【OBD車検】について知っていますか?!

2021/10/18 ブログ

 

 

以前のブログ「2024年に車検が変わる?!OBD車検?!」でもOBD車検について少し触れましたが、今回のブログではもう少し詳しくご紹介していきたいと思います。

 

2024年から始まる新検査「OBD車検」を皆さんはご存知でしょうか?!車検時に故障診断ツールでOBDを確認する、というもので、自動ブレーキや駐車支援システムなど、自動車技術の発展とともに便利になった電子制御機能の安全・安心を図る検査となります。

 

現在の車検には、電子機能に関する検査は含まれていませんので、OBD車検の重要性が注目を集めています。

 

 

OBDとは何?!

 

 

「OBD」とは「On-Board Diagnostics」の略称で、車載式故障診断装置と訳されます。車検時に法定スキャンツール(診断機)で車両にトラブルがないか、車両コンピューターをチェックします。

 

主にABS(アンチロックブレーキシステム)、ESC(横滑り防止)、自動ブレーキやレーンキープアシストなどの運転支援装置、排気ガス装置の不具合などの点検を行うので、重要項目を的確に点検できるメリットがあります。

 

OBD車検の目的は、自動車に内蔵されている電子制御システムが「正常に働いているかどうか」という点を検査することです。電子制御システムの誤作動による事故やトラブルを未然に防ぐための大切な点検です。

 

近年では、ADASと呼ばれる自動ブレーキや運転支援システムが導入されているため、「正常に動くか」「経年劣化による誤作動はないのか」といった目に見えないトラブルを防ぐという目的があります。

 

 

OBDの仕組みについて

 

 

警告ランプで見つけられないクルマの不具合や故障を、スキャンツール(診断機)を使って検証する点検です。自動で車両コンピューターに記録された故障や内容を把握できる仕組みになっています。

 

OBD車検では、取得した情報を「自動車技術総合機構」のサーバーに送り、合否が端末に返ってくる流れとなっています。

 

 

OBD車検のメリット

 

 

1.保安基準に抵触していないか的確に検出できる

 

故障コード(特定DTC)を確認することで、目に見えない電子制御に不具合が発生していないか判断できるので、保安基準に抵触していないかも判断できるようになります。

OBD車検では、安全に関わる重要項目の電子制御に異常がないかどうかも合否判定に加わります。

 

 

2.より詳しく故障内容が分かる

 

警告ランプが点灯し、故障した場所を探ったとしても「故障した場所がどのくらい、どんな形で壊れているのか」を把握するのはとても難しいことですが、診断機で確認する故障コードなら、故障個所の故障度合いや理由などの情報を把握することができます。

 

 

3.警告ランプの不具合を検知することが容易になる

 

警告ランプが点灯すればドライバーが異常に気付きますが、反対に異常が出ているのに警告ランプが点灯しない状態は問題です。

警告ランプが点灯していなくても、内部でトラブルが発生している可能性があります。OBD車検なら、ドライバーや点検者(整備士)が気づかない故障をいち早く発見することができます。

 

 

4.人為的ミスや不具合・故障の確認漏れを防ぐ

 

人為的ミスを防ぐことができるのは、OBD車検の大きなメリットです。100%の安心・安全を確保してもらいたいと思いますが、人が点検しているので車検時でも100%ミスなく点検・整備ができるとは限りません。

OBD車検なら不具合や故障が可視化され、漏れなく迅速に点検できる点もメリットです。

 

 

OBD車検の対象車と検査要件

 

 

OBD車検では、検査の対象となる「クルマと装置」をあらかじめ定めています。OBD車検を受けるべきか悩んでいる方は、下記の情報を参考にしてみてください。

 

 

--------対象車両

 

プレテスト期間を含め、当面の間は「運輸支局に持ち込まれる車検車両」が対象です。ディーラーや整備工場では受け付けていないので注意が必要です。

さらに具体的な対象車両の条件については、下記をご確認ください。

 

・型式指定自動車または多仕様自動車

・乗用車、バス、トラック(M1、M2、M3、N1、N2、N3)

・2021年以降に販売する新型車(輸入車は2022年以降)

 

全車共通して「新型車」であることが必須条件です。2021年よりも前に販売されたクルマは、検査対象装置を内蔵していても受けることはできません。

 

 

--------対象装置

 

対象装置は、前述の対象車両に搭載してあることが前提条件です。また、保安基準に性能要件の規定がない装置は、規定されるまで対象外として扱います。

 

対象装置・技術 詳細
排出ガス等発散防止装置 道路運送車両の保安基準が定める装置
運転支援技術 ・アンチロックブレーキシステム(ABS)
・横滑り防止装置(ESC/EVSC)
・自動ブレーキ(AEB/AEBS)
・ブレーキアシストシステム(BAS)
・車両接近通報装置
自動運転技術 UN/ACSFで審議し、UN規則が成立している自動運転技術
・Category A、B1、C
・緊急操舵技術(ESF)

 

 

 

合格の基準

 

 

OBD車検の合否判定は「特定DTC」の検出結果が重要になってきます。症状の大きさに関わらず、1つでも特定DTCが出た時点で不合格となります。

 

また排出ガス関係では、J-OBDI規制に該当するクルマを除きレディネス・コードが1つ以上記録された状態で、特定DTCが検出されなければ合格とみなします。

 

なお、特定DTCの合否判定においては、通信エラーが原因の不合格が問題視されています。現状では、不合格の原因が通信エラーであっても、ユーザーには通信成立下での不合格と同等の負担がかかってきます。救済措置の必要性が今後の大きな課題といえそうです。

 

 

OBD車検に関する注意点

 

 

OBD車検は、電子制御を搭載したクルマにとって安全・安心を確保する魅力的な検査です。しかし、確立から間もないこともあり、注意点もいくつか存在します。

 

OBD車検では重大事故の発生、技術発展などによって内容が適宜変わることがあります。

 

また走行時の故障コードを特定DTCに含んでいないため、その点が今後どのように取り組まれていくかがまだ決定されていませんが、走行状態を記録する故障コードを含めると検査負担が大きくなってしまうことなど、問題があります。

より高い正確性を取るか、負担軽減を優先するかのバランスが課題となっています。

 

 

最後に

 

 

OBD車検が導入されることで、これからより安心で安全なクルマ社会を確立することができると期待が高まっています。

 

これから始まる物事というのは、不安点や問題点などが山積みになる傾向がありますが、プレテストから改善し2024年の開始時にあスムーズにOBD車検が行われることを期待しておきましょう。

 

整備工場にとってもOBD車検bに向けて準備をすることがたくさんあるため、2021年の段階では整備工場ごとに対応の差がでているのが現状です。

 

2024年10月以降には本格的にOBD車検が始まりますので、今後どのような改善が図られるのか期待しつつ、当ブログを参考に基本的な仕組みを少しづつ把握してみてください!

 

 

 

 

 

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