運転免許の限定解除 解除方法とメリットとは・・

2022/06/23 ブログ

 

 

皆さんは、免許証の「限定解除」について詳しくご存知でしょうか?!


なんとなくは知っているけど、具体的にどういうことであり、どういった方法で解除するのか知らないという人も少なくありません。


免許の限定解除を行うと、今まで乗れなかった車種も運転できるようになります。


今回のブログでは、限定解除の時間や方法、メリットなどについてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

限定解除とは?!

 


運転免許における「限定解除」とは、「限定条件がつけられている免許」を「限定条件のない免許」に変更するための審査のことをいいます。免許証に「○◯車に限る」と記載されていれば、それが限定条件であり、その限定条件に合致した種類のクルマしか運転してはいけません。


例えば「AT限定」なのにマニュアル車を運転するなど、限定条件に違反すると加点されてしまいます。


「審査」とはいいましたが、そこまで堅苦しかったり難しいことはありません。免許を保有しているということは運転の基礎は知っているため、今まで免許を取ったことのない人が1から新たな免許を取得するよりは手軽だといえます。

 

 

----限定条件のある免許の種類

・AT限定免許(自動車・バイクそれぞれ)
・準中型自動車免許5t限定(2007年~2017年の法改正前に取得された普通自動車免許)
・中型自動車免許8t限定(2007年法改正前に取得された普通自動車免許)
・大型特殊自動車免許カタピラ車限定 または 農耕車限定
・大型自動車免許自衛隊車両限定


※法改正によって限定となった中型・準中型の免許でも、運転できる自動車の種類は法改正前と変更ありません

 

 

 

 

 

AT限定解除の方法 ー教習所に通うー

 


AT限定解除のために、教習所に通って最低4時間の講習を受けます。費用は教習所ごとに異なりますが、相場で4〜8万円ほどかかると考えてください。講習の完了まで3〜5日間かかるのが一般的です。


限定解除する方法としては、後述の方法よりもこちらの方が一般的な方法だといえます。教習所で最低4時間の講習を受けて、審査に合格すれば卒業となり、学科教習はありません。


AT限定解除の料金は、受講する教習所によって異なります。保証内容なども確認して、いくつかの教習所に問い合わせして比較することをオススメします。なお、教習時間は最低4時間なのですが、「補習」などの問題があった場合には追加料金が必要になりますので注意してください。


「道路交通法」の規定により、技能教習は原則として1日2時間まで(条件つきで3時間まで)と定められています。AT限定解除をするためには最低4時間の技能講習と審査が必要なので、1日2時間の講習×2日間+審査で1日と計算すると、最低3日で限定解除のための講習を卒業できる計算になります。


なお、これらはあくまでも「一般的な」ケースです。講習に何か問題があれば費用や日数、必要な手続きが変わることになるでしょう。

 

 

----教習所に通うメリットとデメリット

教習所に通うことでAT限定解除する方法のメリットおよびデメリットは以下のとおりです。


メリット:クラッチ操作をきちんと覚えられる、安心して試験に挑める

デメリット:時間とお金がかかる

結論:操作を身につけたい方、確実に合格したい方は教習所がオススメ

 

 

 

 

 

AT限定解除の方法 ー試験のみを受けるー

 


運転免許センターに行って、限定解除審査だけを受けてAT限定解除することもできます。受験料は1,400円、試験車使用料として1,450円を支払います。なお、警察官が採点を行うという特徴もあります。

 

 

----試験のみを受けるメリットとデメリット

試験のみ受けてAT限定解除するメリットおよびデメリットは以下のとおりです。


メリット:教習所に通うより安く済む、最短1日で限定解除できる

デメリット:採点が厳しい、落ちたら何回もお金を払って受けることに

結論:どうしても安く済ませたい、運転に自信がある方は試験のみでも可

 

 

 

 

 

限定解除するとメリットがある免許の種類

 


運転免許の限定を解除することで、運転できる車種が増えることによるメリットがある場合があります。次はその具体的な例をあげていきます。

 

 

----AT限定免許

現在ではAT車が主流となっていますが、スポーツカーのようにMT車の販売を続ける車種もまだまだ存在します。


MT車が多い海外の運転や、仕事で使う社用車を運転できることはメリットと言えます。

 

----中型8t限定免許

法改正前の普通免許であった中型8t限定免許を持っていれば、大きなクルマにも乗ることができ、就職や仕事に関わる可能性が広がります。


中型免許では「車両重量11t未満で、最大積載量が6.5t未満」「乗車人数30人未満」の車両に乗ることができます。つまり29人まで乗れるマイクロバスの運転が運転できますし、かなりの荷物を運搬できます。また将来的に自動車教習所で大型免許を取得するという場合は教習時間が短くなり、その分取得費用も安くなります。


ただし、中型8tになるということは、現行の免許制度に移行することも意味しています。免許取得・更新の際に、準中型以上で必要なる深視力検査に合格しなければ、中型免許を維持できません。


深視力検査は「三桿法」で行われます。これは「横に並んだ同じ太さの3本の棒の内、前後に動く真ん中の棒を止めて一直線上に並べる」というもの。これを3回行い、誤差は平均で2cmまでで合格です。


試験・更新期間中であれば何度でも受けられますが、もし期限までに合格できない場合、深視力が必要となる免許は失効(失効後6か月以内で合格すれば再取得可能)となり、現行の普通免許になってしまいます。

 

 

 

 

 

最後に

 


限定解除することでメリットがありますが、その方法は教習所と試験のみで性質が大きく異なります。一般的には教習所に通う方法で限定解除するのが最も確実ですが、過去にマニュアル車の運転経験があるのであれば試験だけでも合格するかもしれません。


あまり自信がないという方は無理をせずに、教習所に通って確実な方法で限定解除をしましょう。限定解除する場合は、自身の状況や能力に合った試験を受けることが肝心です。


限定解除をすることで運転できる車種も増えます。車の楽しみ方や仕事の幅が広がるなどのメリットもありますよ。

 

 

 

 

 

 

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