梅雨入り前に行いたい クルマのメンテナンス

2022/06/03 ブログ

 

 

もうすぐ梅雨入りの季節となりそうです。


梅雨時期は、人間のドライバー同様、クルマも不調が出やすい時期です。愛車を梅雨入り前に整備・点検して、トラブルや運行不安を未然に防いでいきましょう。


今回のブログでは、梅雨入り前に行っておきたいクルマのメンテナンスをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

梅雨時期にクルマが受けるダメージ

 

 

梅雨の時期の特徴といえば、高い湿度・降り続く雨・路面の水たまりなどです。それらは下記の3つの理由でクルマにダメージを与え、運転を困難にし、快適なドライブを阻害します。

 

 

----汚れの付着

雨が降って乾いたボディに黒い汚れが付着しているのに気が付いた方もいるでしょう。雨滴は無色透明ですが、水だけでなく油やホコリ・黄砂などの不純物が含まれており、それらがボディに黒い汚れとして付着して見栄えを悪くします。
また、酸性雨もクルマの塗装を劣化させる大きな原因です。

 

----視界不良

雨天時はフロントガラスやミラーに付いた水滴が視界を悪くします。いくらワイパーで水滴を拭っても晴天時のように視界良好にはなりません。
また、雨の日は昼間でも暗くて運転が怖いと感じる方も少なくないでしょう。

 

----ハイドロプレーニング現象

ハイドロプレーニング現象は走行時に水たまりの上をスキーのように滑ってしまう現象で、事故の原因になります。
通常、タイヤの溝が路面を覆う水を排水してくれるのでタイヤゴムと地面がしっかりと接地します。しかし、高速走行時や水の量が多いとタイヤの溝では排水しきれずに水の上を滑ってしまいます。

 

 

 

 

 

タイヤのメンテナンス

 

 

まずはご自分のクルマのタイヤの「溝」を見てください。一般的にスリップラインは1.6mm以下とされていますが、これはあくまで車検に定められた基準値。


タイヤがスリップサインまで減っている場合は、至急交換して下さい。教習所で習った、いわゆる「ハイドロプレーニング現象」を引き起こしてしまうからです。磨り減ったタイヤだと、梅雨といわず、ワダチにたまった水たまりレベルでもハイドロプレーニング現象が起きます。

 

 

----タイヤの劣化を確認する

次に、タイヤ全体を見回してチェックしてください。普段あまりクルマに乗らない方は要注意です。製造より5年以上経過しているタイヤは溝深には問題がなさそうに見えても、溝やサイドのひび割れ劣化、路面設置面のタイヤの硬化が始まっている可能性が高いです。特にタイヤが硬化している場合は、溝深が残っていても梅雨時期にスリップしてしまいます。場合によっては交換をおススメします。

 

----タイヤの製造時期を確認する

タイヤの製造時期はタイヤのサイド面にはっきり明記されていますので、ここでその読み解き方を覚えておきましょう。例えば、サイド面に3511と記載されているとします。これは2011年の35週に製造したタイヤであるということです。ご自身のクルマでタイヤの製造年数を確認してください。

 

 

 

 

 

視界を良好に保つ

 

 

ガラス部分は撥水コーティング剤を使いましょう。クルマを走らせたときの風で水滴が飛んで視界がクリアになります。


撥水コーティング剤の前に、市販の油膜取り用のシートや洗剤で油膜を除去するのも有効です。対向車のヘッドライトのギラツキが軽減され、運転の快適性がアップします。

 

 

----ワイパー

ワイパーは雨天時の運転の快適さに直結します。直射日光に晒されるため意外と劣化が早いので梅雨に突入する前にワイパーの状態をチェックしてみてください。
ワイパーゴムが半年〜1年、ワイパー本体は2年程度が交換時期の目安です。交換時期がきてなくても、雨の拭き取りが甘くなったり異音がするようになったら交換をお勧めします。

 

----ミラー

意外と忘れがちなミラーも雨対策しておきましょう。雨を弾き飛ばす撥水ではなく、雨を一面にベタッと貼り付ける親水タイプのコーティング剤がおすすめです。ミラーは走行中も風が当たりにくいため、撥水タイプのコーティング剤ではうまく水滴をはじきとばせません。

 

----ヘッドライトクリーニング

もう一つおススメなのは、ヘッドライトクリーニング。昨今のヘッドライトは、殆ど樹脂製です。ですから比較的早く劣化してしまい、曇って視界不良を起こしてしまうケースがみられます。梅雨前に施工しておけば、天候が悪化したときにヘッドライトが暗くて、夜視界不良になる、なんてことが避けられます。

 

 

 

 

 

車内環境にも注意が必要!

 

 

梅雨時の車内も対策が必要です。湿度が上がってしまい、快適な車内環境が保たれない事が多くなりますので、エアコンは、これからの時期に活躍する装備でしょう。


車内温度や湿度を管理したり、ガラスの曇りを除去したりするためにはエアコンが効いているかをチェックしましょう。

 

 

----エアコンのチェック

1つ目のポイントは、エアコンのガスがきちんと入っているかどうかです。ガスの量は、ご自身でも確認が出来ます。エアコンのサイトガラスを見てください。エアコン起動時でも泡がプクプク出ていれば、ガスが足りないということです。カー用品店やディーラー、お知り合いの修理工場でも診断してくれます。使いたい時に、エアコンが効かないのは最悪ですので、きちんとしたところに施工をお願いしてください。


次のチェックポイントは臭い対策です。梅雨にエアコンを使って「え?なんか凄くカビ臭い?」と思ったことはないでしょうか。梅雨前なのに少し臭うなと思った時は、梅雨本番になればこれはもう、確実に臭いと思うはずです。エアコンフィルターを、新しいものに交換してみてください。これでも臭いが気になるようでしたら、カー用品店等でエバポレーターのクリーニングを行ってください。これで確実に臭いが取れます。特に5年以上エアコンフィルターを変えていない方は、両方行わないとカビ臭さが取れないことが多いでしょう。

 

----フロアマットのチェック

梅雨の時期に車内が多湿になる意外な原因が、フロアマットです。常に足元が、ビショビショになって乾かない経験をされた方も多いのでは?


これには、カー用品店で売っている、PP素材のトレー型フロアマットで対応したらよいでしょう。たまった水を捨てることも可能です。

 

 

 

 

 

梅雨入り前にこそ洗車とワックスがけを

 

 

車体の塗装は、梅雨で傷みます。最近の雨は、総じて酸性度が高くなっています。梅雨の時期に入る前に、出来るだけ洗車・ワックスをしてクルマのボディーをしっかり守ってあげましょう。


梅雨の時期は、雨も多く中々洗車が出来なくなりますので、雨で傷む前に手入れをしてあげてください。
 

 

 

 

 

 

豪雨災害への備え

 

 

近年、ニュースでも良く報道されていますが、大雨や集中豪雨により短時間に大量の雨水が発生することがあります。車体は半分くらい水につかると、ドアが自力では、開けられなくなることもあります。そんな不測の事態でも対応できるように車内置きのガラスハンマーは用意しておきましょう。備えあれば憂いなしです。


また電装関連が、水に使ってしまい機能しないことも発生しますので、大雨が発生したら少しでも高い位置に駐車するようにしてみてください。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

梅雨はクルマの状態や運転の快適性を悪くします。劣化したタイヤで水たまりを走行するとハイドロプレーニング現象でツルッと滑ってしまったり、安全性の減少も引き起こします。


是非とも梅雨に突入する前に、愛車の状態を一通りチェックしてみてください。

 

 

 

 

 

 

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