エンジンスターターとは?! あると便利?!

2022/07/01 ブログ

 

 

エンジンスターターは、クルマから離れた場所でクルマのエンジンをかけることのできるカーアイテムです。


乗車前にエアコンをオンにすれば車内を快適な温度にすることができ、真冬や真夏も快適に運転することができるなど、とても便利なカーアイテムといえます。


ただ、エンジンスターターと一口にいっても種類が多いので、メーカーや機能で迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。


今回のブログでは、エンジンスターターの概要やメリット・デメリットを踏まえつつ、選ぶ際のポイントや取り付け方などをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

エンジンスターターとは?!

 


エンジンスターターとは、クルマから離れた場所にいても遠隔操作でエンジンを始動・停止できるというアイテムです。テレビの電源ON・OFFやチャンネルをリモコンで切り替えるように、ワンタッチで簡単に操作できます。


また、エンジンスターターの機能は「エンジンの始動・停止」だけではありません。製品にもよりますが「ドアロック操作」や「車内温度センサー」など、ほかにも便利な機能を備えていることが多いので、幅広い用途で使えます。

 

 

----エンジンスターターの使い方

エンジンスターターの使い方はいたってシンプルであり、難しい操作は一切必要ありません。電波が届く範囲を気にしながら、リモコン本体をクルマに向けてエンジンスタートもしくはエンジンストップのボタンを押すだけです。


電波到達距離は製品によって変わりますが、数百メートル離れた場所から操作できるタイプもあります。電波が届く範囲を確かめるためには、製品に「アンサーバック機能」が搭載されているかどうかをチェックしましょう。


アンサーバック機能とは、エンジンの始動・停止に成功したことをブザーやLEDで通知してくれるものです。エンジンスターターにはリモコン側のみ電波を飛ばす「単方向型」と、クルマ側からも電波を返す「双方向型」という2種類がありますが、アンサーバック機能は後者にしか搭載されていません。


アンサーバック機能がない場合、電波が届く範囲でボタンを押したはずなのに、エンジンがかかっていないというケースも起こるでしょう。

 

----エンジンスターターの使用例

ここまで解説してきた内容を踏まえつつ、一つの例として日産のエンジンスターターの使い方を簡単にまとめました。


日産のエンジンスターターを使用する場合、電波が届く範囲に入ったうえで、以下の条件も満たす必要があります。

 

・車両キーは未挿入
・インテリジェントキーは未挿入
・イグニッションノブは未押下
・セレクトバーは「P」位置
・ドア・フードは閉じる

 

上記が問題なかったら、ファンクションスイッチ「F」を押します。するとLEDランプが3秒ほど点滅するため、その間にスタートスイッチを押せば完了です。

 

 

 

 

 

エンジンスターターのメリット

 


エンジンスターターを使用することは、以下のメリットがあります。

 

 

----乗車前に車に温度を調整できる

真冬の車内や真夏の車内は、外気以上に寒かったり暑かったりします。


エンジンスターターで乗車前にクルマから離れたところからエンジンを掛け、エアコンをつけて車内の温度を調整すると快適にクルマを運転することができます。


真夏の35度の猛暑日の場合、車内の温度は70度を超えることもあるようです。


エンジンスターターで乗車前に車内の温度調整をすることは、事故防止や運転手や同乗者の健康管理のためにもおすすめです。

 

----暖機運転でクルマにも優しい

エンジンをかけてすぐに走行することは、クルマにとって決して良いこととはいえません。


エンジン周辺を暖めると、スムーズに走り出すことができます。特に真冬の暖機運転は、クルマにとってとても有効です。

 

 

 

 

 

エンジンスターターのデメリット

 


遠隔操作でエンジンを始動できるという性質上、エンジンスターターを使うとアイドリング時間が長くなるので、その分だけガソリン消費量も増えてしまいます。エアコンをつけると消費量はさらに増えるため、ガソリン代が高くつくかもしれません。


また、エンジンスターターの使い方を誤ると、エンジンの誤作動が起こる可能性もあります。誤作動による事故が発生しないよう、細心の注意を払いましょう。

 

 

 

 

 

エンジンスターターを使用する際の注意点

 


エンジンスターターを使用することで最も危険なのは、無人の状態でクルマが勝手に動き始めることです。


たとえばシフトレバーが「ニュートラル」の状態でエンジンスターターを使用した場合、エンジンの振動などで無人の状態でもクルマが動き出すこともあるので要注意です。


クルマが動き出さないようキーを外しておくのは当然のことですが、シフトレバーは「パーキング」の状態にしておき、パーキングブレーキも確実にかけておきましょう。


車輪止めなどの処理をすると最も安全です。

 

 

----傾斜地に停めたクルマに使用しない

傾斜地でエンジンスターターを使用すると、道の傾斜によりクルマが動き出す危険性があります。


傾斜地に停めたクルマには、エンジンスターターは使用しないようにしましょう。

 

----公道や屋内駐車場などでは使用しない

一般公道で、エンジンスターターによるエンジン始動をしてはいけません。場所によっては、むやみにアイドリング状態にすると、条例違反になることがあります。


また屋内駐車場内やボディーカバーをかけたまま、エンジンスターターでエンジンを始動することも、火災などの危険性が高まるので禁止です。

 

----車内に人がいる場合は利用しない

車内に人がいる場合にエンジンスターターでエンジンを始動することも危険です。


エンジンがかかったクルマを子どもが操作する可能性もあり、大きな事故の原因にもなります。車内に人が入ることがないよう、すべてのドアを必ずロックしておきましょう。

 

----点検整備の時は使用しない

車両の点検整備の時にエンジンスターターを使用すれば、事故の原因になります。


点検整備の時は、バッテリーのマイナス端子を外して行うと安全です。

 

----安全な場所に保管する

エンジンスターターは、必ず安全な場所に保管しましょう。


特に子どもが触らないよう十分に注意が必要です。

 

 

 

 

 

エンジンスターターの選び方

 


エンジンスターターの選び方は利用者のニーズによって異なりますが、以下に参考情報として基準を掲載します。どのエンジンスターターにすべきか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

 

 

----純正品・社外品の違いで選ぶ

エンジンスターターは製品によって対応車種が決まっているため、自分のクルマに対応したものを選ぶことが第一です。そのうえで純正品と社外品の違いも知っておくと、納得のいく製品を選びやすくなるでしょう。


純正品は総じて品質や互換性に優れており、なおかつメーカーによる動作保証などもついてきますが、その代わり価格は高めです。一方、社外品はコストパフォーマンスが高く、製品のラインナップも豊富ですが、純正品よりトラブルが発生しやすい傾向にあります。


どちらも一長一短なので、ニーズや予算を踏まえながら自分に合った製品を選びましょう。

 

----オプション機能で選ぶ

エンジンスターターによっては、以下のようなオプション機能が搭載されています。

 

〇スマートフォンでの遠隔操作が可能なこと

スマートフォンと連動して遠隔操作ができるタイプのエンジンスターターなら、わざわざリモコンを探さなくても、スマートフォンだけでエンジンの始動・停止ができるようになります。

 

〇エンジンがかかったことを伝える通知機能の有無

車のエンジンがかかっているかどうかを知るには、目で見る必要があります。しかし、アンサーバック機能を持った双方向型のエンジンスターターなら、エンジンがかかったかどうかリモコン上で知らせてくれるため、さらに利便性が向上するでしょう。

 

〇車内の温度を確認できる

エンジンスターターによっては、車内の温度を確認できる製品もあります。車内が快適な温度になるまで自宅などで待機できるので、特に真冬や真夏は役立つでしょう。

 

〇スターターでドアロックが可能

ドアロック操作に対応したエンジンスターターなら、車から離れた場所でもドアの開閉およびドアロックができるようになります。

 

 

 

 

 

エンジンスターター取り付けの際の注意点

 


エンジンスターターは基本的に後付けになるので、エンジンスターターを使用するには自分で購入して取り付ける必要があります。

 

 

----車種に適合する商品を選ぶこと

商品ごとに適合する車種、適合しない車種があるので、購入する前には必ずカーショップや、メーカーのサイトに掲載されている車種適合表で確認したうえで購入しましょう。

 

----取り付けは、専門家に依頼を

エンジンスターターは、自分でも取り付けることが可能です。


取り付けには、車種別専用のハーネスを購入する必要があります。キーシリンダー部分のパネルを取り外し、配線をつなぐなどの作業もしなくてはいけません。


メーカー純正のエンジンスターターを選び、ディーラーやカーショップの専門家に取り付けてもらうのが基本です。


自分で取り付けた場合は、保証を受けることができない点も考慮する必要があるので注意しましょう。なおネットショップで購入した場合はパーツを持ち込んで、整備工場で取り付けてもらうことです。


最近では、取り付け不要なエンジンスターターも登場しています。もし自分のクルマに適合するのであれば、取り付け不要なエンジンスターターを選ぶのもいいでしょう。

 

----メーカーのウェブサイトを見よう

エンジンスターターは、ネットショップなどで数多く販売されています。


メーカーのウェブサイトによっては、自分のクルマに適した商品を選ぶことができます。


自動車メーカーのウェブサイトでも、純正エンジンスターターの情報が掲載されているため、確認することをおすすめします。 

 

 

 

 

 

最後に

 


エンジンスターターは、クルマから離れた場所でも遠隔操作でエンジンをスタートできるカーアイテムです。


乗車前にエアコンをかけて車内の温度調節ができるなど、真夏や真冬でも快適なドライブのために活用できるアイテムです。


ただし、使い方によっては事故の原因にもなるため、クルマのシフトレバーは必ずパーキングにしておくなど正しく使用しましょう。


また、エンジンスターターは製品によって機能がさまざまなので、自分のニーズに合わせて選ぶことも重要となります。値段や取付工賃なども考慮しながら、自分のカーライフが快適になるような製品を選びましょう。

 

 

 

 

 

 

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