タイヤ交換時のバランス調整 なぜ必要?!

2022/04/05 ブログ

 

 

タイヤのバランス調整はなぜ必要か知っていますか?!


タイヤ交換を行った際に「ホイールバランスはどうしますか?」などと聞かれたことがある人も多いかと思いますが、実はどんな作業かよくわかっていないという人も少なくはないのではないでしょうか。


しかし、これは安全走行に大きく関わる作業なので、きちんと実施する必要があります。

 
今回のブログでは、バランス調整について解説します。調整をしないとどうなるのかについても詳しく見ていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

ホイールバランス調整とは

 

 

タイヤの重心の位置を、中心に調整する作業のことを、ホイールバランス調整と呼びます。タイヤとホイールはセットで調整されるべきものですので、タイヤもしくはホイールを変えた際にはその都度、バランス調整の作業を行うことが望ましいと言えます。


4本あるタイヤのうち1本でもホイールバランスが狂っていると、走行に支障が生じます。タイヤが高速回転しても重心がブレない安定走行を確保すために、全てのタイヤに対してホイールバランス調整の作業を実施します。


なお、この作業には専用の機器を必要としますので、専門の業者に依頼するのが一般的です。ただし頻繁にタイヤ交換を行うヘビーユーザーであれば、専門機器を購入した方がコスト的に有利になる場合もあり、DIYでホイールバランス調整を行うケースもあります。一般的には手間とコストがかかる作業ですので、普段の生活や仕事が忙しいという方は、専門業者に依頼するのが得策でしょう。

 

 

----調整はどのくらいの頻度で行うのか

「バランス調整はタイヤ交換時に行う」と認識している人が多いかと思います。基本的にはこの認識で間違いありませんが、より詳しく把握していきましょう。

 
まず、一般的にタイヤ交換と呼ばれる作業には、次の2つがあります。

 

・組み換え:タイヤをホイールから外したり、組み込んだりする作業
・脱着:組み込まれた状態のタイヤとホイールのセットを車体から外したり取り付けたりする作業

 


例えば、ホイールは新しくせずにタイヤ部分だけ新調する場合、組み換えと脱着の両方の工程が必要です。


それに対し、すでに組み込まれた状態のタイヤ・ホイールセットを購入して交換する場合、組み換え作業は不要なので脱着のみを行うということになります。


この2つの内、絶対にバランス調整をすべきなのは、組み換えを行ったときです。バランス調整はタイヤとホイールが組み合わされた状態で調整するものなので、基本的には組み換えとセットで行います。

 
反対に、タイヤとホイールをセットで購入すると、既に調整がされていることが多いので、必ずしも行わなければならないというわけではありません。


ただし、一度調整を行っていても、走行中に衝撃が加わることでホイールが変形したり、バランスウェイトと呼ばれる重りが外れてしまったりしてバランスが崩れる可能性もあります。調整後であっても一定期間経過したら、6か月~1年を目安に実施すると良いでしょう。クルマが直進しない、もしくは走行中に振動を感じるなどの不具合が現れている場合は、期間の経過を待たずに、ホイールバランスの狂いを疑い、そして専門店に相談することをおすすめします。

 

 

 

 

 

バランス調整をしないとどうなるのか

 

 

タイヤ交換の料金とは別に費用が請求されるところも多いので「バランス調整をせずに費用を抑えても大丈夫?」などと考える人もいるでしょう。しかし、安全性や快適性に大きく関わるため、しっかり実施すべきです。

 
ここでは、ホイールバランスを取らなかった場合に考えられることをご紹介します。

 

 

----走行中にクルマが振動する

走行中に車体が揺れて気分が悪くなった経験がある人も多いかと思いますが、振動を引き起こす原因の中でも特に多いのがホイールバランスの崩れだと言われています。バランスが取れていないと、それぞれのタイヤが均等に回転することができず、走行中に車体が揺れてしまうのです。

 
特に高速道路での走行時など、時速80キロを超えるような場合には振動を感じやすくなってしまうので、高速走行が多い人にとってバランス調整は欠かせません。


----運転操作に支障がでる

先ほど、ホイールバランスが取れていないと回転が均一にならないと解説しましたが、これは走行時に振動だけでなく、運転操作にも支障をきたします。タイヤの回転にムラがあると、ハンドルが取られてしまったり、ハンドルをしっかり押さえていないと方向がズレていってしまったりと、正常時のように安定した運転ができなくなってしまうのです。これは運転がしにくいというだけでなく、安全走行を妨げる要因ともなります。

 
タイヤ交換時に調整を行うことはもちろんですが、普段から運転操作に異常を感じたら、点検やメンテナンスを行いましょう。

 

----タイヤの寿命が縮む

そもそも、タイヤの寿命は使用開始から4~5年または走行距離30,000~50,000kmが目安だとされています。もちろん、クルマの使用状況などによっても大きく異なりますが、数年に1度は交換が必要です。

 
しかし、バランスが取れていないと、タイヤの寿命を縮めてしまうことになります。歪みの大きいタイヤは均等に路面と接しておらず、一部だけが偏ってすり減る偏摩耗が進んでしまうためです。


----ほかのパーツの故障

バランス調整は足回りにしか関係していないわけではありません。ホイールバランスが取れていないことで、クルマの別のパーツにも悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

 
例えば、ベアリングやサスペンションなど、走行のために重要なパーツに負荷がかかり損傷や破損の可能性があります。そのまま走行を継続すると、他の箇所の故障にもつながりかねませんので危険な状態となります。さらにそれによって重大な事故にも繋がりかねません。

 

 

 

 

 

バランスが狂う原因とは

 

 

ホイールバランスの調整を実施していたとしても、走行していくうちに、徐々にホイールが劣化することや、変形することでホイールバランスが狂ってきます。


例えば、劣化により調整済みのバランスウェイトが剥がれてホイールの重心がズレることがあります。他にも、走行中に縁石に乗り上げることや、事故でぶつかった衝撃によってホイールが変形することが考えられます。ホイールが変形するほどの衝撃を感じたら、ホイールバランスの調整が必要と言えるでしょう。

 

 

----タイヤの摩耗

タイヤが偏摩耗を起こすと、ホイールバランスの狂いにつながります。偏摩擦は、タイヤが偏って摩擦を起こしている状態の為、ホイールバランスに影響を与えます。


定期点検を目安にするなど、目視でタイヤが摩耗していることを自覚したら、専門家に作業を依頼することをおすすめします。もちろんハンドルのブレや振動など、ホイールバランスの狂いと推定できるような症状が感じられたら期間の経過を待つことなく相談することが重要です。

 

----バランスウェイトの剥がれ

ホイールバランスの調整が行われると、ホイールの裏側にバランスウェイトと呼ばれる重りが貼り付けられていることがあります。これは数グラム単位の小さなものですが、ホイールバランスを調整するためには重要なパーツです。

ホイールにバランスウェイトが貼り付けられているということは、タイヤ購入時やホイールの交換の際に、専門店でホイールバランスの調整を行っている証拠です。経年劣化などが原因で剥がれてしまうと、すでに調整済みのホイールバランスが狂ってしまうことが理解できるでしょう。この場合は再度、専門家に相談した上でホイールバランスの調整作業を依頼することが重要です。

 

 

 

 

 

ホイールバランスの調整作業

 

 

ホイールバランスの調整をするには、個々のタイヤ付きホイールを専用の機器に取付けて回転させるダイナミックバランスを用いるのが一般的な方法です。


4つのタイヤのうち、ひとつでもホイールバランスが狂った状態ですと、全体の走行バランスに影響しますので調整は4輪全部のタイヤが対象となります。具体的な調整方法の流れは、車体からホイールの取り外し、専用機器への装着からバランスウェイトによる調整といった流れとなります。


タイヤを高速回転することで、ホイールの重心の状態を観察できるようになりますので、バランスウェイトと呼ばれる重りを貼り付けて調整していきます。

 

 

----作業をプロに依頼する

タイヤショップやカーショップであれば、専門的な知識を持ち調整作業になれているスタッフが在籍していますので安心して作業を任せることができるのがメリットです。最寄りのショップを利用できることも多く、余計な時間をかけずに手早く済ませたい方に向いています。


またディーラーに調整作業を依頼することもできます。普段からつきあいのあるディーラーなら困った時に相談に乗ってもらえますし、なんといっても自分が所有するクルマに精通している専門スタッフが作業にあたってくれる安心感があります。


いずれにしてもホイールバランス調整は、専門的な知識が必要な上で専門の機器が必要など個人で行うとなると費用と手間がかかりますので、専門家に任せることで時間とお金の節約になります。クルマの安全性にも関わる部分ですので、専門家に任せるのが得策でしょう。

 

----自分で作業することも可能

ホイールバランスの調整をするためには、タイヤバランサーと呼ばれる専用機器が必要ですので、個人で調整作業を行うためにはこれを購入する必要があります。


大前提としてバランス調整には専用の機械が必要になる上、クルマやメンテナンスに関する十分な知識も必要になります。


先ほど解説した通り、ホイールバランスが取れていないと様々なトラブルの原因となるので、少しでも不安がある人や作業に不慣れな人は迷わずプロに依頼するようにしてください。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

一般にタイヤを交換した時には、ホイールバランスの調整が必要です。ただし、タイヤとホイールをセットで購入した場合は、すでに調整済みであることが多く、その場合はそのままDIYで取付作業を行うことができます。


また購入時にバランス調整を無料で実施してくれる店舗もありますので、都合の良い無料サービスやキャンペーンがないかチェックすると良いでしょう。


作業時間は、タイヤ1本あたり10分程度ですのでカーディーラーなどではコーヒーなどを飲みながら待つくらいの時間で作業を完了することができます。


ディーラーであれば、クルマにトラブルを抱えていて持ち込みが困難であっても、自宅までクルマを取りに来てくれるケースもありますので困ったら相談してみましょう。なお、来客が多いカーショップでは、予約があったとしても待ち時間が発生することがありますので、余裕を持って出かけることをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

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