自動運転はどこまで進んでいる?! 各メーカーの技術とは

2022/01/28 ブログ

 

 

最近では軽自動車にも広く搭載されるようになった、自動運転レベル2の先進運転支援システム。


「レベル2」とは、運転操作の一部をクルマ側がアシストしてくれる状態です。
運転の主体はあくまで運転者ですが、運転操作の多くをシステムが支援してくれることで、運転者の負担を軽減できたり、常にシステムが監視することにより、事故を防いだり被害を軽減したり、といった効果が期待されています。


そこで今回のブログでは、この自動運転システムについて、また各メーカーの自動運転についてもご紹介していきます。

 

 

 

 

 

自動運転レベルとは?!

 

 

自動運転技術は米国自動車技術者協会(SAE)や国土交通省が自動運転レベルを、レベル0~レベル5までの6段階に区分しており、レベル5では制限なく全ての運転操作が自動化されます。

 

※出典:日本経済新聞

 

 

-----レベル0からレベル2


「レベル0」は自動運転技術のないクルマ。


「レベル1」は衝突被害軽減ブレーキや、設定した車間距離を保ちながら加減速ができるアダプティブクルーズコントロール(車間距離制御装置)のようにアクセル・ブレーキ操作の支援、または車線中央付近の走行を維持する車線維持支援機能のようにハンドル操作を支援するクルマです。


「レベル2」は、レベル1の技術を組み合わせてアクセル・ブレーキ操作とハンドル操作の両方を支援したクルマです。


レベル1もレベル2もクルマがドライバーにとって代わるものではありません。ドライバーは常にハンドルを握っている必要があり、運転の責任はすべてドライバーが負います。そのため「自動運転車」ではなく「運転支援車」と呼ばれます。なお、現在販売されている「サポカー」等も、現状では運転支援車であり自動運転車ではありません。

 

 

-----レベル3


「レベル3」は「条件付自動運転車(限定領域)」と呼ばれ、高速道路などの限定された領域においては自動運転システム(以下システム)による自動運転が行われます。

 

ただ、「条件付」とあるように、走行環境によりシステムが自動運転を継続できなくなった場合は、ドライバーがシステムからの要求に応え、いつでも運転に戻れなければならないという条件があります。

 

 

-----レベル4からレベル5


「レベル4」は「自動運転車(限定領域)」と呼ばれ、例えば自動車専用道や特定の敷地内・送迎ルートなど限定された領域において、システムによる自動運転が行われます。レベル3との大きな違いは、レベル4では限定領域内においてドライバーの介在が必要なく、システムによる自律的な自動運転が可能になり、レベル3における「条件」がなくなります。現在、ラストワンマイル(主に中山間部等において、公共交通の最終地点と自宅等最終目的地を結ぶための移動システムのことで、自動運転車の活用が期待されている)等の社会実験が行われていますが、それらの実験用車両はレベル4を想定したものがあります。こうした車両は、日本で開催された国際イベント等でも実際に人を乗せて運用した実績があり、さらなる自動運転化に向けた試みが着実に進んでいます。


「レベル5」は「完全自動運転車」と呼ばれ、レベル4の「限定領域」がなくなり、全ての領域においてシステムが自動運転を行います。実現すればドライバーによる運転操作が不要となるため、ハンドル・ブレーキペダル・アクセルペダルのない、今までとは大きく違うクルマが走行することになりそうです。


ただし、センサー類やAI等自動運転技術のさらなる進化が必要で、クルマの周囲の状況を把握するために重要な高精度3D地図の整備、また既存の車両との混走時の交通ルールの検討、さらには事故の際の責任について等、解決するべき課題はたくさん残っており、実現するにはまだ相応の時間がかかると考えられています。

 

 

 

 

 

各メーカーの自動運転技術

 

 


自動運転レベル2のなかでも、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKA(レーンキープアシスト)は一般的になりましたが、そこから先のハンズオフ制御まで考えると、技術内容や出来栄えは、メーカーによってちょっとずつ違っています。


「興味はあるけど内容が複雑で比較が面倒」という方も多いかもしれません。
各メーカーの自動運転技術についてご紹介します。

 

 

 

 

 

トヨタ「アドバンスドドライブ」

 

 

現在、トヨタ「MIRAI」とレクサス「LS」に採用されている、トヨタのアドバンスドドライブは、優れたセンシング技術を使って、合流付近でもハンズオフ制御を実現しており、現時点、技術的に最も高度なシステムといえます。


合流付近以外にも、大型車を追い越すときは、追い越しをする車線枠の中でも、より右寄りを走行し、自車の前方へ合流してくる車両があるときは、減速して車間を調整する機能も。また、システムから車線変更の提案を受けると、ハンドルを持った後、ミラーを確認するだけで車線変更をしてくれる、という、自然な動きでの操作を実現しています。


システムの起動も、セットスイッチを1度押しておけば、あとはメーターに表示される指示や提案に従って、運転者が対応するだけ。ナビ連携ルート案内もハンズオフ制御も備わっており、プロパイロット2.0とは近しい技術内容ですが、合流地点でのハンズオフ制御の維持、車線内の横位置制御など、細やかな配慮が加わっている点で優れいるといえます。


トヨタは、納車後のLSやMIRAIのアドバンスドドライブは、随時アップデートしていくと宣言しており、今後、このシステムをどのように昇華させるのか、楽しみです。

 

 

 

 

 

日産「プロパイロット2.0」

 

 

2019年にマイナーチェンジされたスカイラインに搭載された、プロパイロット2.0。
最大の特徴は、ナビにルートを設定すると、高速道路の出口まで、運転者の操作をサポートしてくれる、ナビ連動ルート走行機能が備わっていることです。


この機能は、システム登録済の特定の高速道路のみですが、分岐に直面したとき、クルマが適切なルートを見つけ、運転者に車線変更を提案し、承認されると、運転者のハンドル操作をサポートします。ハンズオフの作動領域も速度の制限がありません。


ハンズオフの設定方法もシンプル。ナビでルートが設定されていれば、プロパイロット2.0スイッチを押した状態で、開始スイッチを押すだけ。あとは、クルマが表示するハンズオフの可否に従えばOKです。車線変更は、クルマから提案を受けたとき、状況を確認して承諾ボタンを押す必要がありますが、あとはクルマが自分で車線変更してくれます。


ハンズオフ制御に速度制限がないこと、ナビ連動ルート走行機能を備え、道案内もクルマが手伝ってくれるため、知らない地域でも安心して移動できる点が魅力。
限定販売された「アリアlimited」にも採用されており、今後は他のクルマへの普及も期待されます。

 

 

 

 

 

ホンダ「ホンダセンシングエリート」

 

 

世界で唯一、自動運転レベル3を実現している、ホンダセンシングエリート。2021年3月に発表されたばかりですが、搭載されたレジェンドに関しては、100台の限定生産かつリースでの販売のため、受付は終了しています。


高速道路を30km/h以下で走行中に、ハンズオフだけでなく、運転視界から視線を外せるアイズオフも実現しています。ハンズオフで車線変更することも可能。今後他のクルマで、この技術が再登場することを期待しています。

 

 

 

 

 

スバル「アイサイトX」

 

 

2020年末に発売された「2代目レヴォーグ」で採用された、アイサイトX。従来のアイサイトから、ハンズオフ制御やナビとの連携機能を搭載し、大幅に機能が向上しました。

 

高速道路上で、全車速追従クルーズコントロール(ACC)を使って走行中に、50km/h以下になるとハンズオフできるのに加え、ナビと連携し、前方にカーブを確認したら予め減速するほか、料金所でもETCの通過速度まで減速したりと、あったらうれしい機能が装備されています。


ナビと連携したことで、料金所やカーブ走行時の走行速度を自動的に調整してくれる利便性の高い機能があることが魅力。操作性も、ハンズオフに切り替える度にスイッチを操作する必要がないので、煩わしさはありません。


一方で、ナビと連携して緻密な制御ができるにもかかわらず、ハンズオフの作動速度域が狭いところは、今後の改良に期待したいところです。

 

 

 

 

 

BMW「ドライビング・アシスト・システム」

 

 


高速道路で渋滞に巻き込まれた際、一定条件のもと、運転者に代わってクルマがハンドル操作を代行するのが、BMWのハンズオフ機能です。2019年に搭載が始まったこの機能は現在、BMWのモデル(3シリーズ、5シリーズ、7シリーズ、8シリーズ、X3、X5、X6、X7)に広く搭載されています。


ハンズオフの設定方法は、難しくはないものの、やや手間が必要。30km/h程度の低速で先行車追従制御中に、メーターにハンズオフ許可が表示されたら、ハンドルのハンズオフスイッチを押すことで制御を開始。渋滞が解消し65km/hまで速度が上がると、メーターにハンズオンの要求表示がされ、自動的に終了されます。


ハンズオフをする際にスイッチを押さなければならない、という操作性は、運転者にハンズオフ制御中であることを認識させることができる、という意味はありますが、なくてもいい操作とも考えられ、今後の改良に期待したいところ。設定車種全グレード標準装備という点は、好感が持てるでしょう。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

自動運転のメリットは、ユーザーの利便性や快適性の向上、またクルマで移動中も仕事などができるので生産性の向上などが考えられますが、自動車社会における直接的なメリットとしては、交通事故の大幅な低減が期待されています。

 

というのも、現在の交通事故の多くはドライバーのミスに起因するため、自動運転車が普及することでこれらの交通事故がほぼ防げるようになるためです。


さらに、渋滞の解消・緩和や、公共交通機関が減少している地方部での高齢者の移動手段としても期待が寄せられています。

 

 

 

 

 

 

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