかをよく考えることが大切です。

 

「自身にとって必要なのかどうか」

 

クルマのご購入を検討中の方は、ぜひご参考下さい。

 

 

 

 

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