クルマの「年式」とは?! どうやって調べるの?!

2022/06/13 ブログ

 

 

「クルマの年式って、何を見ればわかるの?」「クルマの年式によって、税金や価値が変わるって本当?」


クルマの年式が、何を表しどのような意味をもつのか、はっきりと認識していない人もいるでしょう。


特に中古車を購入した人は、自分のクルマが何年式であるか、覚えていない、知らない人もいるかもしれません。


今回のブログでは、クルマの年式についてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

クルマの年式とは?!

 

 

そもそも年式とはどういったものを言うのでしょうか。


中古車販売店などでクルマを見てみると「19XX年式」や「平成XX年式」といった記載があります。この記載がまさに年式であり、記載された年がそのままそのクルマの作られた年として認識できます。


年式は、名称の通りそのクルマがいつ作られたかを表すものですが、厳密にはクルマが「登録された日(登録年式)」と「製造された日(モデル年式)」で微妙に認識が異なります。


では、それぞれの違いについて解説していきましょう。

 

 

----クルマが登録された年

年式は、どちらかというとクルマが最初に登録された年とされることが一般的です。これを「初度登録年月」といい、所有者を明確にするため、新車購入時に軽自動車検査協会や陸うん局で検査を受けて決定されます。


後述する製造年が基準となる年式とは異なり、中古車購入の際に参考にできる年式も初度登録年月のことが多いので覚えておくといいでしょう。


中古車の場合は「対象のクルマが新車として初めて購入された年」という認識です。

 

----クルマが製造された年

クルマが何年何月何日に完成したかで年式を表示している場合もあります。製造と登録では何が違うのかというと、主に輸入車に多い考え方であるということです。


輸入車の場合は製造元が海外なので、製造してから国内に流通するまでに期間が空くことがあります。そのため、実際に製造された年と登録の情報が違ってきます。


製造年も登録年も同じ年式ではありますが、実際に国内で流通するまでの期間に違いがあると覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

年式を調べる方法

 

 

車検証の上部に記載されている、初度登録年月、軽自動車は初度検査年月がクルマの年式です。


車検証は運転時の携行を義務づけられているため、グローブボックスに保管している人が多いでしょう。


自宅にいる、クルマが近くにあればすぐに確認できる手軽な調べ方です。

 

 

----新車保証書

車検証だけでなく、新車保証書にも年式の記載があります。メンテナンスシートと一緒に保管していることが一般的です。新車保証書の真ん中に「登録日」と記載されている欄があるので、年式を確認したい方はその部分を確認しましょう。


また、車検証は新車としての基準で表示されますが、新車保証書の場合は中古車で購入した場合に「中古車保証書」に変わります。中古車保証書の登録日は、対象のクルマが中古車として購入された日に変わるため、実際の年式とは違ってしまうので若干分かりづらくなってしまうかもしれません。

 

----シートベルトのタグ

シートベルトのつけ根にあるタグには、シートベルトの製造年が記載されており、クルマの年式として参考にできます。


ただしタグに記載された年式は、シートベルトの製造年であり、車両本体の製造年や登録年ではないため、確実な年月は把握できません。


タグがついていないシートベルトもあるため、あくまでも参考として見ておきましょう。

 

 

 

 

 

年式に対する注意点

 

 

クルマの年式は、表記の方法や見方によっては、誤った認識をしてしまいます。


クルマの売却、購入時に正しい判断をするためにも、注意点を覚えておきましょう。

 

 

----西暦と和暦

クルマの年式は書類によって、西暦(2008年)や和暦(平成20年)と、統一されておらず間違いやすいポイントです。


H20年式と記載されているときは、平成20年(西暦2008年)であり、2020年ではありません。


車検証は和暦で記載、保証書は西暦で表記されているため、間違えないよう注意しましょう。


自動車保険の契約や自動車税をシミュレーションするときなど、クルマの年式を把握しておく必要があります。


西暦または和暦のどちらかが把握できないときは、スマホで「2008年 和暦」や「平成20年 西暦」と検索して調べるとよいでしょう。

 

----年式だけでクルマのモデルは判断できない

クルマは「◯年式の××に乗っている」と表現しますが、同じ年式のクルマがすべて同一モデルとは限りません。


同じクルマの種類、年式であっても、モデルチェンジ前のものもあれば、以後のものもあります。


たとえば、平成20年5月にモデルチェンジしたクルマの場合、4月以前が前モデル車、5月以降が新モデル車です。


この場合、同じ平成20年式のクルマであっても、モデルチェンジ前後のクルマの2種類が存在しています。


特定のモデルのクルマを購入したいときは、年式だけで判断をしないようにしましょう。


またフルモデルチェンジをしていれば、見た目でモデルが違うとわかるものの、マイナーチェンジだと外観で判断できない可能性があるかもしれません。

 

 

 

 

 

年式の表現方法

 

 

ディーラーなどに行くと、低年式や高年式といった言葉を聞くこともしばしば。低年式は年式が古いクルマのことで、高年式は年式が新しいクルマのことを表しています。


若干分かりづらいかもしれませんが、年式が高いと言われるのが新しいクルマで、低いのが古いクルマということです。

 

 

----〇年落ち

「○年落ち」という表現はもしかしたら、クルマ以外でも聞くことがあるかもしれません。


この表現は実はとても簡単で、「新車として登録されてから何年経っているか」です。


つまり、2021年の段階での5年落ちは「2016年式」のクルマで、2021年式の車が5年落ちになるのは「2026年」ということになります。
 

 

 

 

 

 

年式が古いクルマのデメリット

 

 

年式が古いクルマは、新しいクルマと比較するとデメリットが出てきます。


具体的には、どのような影響があるのでしょうか。

 

 

----税金が高くなる

車は新車登録時から13年、18年を目途に、自動車税や自動車重量税が高くなります。


自動車税とは、排気量に応じて課される税金です。


5月前後に自宅へ納付書が届き、1年分の税金を支払うもので、軽自動車の場合は「軽自動車税」と呼ばれています。


まず自動車税は、新車登録から13年を超えると、13年未満の税金に15%がプラスされた金額に変更されます。


続いて軽自動車税は、13年を目途に12,900円へとアップします。


自動車重量税とは、自動車の重量別に課される税金です。


車検証の交付を受けるとき、車検証の有効期限分の重量税を支払っており、13年、次いで18年のタイミングで税金がアップします。

 

----車両保険に入れない可能性も

年式が古すぎるクルマの場合、自動車保険(任意保険)の補償のひとつ「車両保険」に加入できない可能性があります。


その理由としては、以下のふたつがあります。

1.古いクルマには時価額がつけられない
2.時価額が低すぎると、車両保険では修理代を補償しきれない


車両保険の金額は、年式を含めたクルマの価値により異なり、古いクルマほど時価額は下がります。


時価額が低すぎる場合、評価ができないため車両保険に加入できません。


また、古いクルマは保険金より修理費用が高くなり補償しきれないことから、車両保険への加入が断られてしまうケースがあるのです。

 

----中古車としての価値が低くなる

中古車の価値の基準は、年式が大きく影響しています。


ほかにも走行距離や現状なども評価に影響しますが、わかりやすい基準が年式です。


年式が古いクルマの場合、売却時の金額は安い一方で、中古車の購入時も比較的安い傾向にあります。


今所有しているクルマを売却する予定があり、少しでも価値が高いときに売却したいのであれば、中古車としての価値がある間に手放すのがよいでしょう。


ただ、クルマの売却価格は気にしないのであれば、税金がアップする13年を目安に、売却の検討をおすすめします。

 

 

 

 

 

年式が必要になるケース

 

 

ここまで年式のそのものの概要や調べ方について紹介しましたが、実際に年式が必要になるのはどんな時なのでしょうか。主には中古車の売買や自動車税の計算、自動車保険の契約時に年式が必要になります。


それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

----中古車を売買する時

中古車を売買する時に見られるのは、値段や状態だけと思っている方も多いかもしれません。ですが、中古車の売買には年式も判断基準として加味します。


例えばできるだけ高く売りたいのであれば高年式のクルマの方がおすすめ。安い金額で購入したいのであれば低年式のクルマを選ぶと良いでしょう。


このように、中古車を売買する際の値段に年式が大きく関係してくる訳です。

 

----自動車税を計算する時

クルマを所持する方にとって最もネックな自動車税にも年式が関係してきます。


どういうことかというと、実は自動車税は登録年月によって支払う金額が変化するということ。


自動車税をできるだけ安く済ませたい、という方はできるだけ高年式のクルマを購入するのがおすすめです。

 

----自動車保険に加入する時

自動車保険の料率は年式と車種から導いた車両価値を基に設定されます。年式が古ければ古いほど車両価値の観点で不利になってしまい、万が一の事故などの補償範囲が狭まってしまいます。保険金より修理費の方が高額になってしまう、といったケースに陥る可能性も0ではありません。


また、年式が古すぎると保険の加入自体ができないなんてことも。保険を充実させたい方は、あまり年式にこだわらない方がいいかもしれません。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

・クルマの年式とは「新車登録を行った年」のこと
・クルマの年式は、車検証か保証書を見れば記載されている
・低年式のクルマ(古いクルマ)になるほど、価値が下がる


任意保険へ加入するときや、クルマの査定をするときなどに、正確なクルマの年式を把握しておく必要があります。


中古車の場合、クルマをいつ購入したかは覚えているものの、年式まで把握できていない人もいるでしょう。


この機会に、自分のクルマが何年式であるか、車検証と保証書を見てチェックしてみませんか?


また、年式にこだわってクルマを購入したい、という方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

 

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