クルマの寿命が延びる?! 正しいメンテナンスとは

2022/06/21 ブログ

 

 

クルマの寿命は走行距離と年数でおおよその目安が立てられます。しかし、メンテナンスや運転方法次第で、寿命を延ばすことができるということをご存知ですか?!


今回のブログでは、クルマの寿命を決める条件と、寿命を延ばすメンテナンスを中心にご紹介していきます。


「より長く愛車に乗りたい」「愛車の寿命を延ばしたい」「クルマの買い替え頻度を減らしたい」という方は、寿命を縮める行為をしていないか、日々の運転を見直してみましょう。

 

 

 

 

 

クルマの寿命とは

 


「クルマの寿命は10万キロ(10年)」は一昔前の話で、現代はクルマの性能が向上し道路環境も整備されたことで、寿命は20万キロともいわれています。


また、クルマの寿命は車体の耐用年数だけでなく「ユーザーが乗り続ける期間」ともいえるので、買取市場が拡大されたことも影響しています。


そもそもクルマの寿命とは
「走行に安全上の限界がくること=エンジンの寿命」を指す場合がほとんどです。


一般的にいわれる「走行距離による寿命」や「年数による寿命」は、エンジンに限界が来やすい目安として覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

クルマの寿命を延ばすメンテナンス

 


クルマの寿命(部品の推奨交換距離)は性能の向上か延びていますが、正しいメンテナンスを行えばさらに長い期間乗ることができます。


以下では、クルマの寿命を延ばすために最適なメンテナンス方法をご紹介します。

 

 

----エンジンオイルの交換

エンジンオイルのメーカー推奨交換時期は、ガソリン車は走行距離15,000kmあるいは1年、ターボ車は走行距離5,000kmまたは6ヶ月となっています。(メーカーによって若干異なります)


エンジンオイルは、エンジンだけでなくクルマの故障を予防することができる重要なものなので、適正な量が入っているか、オイルに汚れがないかを定期的に確認しましょう。


「オイルの警告ランプが点灯した時に交換する」というユーザーもいますが、ランプが点いた時にはかなりの汚れや残量不足が考えられるので、警告が出る前に対処することをおすすめします。

 

----タイヤ交換

クルマのタイヤは走行距離にかかわらず、最低でも4年に1度交換することが望ましいといわれています。これはタイヤ表面のゴムが経年により劣化してしまうためです。


また、新品タイヤ装着から4年が経過していなくても、「ヒビや傷の有無」や「溝の残り」によって交換時期が早まる場合があります。


ひび割れや亀裂、溝の深さが3.2mmを下回るような状態の場合、4年を待たずに交換することがおすすめです。


日々のメンテナンスではタイヤ側面に刻印された製造年数から経過年数を確認し、適正な空気圧を保つよう心がけましょう。

 

----バッテリー交換

バッテリーの交換時期は車種によって異なりますが、2〜3年を目安に考えると良いでしょう。


2年以内であってもエンジンのかかりが悪くなったり、電気系統(エアコン、ライト)の動作が鈍くなったりした時は交換が必要です。


バッテリーを長持ちさせるためには定期的にバッテリー液の残量を点検し、減っている場合は補充をしておきます。


また、バッテリー上がりを防ぐために降車時のライトの消し忘れや半ドアで室内灯をつけっぱなしにしないよう日ごろから注意が必要です。

 

----タイミングベルト交換

タイミングベルトは走行距離10万キロを目安に交換が推奨されるエンジン内のパーツです。


走行に関わる重要なパーツのため高い耐久度がありますが、走行距離が10万キロ未満で切れてしまった事例も多く報告されているため注意が必要です。


万が一タイミングベルトが切れてしまった場合、メーカー側で部品の生産が行われていれば、整備工場での交換が可能です。

 

----ウォーターポンプ点検

エンジンの熱を冷ますウォーターポンプも定期的なメンテナンスが必要です。交換時期は10万キロ程度と言われていますが、冷却水の漏れや異音がする場合は交換しましょう。


水温計の上昇やエンジン付近から「キーン」「ウィーン」というような音がした時は、ウォーターポンプに異常が考えられる前兆です。


早い段階で異常に気が付けばエンジンの故障を防ぎ大事に至らずに済むので、走行距離に関わらずメンテナンスを行いましょう。

 

----車検以外の定期点検

車検以外の定期点検には6か月点検(半年点検)、12か月点検(1年点検)があります。点検項目は室内、エンジンルーム、下まわり(ホース・パイプ類)、足回りに関係する消耗パーツの損傷やゆるみ、オイル類の漏れがないかが中心です。


定期点検はクルマの安全性と快適性を維持するために欠かせません。

 

----こまめな洗車

錆や汚れはクルマの性能を落とす原因の一つです。


故障や劣化を防ぐ(遅らせる)ためには、ボディの見える部分だけでなく下回りやボンネットの中も確認し、できるだけ清潔に保ちましょう。


海の近くにクルマを保管している場合は、塩分が含まれた海風にに当たることで錆が発生しやすく、特に注意が必要です。

 

 

 

 

 

クルマの寿命を縮める行為とは

 


適切なメンテナンスをきちんとしていても、各部品に負担のかかる運転方法を続けているとクルマの寿命が縮むことがあります。


見直すべき誤った運転方法をしていないか確認しましょう。

 

 

----急がつく運転

「急」がつく運転は事故のリスクがあることはもちろん、車体に大きな負担を与え、クルマの寿命を縮めます。たとえば急ハンドルや急加速はタイヤを中心に足回りの摩耗を早め、急ブレーキはステアリング系統の劣化を招きます。


緊急時をのぞき、滑らかなハンドリングと緩やかな発進・停車を心がけましょう。

 

----車止めにタイヤを密着する

車止めにタイヤを密着させた駐車は、初心者に多い傾向があります。


タイヤが車止めに密着しているとタイヤやサスペンションに長くストレスが掛かるため、クルマの寿命を縮める可能性があります。


慣れないうちはタイヤと車止めの接触を感じてからわずかに前進し、車止めから離れて駐車する癖を付けましょう。

 

----サイドブレーキの操作手順に注意

駐車時サイドブレーキの操作手順を誤ると、トランスミッションに負担がかかります。駐車の際は必ずサイドブレーキを引いてから、パーキングレンジに入れるよう意識しましょう。


よくある誤ったサイドブレーキの操作方法をまとめました。当てはまる方は今後注意しましょう。

 

・サイドブレーキを引く前にパーキングレンジに入れる
・サイドブレーキを引かずにパーキングレンジのみで駐車する
・パーキングレンジに入れた状態でサイドブレーキを先に解除する

 

 

 

 

 

最後に

 


クルマの寿命は単なる走行距離と年数だけでなく、エンジンの寿命を考慮することが大切です。エンジンの寿命は運転方法やメンテナンスの見直しにより延ばすことができます。


近年はクルマの耐用年数自体が延びているため、乗り方とメンテナンス次第で長く乗り続けられる車となるでしょう。


寿命を縮める行為や運転は知らないうちにやっている場合が多いため、日々の運転で注意していきましょう。

 

 

 

 

 

 

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