運転中の【ながらスマホ】はどこまで禁止なのか?!

2021/04/02 ブログ

 

2019年12月に道路交通法の改正によって厳罰化された「ながら運転」について、皆さんはどこまでご存知でしょうか?!

 

「ながら運転」に関して、なんとなく理解はしているものの詳細についてはあまり知らない方も多いのではないでしょうか。

 

例えば「運転中のスマートフォンの操作がながら運転になる」ということに対しても、少しでもスマホを見たら違反になるのか?!など、どこからが違反の対象になるかを明確に理解されている方は少ないのではないでしょうか。

 

今回のブログでは、そんな「ながら運転」に対しての疑問をお持ちの方に違反の対象となる行為や罰則の変更内容をご紹介していきます。

 

禁止されている【ながら運転】

 

 

現在の道路交通法では、運転中のスマホなどの利用について以下のように禁止しています。

 

【道路交通法 第71条5の5】

自動車又は原動機付自転車(以下のこの号において「自動車等」という。)を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置(その全部又は一部を手で保持しなければ送信及び受信のいずれをも行うことができないものに限る。)を通話のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと。

 

具体的には、以下のような行為は道路交通法違反となります。

 

・走行中にスマホを含む携帯電話、車内電話、トランシーバーなどを手に持ち通話すること

・走行中にカーナビや携帯電話、パソコンやゲーム機の画像を見つめること

 

「注視(見つめること)」の定義については明確にはされていません。しかし2秒がひとつの目安とされています。

 

 

 

----禁止されていない行為

 

法律に書かれていない行為は禁止されていないため、現段階では以下の行為については道路交通法違反とはされていません。

 

・クルマが止まっている時に、スマホやカーナビを見つめたり操作したりすること

・クルマが止まっている時に、スマホ等で会話すること

・ハンズフリー機能やイヤホンを使い、受話器を持たずに通話すること

 

 

----厳しい条例がある自治体も

 

ただし、一部の自治体では独自にさらに厳しいルールを設けていることもあるので注意が必要です。

例えば、東京都では以下のような条例を設定しています。

 

【東京都道路交通規則第8条5項】

高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。

 

この場合、ハンズフリーでの通話は問題ありませんが、イヤホンやヘッドフォンを使い周りの音が聞こえないような状態で通話していると条例違反となります。

 

似たような条例は多くの自治体で設定されていますので、注意しましょう。

 

運転中のスマホの危険性

 

 

度重なる事故を受けて、2019年12月の道路交通法改正で運転中のスマホが厳罰化されました。

実際、運転中にスマホを利用することで以下のような危険が指摘されています。

 

・全国で年間約600万件の取締りのうち80万件以上が運転中の携帯電話等使用

・近年は携帯電話等の使用中の事故が毎年2500件以上起こっている

・そのうち数十件は死亡事故になっている

・携帯電話等を使用している場合の、死亡事故率約2倍

 

「保持」と「運転の危険」で異なる罰則

 

 

運転中の「ながら運転」は、程度により以下の2種類の違反に分かれています。

 

・携帯電話使用等(保持)…走行中の通話や画面の注視など禁止されている行為を行う

・携帯電話使用等(運転の危険)…禁止行為によって交通の危険を生じさせる

 

 

----保持だけでも懲役や罰金の可能性

 

例え何の事故も起こさなくても、運転中にスマホ等を利用しているだけで以下のようなペナルティが科されます。

 

罰則 6ヶ月以下の懲役又は10万円以下の罰金
反則金

普通車:18,000円

大型車:25,000円

違反点数 3点(酒気帯び15点)

 

また交通の危険を生じさせた場合には、以下のようにさらに重いペナルティが科されます。実際の事故にならなくても、危険を生じさせただけでこちらが適用される可能性もあります。

 

罰則 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
反則金 適用なし(※裁判で罰則決定)
違反点数 6点(酒気帯び16点)

 

最後に

 

 

警視庁によると、ながら運転(携帯電話使用等)の死亡事故率は、使用なしと比べると約2.1倍にもなるといいます。ながら運転は死亡事故へとつながる大変危険な行為なのです。

 

ながら運転は、運転に対する集中力を散漫にさせる可能性のある行為。軽い気持ちで運転中にスマホを手にすることは、自分のみならず他者のその後の人生に大きな影響を及ぼす可能性があることだと、今一度肝に銘じたいところです。

 

 

 

 

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