しぶといホイールの鉄粉! 除去する方法とは?!

2022/06/27 ブログ

 

 

走行しているとクルマは車体だけでなく、ホイールも非常に汚れていきます。ホイールを見てみると、細かい黒や茶色の汚れが付着しています。この汚れは主にブレーキダストといわれる鉄粉です。ブレーキダストとは、ブレーキを踏む時にローターとの間に生じる摩擦で、ブレーキパッドがすり減って出てくる金屑です。ホイールは足回りのため、日頃から汚れを放置すると見栄えが悪くなるばかりです。


ホイールの汚れは油や鉄粉などが原因なので、簡単にはきれいにならないのが悩みどころです。「ホイールをピカピカにする、いい方法はないだろうか……」と思っている方も多いのではないでしょうか?!


今回のブログでは、ホイールが汚れる原因やホイール洗車のコツ、準備するアイテムなどをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

ホイールはなぜ汚れるのか?!

 


ホイールを見てみると、細かい黒や茶色の汚れが付着しています。この汚れは主にブレーキダストといわれる鉄粉です。ブレーキダストとは、ブレーキを踏む時にローターとの間に生じる摩擦で、ブレーキパッドがすり減って出てくる金屑です。


摩擦が生じると高温になります。高温時にダストがホイールに飛び散って付着しますが、そのまま放置しておくと錆びてこびり付きます。付着してすぐであれば水洗いでも取れますが、放置しておくと固着してしまいます。


とくに欧州車はスピードを出すことを想定されて作られています。その分ブレーキパッドが柔らかくすり減りやすくなっていますので、ブレーキダストもたくさん出てきます。なので国産車と比べ、かなり汚れやすいですから、こまめな洗浄が必要になってきます。

 

 

----鉄粉付着のメカニズム

洗車してきれいになったと思ったのに、触ってみるとザラザラとしていることがあります。それは細かい鉄粉が塗装面に突き刺さっているような状態です。塗装面に軽くこびりついているだけのものもあれば、くい込んでしまっている鉄粉もあります。


鉄粉が上に乗っかっているだけの状態の時に洗浄してしまえば、流されてきれいになりますが、そのまま放置しておくと、表面上にこびりついていただけだった鉄粉が、酸化して錆びてしまい、塗装面にくっついていたりくいこんだりします。


最初は黒色ですが、そのまま置いておくと錆びてきますので茶色にになってきます。錆びて付着してしまうと簡単には取れなくなり、それを取り除く作業が必要になります。


この鉄粉はコーティングをしていても付くものです。適度に洗浄が必要となります。洗浄時にそのダストを取ろうとしてゴシゴシと磨いてしまうと、細かな傷がたくさんできてしまい、愛車にダメージを与えてしまいます。大きな鉄粉が取れると穴があきます(といっても小さなものですが)。それを放置しておくとそこにまた汚れが付着します。

 

 

 

 

 

ホイール洗浄に必要なアイテム

 


ホイール洗車に必要なアイテムは、ホームセンターやカー用品店などで簡単に入手できるものばかりですが、一部特殊な溶剤もあるので、取扱いには注意が必要です。


何を選べばいいか迷っている方のために、ここでは代表的なアイテムを3つご紹介します。

 

 

----スポンジやクロス

スポンジは普通の洗車用スポンジでOKですが、ホイールを洗うには少し大きいかもしれません。ホイールの隙間の大きさによって、スポンジをカットすると使いやすいでしょう。クロスはマイクロファイバーがおすすめで、ホイールの細部の汚れをしっかり落とすことできます。

 

----カーシャンプー

カーシャンプーは、油分を落とすために使います。基本的には、洗車に使うカーシャンプーで問題ありません。まずはカーシャンプーで大まかにホイールを洗い、そのあと鉄粉除去剤を使うといいでしょう。

 

----鉄粉除去剤(カーコーティング剤)

ブレーキパッドが削れると鉄粉が発生し、それがホイールに付着します。鉄粉は通常のカーシャンプーではなかなか落ちないので、専用の鉄粉除去剤を使いましょう。鉄粉除去剤を吹きかけると、化学反応で鉄粉が溶けます。成分が残っているとホイールの塗装を傷めるので、水でしっかりすすいでください。

 

 

 

 

 

鉄粉除去の手順と方法

 


1.まずは、ホイールに付着した油汚れを落としていきます。スポンジや水だけではなかなか落ちないので、カーシャンプーを使って洗いましょう。それでも汚れが落ちない場合は、専用のホイール洗剤を使いましょう。ホイール洗剤の方がカーシャンプーよりも洗浄効果が高いです。

 

 

2.カーシャンプーで落とし切れない黒い汚れがある場合は、鉄粉が残っている可能性があります。その場合は、鉄粉除去剤を噴射して数分待ちましょう。化学反応によって鉄粉が溶けるので、効率良く除去できます。


種類にもよりますが、化学反応を起こすと除去剤の色が紫色に変化するものがあります。化学反応後は、色が付着した箇所を水でしっかり洗い流します。そのあとスポンジを使って拭き取ってください。

 

 

3.カーシャンプーを使ったあと、スポンジを使って汚れを落とします。なお、鉄粉除去剤を使った場合は、再度カーシャンプーで洗ってください。


カーシャンプーだけでは取り切れない部分や細かくて手が届かないところは、スポンジを使って汚れを落としていきます。細かい隙間などにスポンジが入らないようであれば、小さくカットして使いましょう。また、スポンジではなくマイクロファイバークロスを使えば、より細かい汚れを落とすことができるのでおすすめです。

 

 

4.スポンジで洗ったら、最後に水でホイールをすすぎます。このとき、溶剤が残らないように、しっかり洗い流しましょう。最後に残った水分をから拭きすれば、作業は完了です。

 

 

 

 

 

どれくらいの頻度で行えばいい?!

 


これはクルマの状態によっていろいろです。コーティングをしているしていないも関係してきます。しかしどんなクルマでも鉄粉の汚れを防ぐことはできません。鉄粉は表面に付着して、時間がたてばたつほどどんどんと塗装に付着して錆びついていきます。


コーティングをしていたとしても鉄粉除去をしないのであれば、そのうち塗装にも侵食してしまい、取るのに大変苦労します。


コーティングをしていなかったら2~3ヶ月に1回、コーティングと洗車をしていたら半年に1回ぐらい鉄粉除去を行いたいものですが、頻度は環境や使用状況などによって違ってきます。ご自分のクルマの様子を見ながら行ってください。

 

 

 

 

 

鉄粉除去剤の選び方のポイント

 


鉄粉除去剤とは、その名の通り、塗装面やホイールについた鉄粉を除去するための液剤です。


鉄粉除去剤を用いると鉄粉が溶けてなくなると思っている人が多いですが、液剤をかけて紫色になって水で流れるのは錆びていた部分です。つまり酸化している箇所は鉄粉除去剤で分解して流してしまえます。芯まで錆びていたら溶けてなくなりますが、芯がまだ酸化していなかったらそのまま残ります。


錆が取れ、茶色い色が水で流されてしまうので鉄粉がなくなったように思いますが、錆びてない鉄の部分は錆び部分が取れることにより、取れやすくなるか、そのまま残るかします。なぜなら鉄粉除去剤は鉄そのものを分解するわけではないからです。


酸化した部分だけを除去するとはいえ、ずいぶんときれいになります。

 

 

----どのようなものを選べばいい?!

鉄粉除去剤には大まかに2つのタイプに分かれます。一つは除去剤を塗ると紫色になる溶剤、もう一つは無色のままのものです。前者は中性が多く、後者は酸性が多いようです。鉄と液剤が反応すると色が紫色になります。


無色タイプはプロ用です。一般的には紫色に変わる除去剤を使いますから、そちらの除去剤を選ぶ方が無難でしょう。


鉄粉除去剤は、スプレーやシャンプーがあり、液体で分解していきます。スプレー型のものはスプレーするだけで鉄粉を溶かして落としくれます。その後シャンプーで洗い流せば、ずいぶんきれいになり、お手軽です。


市販の鉄粉除去剤を使うときは弱めのものから使っていきます。それでも汚れが落ちなかったら、だんだん強めの除去剤を用います。鉄粉除去剤はまだそんなに錆びてこびりついていない鉄粉の除去に向いています。しっかりこびりついた鉄粉には不向きです。


市販の鉄粉除去剤を購入するときは、鉄粉除去したいホイールに合った鉄粉除去剤を選びましょう。アルミホイールならアルミホイールにも使える除去剤ということですね。


違うタイプのものを使ってしまったり、鉄粉除去剤によっては鉄粉除去成分が多いですので、素材の色が変色してしまうこともあります。


ドイツ製のクルマは時速200kmの速さに耐えうるブレーキを備えているため、ブレーキダストが多く、ホイールがすぐ汚れます。そのため、ドイツ製のクリーナーには高い洗浄力を持ったものがあります。


お店の人に聞いたり、インターネットショップでお客様の声を調べてみたりして、自分のホイールにあったものを購入しましょう。

 

 

 

 

 

鉄粉付着予防にはコーティングを

 


早めに鉄粉を除去し、塗装面が傷つかないようにコーティングをされることをお勧めします。一番いいのは、新車購入時やホイールの交換時に洗浄したのち、コーティングをしてしまうことです。鉄粉が着く前にコーティングをしてしまえば、その後のメインテナンスが楽になります。


コーティングをしても洗浄は必要となりますが、つきにくいし、取れやすくなりますので、水洗いでかなりきれいになるでしょう。


ホイールの表面にコーティングを施すと、汚れや傷がホイールに着くのを防いでくれます。ホイールコーティングをしておくと、水洗いでブレーキダストなどの汚れが落ちやすくなります。コーティングにも色々な種類がありますが、市販のコーティング剤を用いて自分で気軽に施工することもできますし、業者に頼むこともできます。


もしホイールを洗浄して鉄粉除去をされたのであれば、丁度いい機会ですので、ホイールコーティングもされると、その後のメインテナンスがもっと楽になります。


コーティングは塗装面に皮膜を作って覆うことですので、ホイールに汚れが残ったままコーティングしてしまうと汚れが取れなくなってしまいます。コーティングをする場合は、しっかりと汚れや鉄粉を取り除いた後でするようにしましょう。

 

 

 

 

 

ホイール洗浄の豆知識

 


ホイールを洗わないで汚れをしばらく放置していると、サビ汚れの進行が早くなります。見落としてしまいがちですが、特にホイールの内側が最も汚れやすくなっています。
そのため、ホイール洗車の際は内側もしっかり洗うようにしましょう。ホイールの内側は、タイヤを外せば、簡単に洗うことができます。


さらに、洗ったあとにホイールをコーティングする場合は、ホイールの内側までおこなうことをおすすめします。そうしておけば水を流すだけで容易に汚れが落ちるようになるでしょう。


しかし、コーティングのためだけにタイヤをすべて外すのは手間がかかるので、メンテナンスで定期的にタイヤを外すついでにコーティングをするといいでしょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


ホイールの汚れは走ればどうしても生じるものです。その都度洗車を行い、常にきれいな状態のままで保てるように地道にきれいにしていくことです。


コーティングをすれば洗浄は楽になりますが、どちらにしろ洗車は必要になるので、日々のメインテナンスを怠らないことが大事です。鉄粉が錆びてしまうとそれを取り除くに労力が要ります。そうなる前にきちんと対処しておきたいものです。


洗車自体は誰にでもできますが、アイテムやコツを知っておくと楽にきれい洗えます。ホイールの内側は、夏タイヤやスタッドレスタイヤに履き替えるとき、もしくはタイヤをローテーションするタイミングで洗うといいでしょう。

 

 

 

 

 

 

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