ブースターケーブルの正しい使い方を知っていますか?!

2022/05/21 ブログ

 

 

外出先で、クルマのバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなってしまったと困った経験はありませんか?ディーラーやJAFに電話しようとしても、連絡する時間帯や場所によっては、とても時間がかかることもあります。


このようなとき、ブースターケーブルがあると他のクルマから電源を供給してもらうことによって、エンジンがかかるようになります。


今回のブログでは、ブースターケーブルの正しいつなぎ方や使い方、選び方や注意点などをご紹介していきます。
正しい使い方を覚えておくと、機械が苦手な女性でも難なく実践することができますよ!

 

 

 

 

 

ブースターケーブルとは?!

 

 

2台のクルマのバッテリー同士をつなぐ際に用いられるケーブルをブルスケーターといいます。

 

クルマのバッテリーが上がり、エンジンがかからなくなってしまった際に、救援車となるクルマのバッテリーをケーブルでつなぎ、電源を供給してもらうことで、エンジンをかけることができます。

 

 

----ジャンピングスタート

バッテリーが上がってしまったクルマ(故障車)と正常なクルマ(救援車)のバッテリーをつなぎ、エンジンを始動させることをジャンピングスタートとよびます。


その際、両車のバッテリーをつなぐコードが、ブースターケーブルです。

 

----ブースターケーブルの仕組み

ブースターケーブルは、2台のバッテリーの+(プラス)端子をつなぐ赤いコードと、-(マイナス)端子をつなぐ黒いコードの2本セットになっています。


銅線が被膜で覆われ、コードの両端は、バッテリーの端子などをガッチリと挟めるワニ口のクリップ状になっています。


いざというときのために、トランクに備えておくと便利な道具です。

 

 

 

 

 

ブースターケーブルの選び方

 

 

ブースターケーブルはシンプルな道具ですが、使用するクルマに合ったものを選ぶ必要があります。
バッテリーあがりで困った際は、基本的にロードサービスなどにお願いするのがおすすめです。


しかし、もしもの備えにブースターケーブルを購入する場合、どのようなことに気をつけて選べばいいのでしょうか?!

 

 

----必要な長さ

ブースターケーブルは一般的に3〜5mの長さの商品が多く販売されていますが、長ければ長いほど重宝します。動けなくなったクルマにケーブルをつなげる際、救助する側のクルマが十分に近づくことができない場合もあります。


そのような事態も想定し、最低5m以上の長さのブースターケーブルを選択すると良いでしょう。

 

----必要な太さ

ブースターケーブルを選択する上で、ケーブルの径はとても重要です。バッテリーの容量によってケーブルの太さは異なります。


細いケーブルでジャンピングスタートをしようとすると、発熱、発火する危険性があるのです。逆に、小さいバッテリーに対して、太いケーブルを使用すると、オーバースペックとなります。そのため、使用しているクルマに合ったブースターケーブルの径を選択することが重要です。

 

 

 

 

 

ブースターケーブルの使い方

 

 

ブースターケーブルはシンプルな道具ですが、故障車と救援車のバッテリーのつなぎ方、外し方にはルールがあります。


専門知識がないまま、ブースターケーブルを使用するのは危険です。
基本的には、保険会社のロードサービスなどに依頼できる場合は、そちらをおすすめします。


自分でブースターケーブルを使用しなければいけないもしもの場合に備え、注意点や手順をご説明します。

 

 

----救援車の注意点

まずは救援車の準備をします。
救援車は、故障車とバッテリーの電圧が同じで、同等以上の車格であることが望ましいです。


両車のバッテリーの位置を確認し、作業をしやすい位置に救援車を置きまます。故障車、救援車ともに、できる限り安全な場所に置いて作業をしましょう。


やむを得ず路上で作業をする場合は、三角表示板などを使用し、他車に注意を促し、未然に事故を防止しましょう。

 

----ブースターケーブルの確認

最初に使用するブースターケーブルの点検を行いましょう。


ブースターケーブルの被膜(コーティング)の破損がないか、または断線していないかをチェックします。さらにクリップ部も故障がないかどうか確認します。


問題のあるブースターケーブルは危険なので使用するのはやめましょう。

 

----電気系統はオフにする

ブースターケーブルの確認ができたら、救援車のエンジンを止め、両車のボンネットを開けます。


故障車は、ライトやルームランプ、エアコンなど、すべてのスイッチがオフになっていることを確認します。
オフにしておくことで電気が急に流れることを防ぎ、機器の余計なトラブルを予防します。


両車ともに、ギアはAT車であればPレンジに、MT車ではニュートラルにしておきます。

 

----ブースターケーブルをつなげる

故障車のバッテリーの+-の端子の位置を確認します。バッテリーによって+-の端子の位置が違うためです。


バッテリーの+端子には、ショートを防止する樹脂やゴムのカバーが付いていることがあるのでそれを外し、+端子の金属部分に赤いケーブルのクリップをつなげます。


赤いケーブルのもう一方を救援車の+端子に同様につなげます。


次に救援車の-端子に黒いケーブルのクリップをつなげます。
このとき、黒いケーブルのもう片方がボディなどに触れていないことを確認しておきます。
最後に、残りの黒いケーブルのクリップを故障車のエンジンの金属部やバッテリーの-端子につなぎます。

 

ブースターケーブルをつなげる順番


1.故障車のプラス端子に赤いケーブルをつなげる
2.救援車のプラス端子に赤いケーブルをつなげる
3.救援車の-端子に黒いケーブルをつなげる
4.故障車のエンジンブロックなどの金属部かバッテリーの-端子に黒いケーブルをつなげる

 

つなぎ終ったことを確認し、救援車のエンジンのみを始動して5分ほど待ちます。
この間に故障車のバッテリーが少々充電されます。
その後、故障車のエンジンをスタートさせます。

 

----ブースターケーブルの外し方

エンジンが始動できたら、つなげたときの逆の順序、4→3→2→1の手順でケーブルを外していきます。


ケーブルを外したら救援車のエンジンは止めても構いませんが、故障車のエンジンはしばらく止めず、クルマの発電機によって充電させます。


すぐにエンジンを止めてしまうと、エンジン再始動の際、電気の消費量の多いスターターモーターを再度回さなくてはなりません。


再始動ができないことがあるので気をつけましょう。


ケーブルを外す際は、かかったエンジンのファンやベルトなどの動く部分に気をつけましょう。
衣服がはさまったり、巻き込まれないように気をつけてください。

 

 

 

 

 

ブースターケーブル使用時の注意点

 

 

ブースターケーブルは、使い方を間違えると、感電や発火の危険性があります。


ここでは注意点について説明していきます。

 

 

----バッテリーの電圧を合わせる

ジャンピングスタートを行う際に注意しなければいけないことは、電源を供給するクルマの種類です。なぜなら、それぞれのクルマのバッテリーのサイズを合わせる必要があるためです。


普通車の場合、12Vのバッテリーが搭載されていますが、トラックや大型のRV車では電圧が異なります。また、バッテリーが搭載されている位置は、クルマの種類によって異なります。バッテリー同士をケーブルでつなげるため、ケーブルの長さに余裕ができるように、バッテリーどうしが近くなる位置にクルマを停車させる必要があります。


そのため、あらかじめ故障車、支援車が同じ電圧のバッテリーであるかどうか、またバッテリーが搭載されている位置を確認しておきましょう。

 

----ハイブリットカーでの使用

年々、保有台数が増加しているハイブリットカーも、ブースターケーブルで救援してもらうことはできます。しかし逆に、バッテリーが上がってしまったガソリン車の救援にハイブリットカーは使用できません。


なぜかというと、ブースターケーブルをつなげた状態で、故障車であるガソリン車のエンジンをかけると、瞬間的に大きな電流が流れてしまい、ハイブリットカーのハイブリットユニットや電気系統の故障の原因になってしまう可能性があるためです。


そのため、ハイブリットカーは、救援してもらうことは可能ですが、他のクルマを救援することはできないと覚えておくとよいでしょう。

 

----ブースターケーブル同士の接触

ブースターケーブルをつなげる際、ケーブル同士が接触しないように気をつける必要があります。感電する可能性があり、場合によっては、クルマのバッテリーが飛んでしまうことにつながることがあるためです。


ケーブルをつなげるときは注意していたけれど、エンジンがかかってホッとしたことで、ケーブルを外す際にケーブルを束ねて持ったりなどして、ケーブルどうしを接触させてしまうというということが多いので、最後まで注意する必要があります。


また雨や雪の日に、ブースターケーブルをつなげる必要があるときは、漏電の危険性があるので、さらに注意が必要です。可能であれば、雨や雪があたる場所は避ける、またはプロに依頼することをおすすめします。

 

----ワニ口クリップのつなぎ方

ブースターケーブルの先のワニロクリップのつなぎ方のポイントとして、しっかり端子を挟み込むことです。ワニロクリップのはさみ方が浅いと、ケーブルが外れる可能性があり、とても危険なのです。


またバッテリーの+−端子の印字が、埃や汚れなどで見えないことがあります。埃や汚れなどで端子の印字が十分に確認できないと、極性を間違えてしまう可能性があります。そのため、ブースターケーブルをつなげる前に、端子付近についている埃や汚れをウエスやタオルなどで拭きとりましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

ブースターケーブルがあれば、不意のバッテリー上がりに対処できます。


ブースターケーブルの使用方法には、赤と黒のケーブルをつなぐ順番があることや、赤いコードはプラスにしかつながないなど、ショートトラブルを防ぐ注意点もあります。


ブースターケーブルには、接続の手順がわかりやすく書かれているものやショートしにくいように安全な工夫がされているものなど種類も豊富にあるので、あなたに合ったブースターケーブルを選択してください。


今回はブースターケーブルについて取り上げましたが、何よりも大切なのはバッテリーにかかわるトラブルに見舞われないことです。そのためには、性能の良いバッテリーを積んでおくことが重要です。バッテリーは容量が大きいほど性能が良く、上がりにくくなります。バッテリーの交換を検討している方は、バッテリーの容量についてもご確認ください。

 

 

 

 

 

 

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