高速道路での運転 気をつけるポイントとは

2022/07/11 ブログ

 

 

高速道路は鉄道や飛行機と並び、長距離移動する時になくてはならない大事な交通網で、お盆や年末年始には初心者からベテランドライバーまで多くの人が高速道路を利用しロングドライブを楽しんでいます。


そんな高速道路では不注意などから事故が日常茶飯事で起きています。


今回のブログでは、高速道路で事故に遭わないためにも安全走行のポイントをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

高速道路は安全な道路

 


高速道路は教習所で走行したことのある方も多いと思います。一般道よりも倍近い速度で走りますが、一度流れに乗ってしまえばほとんどクルマを操作する場面がなかったのではないでしょうか。


事故のニュースなどで怖いイメージが先行してしまいますが、国土交通省によると死傷事故の発生率は一般道路の約1/10とのデータもあり、実際は安全な道といえます。


高速道路は目的地への到着時間を劇的に減らすことのできる便利な道路です。しかし一般道とは異なる部分もあり、安全に走行するためにはいくつか押さえておいた方が良いポイントがあります。

 

 

 

 

 

安全速度をしっかりと守る

 


高速道路を安全走行する時の大原則はなんと言っても制限速度を守ることです。


新東名高速などの100km/hから都市高速の60km/hまで制限速度はさまざまですが、国が定めた安全速度を守ることでリスクを軽減しましょう。


特に初心者の方は前のクルマばかりに目が行きがちで、いつの間にか制限速度をオーバーしていることも多々ありますので、80km~100km/hのスピード感覚を体で覚えることも安全走行のためには重要なことかもしれませんね。


高速道路は「急がなくても早い道」なので追い越しに命を懸けるよりも安全に目的地に着くことに主眼を置くことをおすすめします。


安全速度を守るには3つの点に注意してください。

 

 

----スピードが上がると視力が下がる

動体視力に関係することですが、高速走行時は左右10度の角度の視力は通常時の半分以下になります。

 

 

----ハンドルの角度が一般道とは違う

一般道と同じ感覚でハンドルを切ると危険です。時速100kmでのハンドル操作の角度は指2~3本分です。

 

 

----一定速度に保つ

高速道路に慣れてくるとクルマも反応が敏感になり一定速度を保ちにくくなります、そんな時は速度計を見て一定速度を保ってください。

 

 

 

 

 

車間距離は十分にとる

 


高速道路を走行中、前のクルマのブレーキランプを頼りに運転していませんか?


クルマの制動距離が一般道に比べて長くなる高速道路においては非常に危険な行為で、車間距離を十分に取らないドライバーがしがちな行動の一つです。


前車が引き起こした事故に巻き込まれたりするのを防ぐには、車間距離を十分にとることが必要で、十分な車間距離というのは時速をそのままメートルに置き換えた以上の距離が望ましいとされています。


走行中に車間距離を測る目印になるのがセンターラインで、白線8メートルと白線間12mは全国共通ですので目安にするのがおすすめです。


時速100kmで走行するなら最低でも100m以上の車間距離を保つことでリスクも軽減できますね。


車間距離を保つための注意点は以下の通りです。

 

 

----500m先まで把握することが望ましい

高速走行時は相当先の交通状況も把握しておく必要があります。


目線を先に向け約500m先の状況も頭に入れておくといざという時の対処も楽です。

 

 

----雨の日の車間距離は2倍必要!

視界が悪く路面も滑りがちな雨の日は高速道路にとっても大敵で、日頃以上の注意が必要です。


危険度も増すため速度を控えて車間距離をしっかり取りましょう。

 

 

 

 

 

わき見運転はしない

 


一般道に比べてスピードが出ている高速道路では、一瞬のわき見運転が命取りになることもあります。


前方での車両事故やトラブル、渋滞している時などわき見が原因による追突事故も多発しており、しっかり運転に集中してハンドルを握ることが必要です。


仮に3秒間わき見をしたとすると、時速100kmでは80m以上走行することになります。その間障害物が何も無いとは言い切れないため前方をしっかり見て運転してくださいね。


事故や工事などの情報は電光掲示板で確認することができるので、確認したらより十分に注意して走行してリスクを軽減しましょう。


クルマに装備された計器類を操作する場合にもしっかり注意することが必要です。


わき見運転防止の注意点は以下の通りです。

 

 

----スマホ操作は厳禁!

スマホ操作が運転に危険なことは火を見るより明らかなので、スマホを操作するならSAやPAに駐車してからにしましょう。

 

 

----対向車線や景色にも注意

対向車線でトラブルがあると目が行ってしまいわき見運転になりがちです。


また景色に見とれてしまうのもわき見運転の要因になるため注意が必要ですね。

 

 

 

 

 

割り込み運転をしない

 


速度の遅い一般道ならまだしも、高速道路でいきなり割り込まれるととても危険に感じます。


スピードが出ている分とっさの判断も鈍くなるため衝突を回避できなくなる可能性もあり、せっかくのお出かけが台無しなんてことも有り得ます。


割り込みされるのが嫌なら、自らも割り込みするのを避けるのも高速道路を安全に走行する上で必要な行動です。


急な割り込みを避けるにはあらかじめ車線変更しておくのがおすすめで、そのためには常に前後左右の情報を持って運転することが重要です。


出口などの減速車線が渋滞している時には車列の途中に割り込もうとするクルマをよく見かけますが、そんな時はムキになって事故のリスクを高めるよりも、周囲をみながら減速して通り過ぎるのも一つの手としておすすめです。


割り込み運転に関する注意点は以下の通りです。

 

 

----ジグザグ運転はしない

事故の原因ともなる高速走行時のジグザグ運転は絶対にしないことが重要で、そのようなクルマを見かけたときは車線を譲るなどして接触や衝突を回避しましょう。

 

 

----車列への割り込みは危険!

出口への減速車線などへいきなり割り込む行為は後続車からの追突原因にもなるため避けるべきです。
 

 

 

 

 

 

事前の準備も大切です!

 


高速道路でのトラブルは、実は事前準備で防げるものが多くあります。ロードサービス大手のJAFによると、高速道路での出動理由の約半数がタイヤの不具合かガス欠とのこと。


事前準備はかんたんにできますので、事前にしっかりと点検しておきましょう。

 

 

----タイヤ

タイヤの側面にひび割れがないか、タイヤがすり減っていないか、空気圧が減っていないか確認しましょう。


高速道路では指定空気圧よりも1割~2割ほど高めに入れた方が良いといわれています。指定空気圧や入れ方がわからない場合は販売店やガソリンスタンドのスタッフに相談しましょう。

 

 

----燃料

燃料は事前に減っていないか確認しましょう。


高速道路では給油できる場所がとても少ないためガス欠になることも。遠出するなら満タンにしておいた方が良いでしょう。

 

 

----ナビ

最近はナビがついている車両が多くなっているため分岐点を間違える心配は劇的に減っています。


それでも事前に目的地設定をしておくか、またはインターネットなどで検索をかけておくと、よりイメージが湧いて安心です。

 

 

----ETC

ETCを使えばノンストップで料金が支払えるだけでなく、割引やポイントがつくなどお得です。


ETCカードが正しく挿入されているか、ETCカードの有効期限が切れていないか事前に確認しておきましょう。

 

 

 

 

 

時間に余裕のある計画を

 


出発時間は所要時間だけでなく渋滞の可能性や休憩時間なども含めて設定しましょう。


時間に余裕がないと、無理な追い越しなど運転が粗くなったり、スピード超過により事故の危険も高まります。


急ぐあまりに速度オーバーをして、覆面パトカーに捕まったために余計にお金(罰金)と時間がかかった、という話も良く聞きます。


心に余裕を持たせるためにも早めに出発しましょう。

 

 

 

 

 

 

全席シートベルトを徹底する

 


全席シートベルトの着用は2008年の道路交通法改正により義務付けられました。ですが、事故の際に未着用の乗員が車外へ放り出されるケースがまだまだあるようです。


警察庁の調査では、シートベルト非着用者の交通事故の致死率は着用者に比べ、15.3倍も高まるとのデータも。


ドライバーや助手席だけでなく、後席の乗員もシートベルトをしっかり装着しましょう。

 

 

 

 

 

適度な休憩を

 


長距離運転は何かと心身を疲れさせ、疲労は事故のリスクを高めてしまいますので、適度にサービスエリアなどに寄って十分に休憩してから走行を再開しましょう。


高速道路は一般道よりも景色の変化やクルマの操作が少ないため眠くなりがちです。また長時間運転することが多いため、精神的な疲労も無視できません。


心身が披露している状態で運転すると、どうしても事故のリスクは高まります。運転への影響を最小限に抑えるためには休憩が一番です。


「ちょっと眠いな」「長く運転しているな」と感じたら、最寄りのサービスエリアなどに立ち寄り、仮眠や食事などで休憩して体力と精神力を回復しましょう。


緊張していて疲れを感じないケースも要注意です。ナビゲーションによっては休憩のタイミングをお知らせしてくれる機能もありますので、慣れないうちは活用しましょう。

 

 

 

 

 

高速道路でのトラブルと対処法

 


高速道路は一般道よりも事故率が低いとお伝えしましたが、事故がないわけではありません。しかし、トラブルが発生してしまったときの対処を知っておくだけでも事故や二次災害を未然に防ぐことが可能になります。


次の項目では主な高速道路でのトラブルと対処方法についてわかりやすく解説します。

 

 

----渋滞

よくニュースで耳にする機会の多い高速道路トラブルとして渋滞が挙げられます。渋滞は高速道路を快適に走行することを阻害するもので、いらだちや疲れが溜まったり、渋滞そのものが事故につながる可能性もあります。


一般道のように止まったり進んだりはもちろん、だらだらと低速で走行する場面があり、うっかり前方のクルマと接触してしまうこともあるので、低速の場合でも車間距離はしっかり取りましょう。


また渋滞に気付かずに最後尾のクルマに追突してしまう可能性もありますので、前方の流れ変化には気を配りましょう。ハザードランプを点灯しているクルマは渋滞を後方のクルマに伝えようとしている場合が多く、見かけたらブレーキを踏んでスピードを緩めましょう。

 

 

----出口や分岐を間違えた

高速道路ならではのトラブルとして、出口や分岐をうっかり通り過ぎてしまうということが挙げられます。


一般道では道を間違えてもすぐにルート変更が可能です。しかし高速道路では、出口や分岐を通り過ぎてしまうと、次のポイントまで長い道のりを進まなければならず、焦ってしまうので注意が必要です。


もし間違えても多少到着時間が遅くなるだけです。焦らず、そのまま走り続けて次の出口や分点を待ちましょう。間違っても逆走やバックは厳禁です。


ナビがあれば自動でルート変更をかけてくれるので間違えても安心です。心の余裕は事故を防ぎますので、運転に慣れていない方は特にナビの装着をおすすめします。

 

 

----ETCゲートのバーに衝突

ETCカードの期限が切れていたり、接触が悪いと、ゲートのバーに衝突してしまうことがあります。その場合は落ち着いてすぐさま停車して係員を呼び出しましょう。


間違ってもそのまま走り去ったりしないように注意してください。不正通行として処理される可能性がありますので注意が必要です。


なおバーは軽量な素材で作られているため、クルマへのダメージはほとんどありません。

 

 

----車両トラブルや事故

では、万が一車両トラブルや事故などでクルマが動かなくなってしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。


まず、後続のクルマに轢かれてしまわないように、絶対に動き回らないようにしてください。ハザードランプを点灯し、発煙筒を着火して三角停止板を設置、後続車に合図を送ります。


その後すぐに安全な場所に避難してから110番に通報しましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


クルマでの旅行やロングドライブなどで必ずと言っていいほど利用する高速道路は、自らが安全への意識を持つことで事故などのリスクを回避することが可能です。


これは免許取得間もない初心者ドライバーも同じで、自助努力で快適なドライブを楽しめます。


速度や車間距離など基本的なことをしっかり守り、事前の準備もしっかりとしたうえで、安心で安全な高速走行を満喫してください。

 

 

 

 

 

 

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