サスペンション交換の目安は?! 費用はどのくらい?!

2022/06/06 ブログ

 

 

クルマのサスペンションとは、路面からの衝撃を吸収する役割を持つ、バネのようなパーツです。


タイヤのように消耗品というイメージがないため、あまり気にしていない方も多いと思いますが、使っていれば確実にへたってきます。長く乗っているクルマであれば、途中で交換の必要が出てくることもあるのです。


今回のブログでは、サスペンションの交換時期や交換に必要な費用について、詳しくご紹介していきます。

 

 

 

 

 

サスペンションの役割とは?!

 


サスペンションはクルマの足回りを支える大切な部品です。ボディとタイヤの間に設置されており、路面からタイヤを通して伝わる振動や衝撃を吸収して快適な乗り心地の実現に貢献したり、タイヤの路面追従性を保って操縦安定性を確保したりするのが主な役割です。


またサスペンションはクルマの重量を支える役割も果たしています。サスペンションの部品であるスプリングのこの働きのおかげでクルマは車高を保っていられるのです。


サスペンションを交換する目的としては、以下のようなものが挙げられます。

 

 

----乗り心地の向上

サスペンション交換の理由としてまず挙げられるのは、乗り心地の向上でしょう。サスペンションが硬すぎるとうまく衝撃を吸収できずに乗り心地は悪くなります。こういった場合はスプリングを交換したり、ショックアブソーバーの減衰力を変えたりする必要があります。

 

----操縦安定性の向上

逆にサスペンションが柔らかすぎると走行中のクルマが安定しないなど操縦安定性に影響をきたしたり、ステアリング操作に対するタイヤの反応が鈍くなったりなど操作性にも問題が生じることがあります。この場合も乗り心地の向上と同じくスプリングの交換、もしくはショックアブソーバーの減衰力を調整することになります。

 

----車高を下げてスタイリッシュに

乗り心地や操作性などの機能的な問題からではなくサスペンションを交換することもあります。サスペンションを交換して車高を下げると迫力のあるルックスになるドレスアップ効果が期待できるからです。


ただし、保安基準を超える過度な車高調整や指定部品以外のアブソーバーに交換すると、車検に通らなくなりますので、事前にプロに相談することをお勧めします。

 

 

 

 

 

サスペンション交換が必要な時期と目安

 


サスペンションの適切な交換時期はどのくらいなのでしょうか?交換目安となる症状や耐用年数などを解説していきます。

 

 

----サスペンションの劣化症状

以下のような異変を感じた場合は、サスペンションが劣化しているかもしれません。できるだけ速やかに、サスペンションの点検・交換を検討しましょう。


1.ギシギシ、ガタガタ、ゴトゴト、コンコンなど異音がする
2.ハンドルが振れてまっすぐ走らない
3.平らな道路でもボディが前後左右に揺さぶられている
4.タイヤが偏摩耗する
5.バンパーや下回りをぶつける機会が増えた

 

----サスペンションの耐用年数

車の保管環境や走行距離、乗り方によって違いが生じますが、性能低下や劣化などでサスペンションを交換する時期の目安は、以下のとおりです。


・新車登録から10年が経過している。
・50,000~80,000キロメートル以上走行している。

 

サスペンションと一口にいっても、ダンパーやコイルスプリング、ブッシュ類など多くのパーツが組み合わされています。そのため、それぞれの交換時期には違いがあり、目安は以下のとおりです。

 

 

〇ダンパー

封入されたオイルがすぐに漏れ出すことは少ないですが、使用に問題なくても80,000キロメートル前後で早めにリフレッシュすると、乗り心地が目に見えて良くなるでしょう。
メンテナンスとして、定期点検の際に見た目でわかる損傷や、オイル漏れの確認をすることが推奨されています。

 

〇コイルスプリング

一般的にメーカーでは、100,000キロメートルを耐久性の限界としていることが多いです。100,000キロメートルを超えてくると、コイルスプリングの全長が縮んで車高が下がってきたり、走行環境によって破損(折れる)したりといった症状が出てくる可能性があります。

 

〇ゴムブッシュなどのゴムやボールジョイント類

サスペンションを構成している周囲のパーツには、ゴム製のブッシュやボールジョイントが多く使用されています。例えば、サスペンションを下から支えているロアアームの根本(支持点)のゴムブッシュなどです。


ゴムパーツ類などは、一般的に100,000キロメートルを目安に交換したほうが良いといわれています。


ただし、ゴム製品は使用環境などによっても劣化速度が変わるので、ヒビ割れなどが発生している場合は、走行距離や年数に関わらず交換がおすすめです。

 

 

 

 

 

交換の工賃や費用の目安

 

 

サスペンションやブッシュ類を交換するとしたら、一体いくらくらいの費用が必要なのでしょうか。ここでは、サスペンションやその他不随するパーツの交換費用などを紹介します。

 

 

----サスペンション交換にかかる費用

サスペンションの交換にかかる費用は、おおよそ100,000円~200,000円が相場となります。


※部品代のほか、交換費用とキャンバー調整費用などを含みます。


症状の程度や交換を必要とする部品、専門店の工賃などの違いによって料金が変わることがあるので、事前に確認することを推奨します。

 

----サスペンション以外のパーツ費用など

サスペンション全体を交換する費用だけでなく、ダンパーやコイルスプリング単体、ブッシュ類などのゴムパーツの交換をしたときや、社外のサスペンションに交換したときの費用も気になるところです。


また、サスペンションなどを交換修理する際に、付随して交換されることの多いパーツの費用も紹介します。

 

 

〇ブッシュやスプリング交換の工賃・費用目安は?

車種などによっても違いがありますが、コイルスプリングが20,000円~30,000円程度、工賃は20,000円~30,000円が目安です。コイルスプリングのみを交換するとしても、一体になったサスペンションを、一度バラバラにする必要があるため工賃がかかります。


次に、ブッシュを交換する場合の費用です。ロアアームのブッシュ交換を例にすると、フロント・リアで部品代に工賃を含め、15,000円程度からが多くなります。

 

〇社外品のサスペンションに交換する場合の相場について

先ほど触れた車高調にする場合は、社外品を選択することになります。
この場合のパーツ費用は、100,000円~300,000円とメーカーによって大きな違いが生じます。交換工賃は、20,000円~30,000円前後が目安です。


サスペンション交換だけでなく、足回りの交換や補修・整備を行なった際にはアライメント調整が必要になります。上記の参考価格のほかに、10,000円前後の費用がかかることを考慮しておきましょう。また輸入車の場合は、部品代や工賃が一般的に割高になることが多いです。

 

 

 

 

 

最後に

 


サスペンションは、クルマの走行に重要な役目を担っているパーツです。そして、停車中でも走行中でも常に負担のかかるパーツでもあります。劣化によって乗り心地が悪くなる前に交換することで、愛車を新車に近い状態に保つことが可能です。


サスペンションの劣化の可能性がある症状をクルマに感じる、サスペンションの劣化時期に来ているなど、サスペンションの交換を考えているのであればレイズへぜひご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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