半導体不足の影響で中古車も値上がり?!

2021/10/07 ブログ

 

 

中古車の流通台数が減り、値上がりが起きているのをご存知ですか?!

 

世界的な半導体不足に伴う自動車工場の停止で、納期が長引く新車を避けようと中古車の需要が増大し、その結果下取り車も減り品不足となっています。

 

東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大で、部品調達が難しくなった自動車メーカーがさらに減産する動きもあるため、販売店は悩みを深めています。

 

今回のブログは、この中古車の高騰について解説していきます。

 

 

コロナ禍で自動車需要が急増

 

 

2020年3月には、クルマの需要が急減し新車販売台数、中古車価格ともに大きく下落しました。

 

その後、コロナ禍では公共交通機関での通勤が感染リスクを高めるということから、感染防止のためにマイカーで通勤する人が増え、さらにレジャーなどの旅行も公共交通機関よりもクルマで出かけた方が感染防止となり、また感染リスクの低いアウトドアレジャーを楽しむ人が増えたことからファミリーカーの需要も増加しています。

 

ところが、2020年の3月期の自動車需要の急減によって、今では自動車生産に必須となっている半導体のキャンセルが相次ぎ、その後の需要増に半導体生産が追いつかず、新車生産が需要に追いつかない状態となったのです。

 

さらに、新車購入による下取りの停滞または新車をやめて中古車購入へと切り替えた人が増えたことから中古車価格も高騰しています。

 

 

新車の供給状況はどうなっている

 

 

世界的な半導体不足により、各社の生産が減少し、半導体不足の影響が軽微だったトヨタ自動車においても9月から自動車生産を4割減とするとしています。

 

半導体不足が露呈してから1年が経過する今でも、半導体の供給が追いつかないのはなぜなのでしょうか?!

ルネサスをはじめとする車載半導体大手のほとんどが、台湾TSMCを代表する受託専門半導体メーカーに生産を委託しています。半導体は設計・前工程・後行程の3工程を経てつくられていて、前工程に3ヶ月ほど、後行程にさらに1ヶ月ほどがかかります。

このように、半導体には生産にかかる生産リードタイムが長く急な需要に対応するのが難しいといった点があります。

また、需要に対応するために在庫を抱えれば、半導体メーカーが需要減やキャンセルのリスクを負わなくてはならないのです。

 

また、ルネサスエレクトロニクスの那珂工場で2021年3月に火災が発生し、生産再開されているものの、8月まで在庫で補っていたため9月以降に自動車メーカーに影響が出てくると思われます。

 

さらにここで、東南アジアでデルタ株による新型コロナウイルスが急拡大し、工場停止や封鎖で部品調達にも遅れが生じ、自動車生産にも響いています。

 

上記のことにより、今後もしばらくは新車の供給減が続くと思われます。

 

 

中古車価格はどのように推移しているのか

 

 

中古車競売の最大手USSがだしている2021年7月度前年比較では、成約単価92万2千円と前年同月と比べると13.8%高い実績となっています。

 

4月78万5千円、5月84万8千円、6月85万9千円とじわじわと高騰してきているのが分かります。

 

2020年3月の新型コロナウイルス感染症の当初急拡大時には中古車価格が急落したものの、その後オークション相場が高値で推移しコロナ拡大前を超えています。

 

ただ、なかでも供給の多いハイブリット車の価格はそこまで上がってはいません。
ハイブリット・EV車は駆動用バッテリーの劣化を見る必要があり、車両価格に加えてバッテリー交換費用も見積もって検討した方がよいといえます。

 

なお、日本では2035年にガソリン車が廃止となりますが、現状ではガソリン車の価格は下落していませんし、今後もすぐに下落するといったことはないでしょう。

 

 

日本だけの問題ではない

 

 

この中古車の価格高騰は、日本だけの問題ではありません。

アメリカでは、中古車の価格が高騰し、今や不動産のように扱われています。

 

人との接触を避ける移動手段として、パンデミックでクルマの需要が一気に増えた結果、新車と中古車を含め在庫不足に陥っています。結果的に中古車の価値が高まり、所有者に利益をもたらすこととなりました。

 

あるデータによると、2021年6月の中古車の平均価格は1万8453ドル(約202万円)で、2020年の同時期から34%以上も上昇したとのことです。

 

中古車の価格高騰は、自動車ローンの貸し手である銀行にとっても追い風になってきます。
今までは、銀行は未払いのローン残高をカバーするため、焦げ付きローンの借り手が所有していたクルマを十分な金額で売ることができず、損失を埋めるのに苦労していました。

 

それが2021年6月には、アメリカの大手銀行4社が、第2四半期に焦げ付いた自動車ローンの損失額を補填できたことを発表しました。実にこれは20年ぶりの達成とのことです。

 

ですが銀行側も、この状態がずっと続くとは考えていないようで、今後数ヶ月で中古車価格は少しづつ下がっていくだろうと予測されています。
 

 

 

最後に

 

 

家族の送迎や買い物などの日々の生活と密接に結びついているクルマは、人や状況によっては「欲しいけど買わない」という選択肢が難しくなります。

 

特にコロナ禍では、密を避けるための安心や安全にも大きな役割を持つため「クルマを買う=安心を買う」という気持ちでクルマを購入する方も多いかと思います。水やガスなどと同様に、ライフラインとして必要性や価値が見直されたのがクルマだったといえそうです。

 

 

 

 

 

 

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