自動車の馬力とは?! 分かりやすく解説します

2022/02/24 ブログ

 

 

クルマのカタログなどで馬力という言葉を目にすることがあると思います。


「馬力」という言葉について、あらためて意味を考えるとよく分からないかも…なんて人はいませんか?!


今回のブログでは、馬力について解説するとともに、なぜ馬力という呼び方で定着したのかについても掘り下げてみました。
 

 

 

 

 

 

クルマの馬力とは

 

 

自動車の性能を測る指標として、カタログや車情報誌に掲載されている「馬力」ですが、正確な意味や換算方法を知らずに自動車の動力性能の比較材料としている方もいらっしゃるでしょう。


馬力とは仕事率のことで、仕事率の大きさは一定時間に、
どれくらいの力で、どれくらいの距離を移動させたかによって決まります。


一般的には、1秒間に75kg重の力で、物体を1m移動させた仕事率のことを馬力といいます。


クルマでは「最高出力」を表す際に使用されています。


エンジンにおける最高出力は、エンジンが出せる最大のエネルギー量、馬力(出力)はエンジンが発生するトルク(回転する力の強さ)×回転数によって求められ、より大きなトルクを高い回転数で発生させることができるエンジンほど馬力(最高出力値)が高くなります。

 

 

 

 

 

馬力の単位と測定方法

 

 

馬力は、一般的には国際単位系であるW(ワット)で表され、1馬力は約735.5Wとなります。
車のカタログではkWが用いられるので、1馬力は0.7355kWとなります。


また、日本では昔からPS(仏馬力)を用いてきたため、
車のカタログなどではkWとPSが併記されていることが多いです。
因みに、1PSは0.7355kWです。


また、PSの他にHP(英馬力)という単位もあり、
同じ1馬力なら1HPの方が1PSよりも大きくなり、1HPは0.7457kWとなります。


馬力の測定は一般的には、シャシダイナモという機械を用いて行われます。
多くの場合、チューニングショップなどで馬力を測定してくれます。

 

 

 

 

 

馬力の由来とは

 

 

「馬力」を仕事率の単位にとして定めたのは、蒸気機関を発明した事でも有名なジェームス・ワット氏です。


ワット氏は蒸気機関を導入する工場が増えたため「公正な使用料を徴収するために、性能が客観的にわかる単位が必要」という理由で自分の作った蒸気機関に馬と測定器を結びつけ、馬がどれくらいの仕事をするのか(1頭の馬の牽引力)を調べました。


ワット氏は実験によって、175ポンドの荷物を馬に引かせて、一分間で188フィート移動したことを確認し、この仕事量を「1馬力」としました。


重さの単位であるポンドも距離の単位であるフィートも日本ではあまり使われないため難しく感じてしまいますが、分かり易く言うと計算上、“500馬力のエンジンを搭載した約1.5トンの重さの車は1分間で1,500メートル走ることが出来る”という事になります。

 

 

 

 

 

馬力とトルクの違い

 

 


「馬力」と「トルク」、車好きなら注目する項目でしょう。動力性能を比較する際などに見る項目ですが、馬力とトルクの関係性はどのようになっているのでしょう。


馬力(最高出力)とは、エンジンが発生する最高の出力を示します。一方の「最大トルク」とは、エンジンが発生する最大の回転力を示すもので、単位にはkgf・mを使用します。出力とトルクの関係は「出力=トルク×回転数」で表すことができます。


自転車に置き換えて考えてみましょう。自転車のペダルを踏み込む力をエンジンが発生するトルクと考えると、踏み込む力、つまりトルクが大きいほど自転車はより加速をすることがわかると思います。


踏み込む力が弱くても、ギアを軽くしてその分速くクランクを回転させれば同じスピードに達します。つまり同じパワーを得ることができるのです。


そのような関係性から見ると、加速性能はトルクにより変わってくる事がわかります。

 

 

 

 

 

軽自動車の馬力規制

 

 

ご存知の方もいると思いますが、軽自動車には64馬力までというメーカーの自主規制があります。


これは1989年に国土交通省の要請によってスタートしたものです。


それまで軽自動車の馬力は50馬力程度でした。

しかし1987年2月にスズキの初代アルト・ワークスが64馬力(550cc直列3気筒ツインカムターボ)という驚異的な数値を叩き出し発売。


もちろん他のメーカーも負けじと馬力をアップさせた軽自動車を発売していくのですが、


当時の軽自動車は、今の軽自動車と違い以下のような弱点がありました。

 

・普通車に比べて、車体がもろい
・車重が軽いため、スピードが出やすい

 

そのため軽自動車業界でこのまま馬力競争になると、

 

・交通違反や交通事故の増加
・運転者の安全性が確保できない

 

といった可能性が高くなってしまったのです。


そこでそのような状況に歯止めをかけるため、当時の最大馬力の64馬力を自主規制値に定められたのです。


特に現在のターボ車の馬力は、規制値ギリギリの64馬力がほとんどとなっています。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

ここまで、馬力の定義や由来、単位の違いなどを解説してきました。たった1馬力でも、人間が発揮するには大きな力であることも理解して頂けたと思います。


平均して人間が発揮できる瞬間的な馬力は0.5、持続して発揮できる馬力が0.1と言われています。軽自動車でも継続して50馬力程度は発揮できるということを考えると、自動車の馬力の大きさがわかりますね。


ちなみに、自動車は50~300馬力程度ですが、新幹線は2万馬力以上、ジェット戦闘機は8万~20万馬力以上、ロケットのエンジンは320万馬力近く発揮するものも。


自動車の諸元表を見る際には、ぜひ馬力(最高出力)にも注目してみてください。

 

 

 

 

 

 

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