バッテリーの交換時期 その目安とは?!

2021/12/10 ブログ

 

 

昨日まで問題なく走っていたのに、いきなりエンジンがかからなくなった!!

 

そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?!突然のバッテリー切れは避けたいものですよね。

 

 

バッテリーは定期的な交換が必要ですが、一般的に言われている交換目安時期と実際に交換した方がいいタイミングは異なる場合もありますし、適切な交換時期が分からずに悩んでる方も多いかもしれません。

 

今回のブログでは、交換時期の目安やバッテリーが寿命をむかえる前兆、バッテリーを長持ちさせるコツなどをご紹介していきます。

 

 

 

クルマのバッテリー交換はなぜ必要?!

 

 

クルマのバッテリーはスターターモーターやウィンカーといった電装品や、カーナビをはじめとする電子機器など、クルマのあらゆるシステムに電力を供給する蓄電池です。

 

クルマが動くためにはなくてはならない存在ですが、バッテリーは繰り返し使用することで劣化していきます。

 

劣化したバッテリーの性能は元に戻ることはありませんし、さまざまな不具合が発生するようになるため、劣化が進む前に交換が必要となります。

 

 

 

バッテリーの交換時期は2~3年?!

 

 

バッテリー液を補充しながら使えば大丈夫!!

という方もたまにいますが、バッテリーも消耗品です。

 

メーカーによって保証期間が設定されているのをご存知でしょうか?!

メーカーや種類によって違いがありますが、およそ2~3年の保証期間となっていることが多いです。

 

この保証期間とは、メーカーがバッテリーを安全に使用できる期間として定めているものなので「保証期限=交換時期」として捉えられているのが一般的です。

 

バッテリーを交換する時期はクルマの乗り方などによって変わってきますが、クルマのタイプによって概ね以下のようになります。

 

クルマのタイプ 交換目安時期
一般的なクルマ 2~5年
アイドリングストップ搭載車 2~3年
ハイブリット車 4~5年

 

 

--------一般的なクルマ
一般的なガソリン車のバッテリーの寿命は、2~5年と言われています。目安時期の幅が広めなので、バッテリーの状態から交換時期を見極めることが重要となります。

 

 


--------アイドリングストップ搭載車
環境へ配慮したアイドリングストップ搭載車は、アイドリングストップによってエンジン停止と再始動が繰り返されてバッテリーに負荷がかかりやすいため、バッテリー寿命は2~3年と一般的なクルマより短い傾向にあります。メーカーの保証期間も1年半ほどと非常に短くなっています。

 

 


--------ハイブリット車
ハイブリット車には、電気モーターを動かすための駆動バッテリーと、エンジン始動や車内機器を使用するための補機バッテリーの2つが搭載されていて、駆動バッテリーのメーカーの保証期間は5年程度と長めになっています。駆動バッテリーは走行するほどに容量が少なくなるので、走行距離に応じて交換時期を見定めましょう。なお、補機バッテリーの寿命は4~5年程度です。

 

 

 

バッテリーの寿命が近いと現れる兆候

 

 

たとえ保証期間内であっても、何らかの兆候がみられたら交換の検討が必要となります。

 

具体的に、バッテリーが弱ったときクルマにはどんな症状がでるのでしょうか?!

その症状を知り、日ごろから意識しておきましょう。

 

 

--------エンジンがかかりにくい
クルマのエンジンは、バッテリーから流れた電流がセルモーターを回転させることで始動するため、エンジンの始動時には多くの電力を消費します。バッテリーが劣化するとセルモーターの回転が弱まって、エンジンのかかりが悪い、エンジンをかけるときの音が弱いといった症状がでてきます。

 

 


--------ヘッドライトが暗い
バッテリーが消耗すると、十分な電力供給が行われずヘッドライトが暗くなります。ただし、走行中はバッテリーが充電されることでヘッドライトに明るさが戻るので、停車時の明るさで確認しましょう。
なお、LEDライトやHIDライトの場合はライトの明るさでバッテリー寿命を見分けるのは難しくなります。

 

 


--------バッテリー液の変色
バッテリーの中に入っている液体は硫酸で、新品の状態では無色透明です。一方、使うほどに濁ってきますので、バッテリー液が変色していたら寿命が近くなっているサインです。エンジンを切った状態で容器のふたを開け、バッテリー液に濁りがないか確認しましょう。ただし、希硫酸が皮膚に付着すると炎症を引き起こすおそれがありますので、業者にお願いした方が安心です。

 

 


--------バッテリー電圧が下がる
バッテリーの適正な電圧は12.5~13V程度です。バッテリーが劣化してくると電圧が下がるので、12.5Vを下回っていれば交換が必要なサインです。バッテリーの電圧は、バッテリーのプラス端子とマイナス端子に検電テスターをあてることで計測します。計測は、必ずエンジンを切った状態で行いましょう。

 

 


--------アイドリングストップが機能しない
バッテリーが劣化して十分に充電できなくなると、アイドリングストップに必要な電力が不足して、機能が使えなくなることがあります。アイドリングストップ機能がONになっているのに、信号待ちや渋滞時にエンジンが止まらない場合は、バッテリーが劣化している可能性があります。

 

 

 

バッテリーの交換時期を早めてしまう乗り方

 

 

バッテリーを長持ちさせたいと思うなら、日ごろのクルマの乗り方を意識してみましょう。

 

以下に挙げるケースに思い当たることがあれば、バッテリーの消耗を早めている可能性が高いです。できるところから改善していくことで、バッテリーの交換時期を遅らせることができるかもしれません。

 


--------短距離走行が多い
クルマのバッテリーは、走行してエンジンを回転させることで充電されます。そのため、クルマに乗る頻度が少ない場合や短い距離しか運転しない場合には充電不足になりやすく、バッテリーの消耗を早めます。

また、充電が十分でない状態でエンジンスタートとストップを繰り返していると、充電がなくなりバッテリーが上がる可能性があります。


定期的に長い距離を走ることで、バッテリーの消耗を防ぎやすくなります。バッテリーを十分に充電するには、1週間に1回30分程度の走行が必要となります。普段あまりクルマに乗らないという方も、できるだけ週に1回のロングドライブを意識しましょう。

 

 


--------夜間の運転
夜間走行では、日中の走行よりも多くのライトを使用します。ライトを使用する時間が長いと、電気の使用量が蓄電量を上回る過放電になりやすく、バッテリーの劣化が早まります。


夜間の利用が減らせない場合には、電力消費が比較的少ない電球などに変えるだけでもバッテリーの負担を和らげることができます。

 

 


--------スイッチのつけっぱなし
ライトや電装品のスイッチが長時間ついたままの状態は、バッテリーに負担がかかります。ライトや車内機器のスイッチが入ったままエンジンをかけるのも、エンジンと車内機器の両方に電気を送る必要が生じて、バッテリーが消耗しやすくなります。


エンジン停止中の電力は、バッテリーが溜めている電気から供給されるので、充電が不足するとバッテリー上がりを起こす可能性もあります。エンジンが止まった状態で車内機器を使用するのはできるだけ避けましょう。

 

 


--------低温や高温の環境下
バッテリーは寒さや暑さに弱く、20~25℃程度の環境下でないと本来の性能が発揮されません。とりわけ寒さには非常に弱く、外気温が0℃で約20%、マイナス20℃では約50%も性能がダウンするといわれています。


寒い地域の場合には、寒冷地仕様のバッテリーを使用することで寒さによる性能ダウンやバッテリー上がりを防止することができます。また、夏場は直射日光を避けられる屋根付きの駐車場にクルマを停めたり、冬場はカバーをしたりして外気の影響を極力少なくすることも大切です。

 

 

 

バッテリーのためのメンテナンス

 

 

バッテリーを長持ちさせるには、乗り方などに気をつけることも有効ですが、やはり日ごろのメンテナンスが重要になります。バッテリーの劣化を防ぐためにしておきたいおもなメンテナンスは、おもに以下の2つになります。

 


--------定期的な点検と補水
バッテリーに充填されている硫酸は少しずつ減っていきます。液がない状態が続くと、最悪の場合は火災が発生してしまうおそれもあるため、1~6ヵ月に1度のペースでバッテリーの点検と液の残量確認を行いましょう。バッテリー液は、容器に記載されている「LOWER LEVEL」と「UPPER LEVEL」のあいだが適量です。「LOWER LEVEL」に近い場合は、市販の補填液で補充しましょう。

 

 


--------バッテリー上がりを起こさない
バッテリーが1回でも上がってしまうと、本来の性能まで回復しなくなるだけでなく、新品との交換が必要になる場合もあります。バッテリー上がりを起こさないためにも、車内機器の使いすぎやライトの消し忘れ、室内灯が点灯したままになる半ドアなどにも十分注意しましょう。

 

 

 

バッテリーの性能と価格

 

 

バッテリー本体の価格は高いものだと2万円を超える商品もあることから、できる限り安いバッテリーで済ませようとお考えの方も多いかもしれません。

 

しかし、長期的な目でみてバッテリー交換を安くするためには、バッテリー本体の性能にも意識するべきです。

 

バッテリーの寿命は主に2〜3年程度と言われていますが、バッテリーの性能によって寿命が変化する場合があります。

 

もちろん、バッテリーの使い方によっては高性能なバッテリーを購入しても安いものと変わらず短命に終わることもありますが、高性能バッテリーには保証期間がついている分、期間内であれば無償交換ができる可能性もあります。

 

また、長持ちしやすい高性能バッテリーを選択することで交換頻度を減らせることから交換工賃や車を店舗へ持っていく手間も減らすことが可能です。

 

自分が求める性能以上の高いバッテリーを購入する必要はありませんが、車のバッテリー交換時は値段だけでなく保証期間や性能にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

最後に

 

 

バッテリーの寿命は、車の乗り方や日頃のメンテナンスによって延ばすことができます。とはいえ、経年劣化は避けられないため、定期的に確認をして、劣化が進む前に交換しましょう。

 

「もう少し大丈夫だろう」という油断がバッテリー切れを起こしてしまうかもしれません。もし出先でバッテリーが上がり、ロードサービスのお世話になるような状況なら、数万円の出費を覚悟しなければならないだけでなく、その後の行程にも大きな影響を与えてしまいます。

 

 

 

 

 

 

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