ワンダリングとは?! 運転中には要注意!!

2022/06/14 ブログ

 

 

皆さんは「ワンダリング」というタイヤの関連用語をご存じでしょうか。クルマや運転についての知識を普段から学んでいる方にとっては、なじみ深い言葉かもしれません。


真っ直ぐな道を走っているはずなのに、ハンドルに入れる力を緩めると左右のどちらかに曲がってしまう。


平坦な道なはずなのに、ハンドルが取られてしまう。
これが「ワンダリング」です。


ワンダリングはなぜ起こってしまうのか?!
どのように対策すればいいのか?!


今回のブログでは、このワンダリングについてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

ワンダリングとは?!

 

 

運転している時に、クルマの動きやハンドルの操作感がおぼつかないような感覚を覚えたこともあるのではないでしょうか。この現象こそがまさしくワンダリングで、走行時に轍や路面の勾配によりクルマがふらつく現象のことを指します。


その原因の一つはタイヤと路面との接地面に発生する力の変化です。また、ホイールアライメントの不適正、操舵系の不具合といった原因で発生することも覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

ワンダリングが発生する原因と対策

 

 

ワンダリングの原因について深掘りし、原因ごとの対策について解説していきます。

 

 

----タイヤの劣化

タイヤは地面と接することで時間が経過すればする程、摩耗し劣化していきます。摩耗が進むことで段差やうねりを吸収するゴムの弾力が弱まるため、地面からの振動がボディに直接伝わり、ワンダリングが発生します。


タイヤが劣化するとハンドルも安定しなくなるため、非常に危険です。タイヤの劣化は、新品のタイヤに交換するだけで簡単に解消できるでしょう。

 

----タイヤの空気圧の減少

一番多いケースですが、左右の空気圧が不均衡であることが考えられます。均等な空気圧でないと空気圧が低いほうが抵抗になります。


空気圧が片方は高く、片方は低いと、結果的に空気圧の低いタイヤ側に曲がってしまうのです。


走っていればタイヤの空気は自然と抜けていきます。


未然に防ぐ方法はこまめにタイヤの空気圧を見ておくことです。
空気圧の点検は自分で実施が可能ですが、時間が無い場合や作業に不安がある方は業者に依頼するといいでしょう。

 

----サスペンションの劣化や変形

ワンダリングを発生させる原因となるパーツには、サスペンションの劣化も原因の一つとなります。これはダンパーやブッシュなどの構成部品が耐用年数に達したことで起こる現象です。


乗車していて最も体感しやすいのは振動で、うねりのある道路を走行した場合や段差を通過したのちに、すぐに収まっていたボディの揺れがいつまでも止まらないなんてことも起こるようです。このような場合はダンパーの抜けやオイル漏れが原因と考えられます。


またダンパーのへたりは異音を伴うケースもあるため、ギシギシといった音が聞こえればボディが原因の可能性も考えられるため専門店にチェックしてもらいましょう。ダンパーは「新車から10年」「走行距離8万kmごと」が交換の目安ですが、クルマの使用環境によっては期間が異なりますので、あくまでも目安として捉えておきましょう。


また事故で車軸が変形した場合、直進性能やコーナリング性能に悪影響が出ます。車軸の変形はハンドルのふらつきにもつながるため、当然危険です。


すぐに修理が必要なため業者に依頼しましょう。修理費は事故の度合いや車種によっても異なるので、あらかじめ問い合わせしておくことをおすすめします。

 

----シートの劣化

クルマの乗り心地を左右するシートが劣化することで弾力性が失われ、ふらつきを感じやすくなります。走行距離が5万kmを超えた段階で変化を感じ、10万kmも走ればクッション性の劣化が明らかになるでしょう。


シートが劣化するとクルマへの振動や衝撃が体に伝わりやすくなり、ワンダリングを自覚しやすくなります。


対策方法は大きく2つあり、シート交換を行うか専用のクッションを購入することです。


シートそのものを交換するのは非常に高額であるため、専用のクッションを購入することも対策の一つです。クッションを置くだけでも弾力性がかなり戻るため、ワンダリングの対策になります。

 

----ブレーキの片効き

ブレーキの片効きがワンダリングの原因となることもあります。


自転車ではよく起きることなのですが、ブレーキを掛けた時に片方だけが戻りが悪く、タイヤにくっついたままタイヤとの間で引き擦りが起きている状態です。


これは大変危険です。
このような状態が続くとブレーキがすり減り、正常なブレーキがかからなくなってしまいます。


将来的に、事故のもととなるので発見次第整備工場に行きましょう。

 

----ホイールアライメントの狂い

ホイールアライメントが狂ってしまうことも、ワンダリングを発生させる原因の一つです。


タイヤには、「トー角」「キャンバー角」「キャスター角」というものがあります。これらの角度が適度に調整されていれば、ワンダリングが起きることはありません。


アライメントが狂ってしまう原因は以下の4つ。


・経年劣化によるサスペンションのゴムブッシュの劣化
・縁石などの段差に強く乗り上げる
・車高を上げたり下げたり調整した
・ホイールを太いものに変更


上記以外にも原因は考えられますが、運転時にハンドル操作に違和感を感じたりした場合はアライメントを疑いましょう。また異常を感じられなくてもタイヤの片減りを発見したら、ホイールアライメントが狂っている可能性があります。

 

----ロープロファイル化によるもの

扁平率を変えたら曲がるようになった場合、ワンダリングが考えられます。
ロープロファイル化と言うのはいわゆる扁平化というものです。


タイヤの高さを低くしてコーナリングや高速走行時の操縦性を向上させる効果が得られます。


この時に、ワンダリングが起きる可能性があります。
ワンダリングというのは、路面の凹凸や轍などでハンドルが取られてふらついてしまう現象のことを言います。


ノーマルタイヤから幅広扁平のタイヤに交換すると、接地面積が大きくなり抵抗が増えます。


また、扁平率が低くなるので路面の変化を直接車体に伝えてしまう事があります。


下手にロープロファイル化をすると、誤って轍に乗ってしまった時に操縦が困難になることがあります。
ロープロファイル化をした時は、注意して走りましょう。

 

 

 

 

 

点検を忘れずに!!

 

 

運転中にクルマがふらつくなぁ、と感じたらまずはタイヤの空気圧の不均衡を考えましょう。


ロープロファイル化とかブレーキの片効きとかはそのつぎです。
いずれにしろ、こまめに点検を行っていれば起こりにくいことです。


大変な事故に繋がる危険を含んでいるのでもしふらつくようであればすぐに検査をされることをおすすめします。

 

 

 

 

 

最後に

 

 

今回はクルマのふらつきを表す「ワンダリング」について概要や、原因とそれぞれの対策について紹介しました。


ワンダリングは、タイヤの劣化・タイヤの空気圧・サスペンションの劣化・シートの劣化・ホイールアライメントの狂い・ブレーキ不良などが原因で発生します。


今回紹介した内容を参考に、ご自身の愛車にワンダリングが発生していないか、チェックしてみましょう。


少しでも違和感などがあった場合には、早めの点検をおススメします!!
ワンダリングについても、レイズにお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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