トンネルで追い越ししてもいい?! 緊急時の対処法も

2022/07/22 ブログ

 

 

日本には山地が多いため、その分長いトンネルが多いのが特徴です。


トンネルを走行するときは、視界が悪化する他、圧迫感による緊張といった問題が起きます。そして、交通事故が起きると多重事故へつながることが多いため、特に気をつけて運転をしなくてはなりません。


今回のブログでは、トンネル内での追い越しのルールや緊急時の対処法などをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

トンネルでの追い越しは原則禁止!

 


トンネル内での追い越しは、道路交通法において原則禁止されています。ただし、以下にあるように車両通行帯の設けられた部分は除外するとも示されています。


つまりトンネル内での追い越しは、できる場合とできない場合があるといえます。

 

車両は、道路標識等により追越しが禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、他の車両(軽車両を除く。)を追い越すため、進路を変更し、又は前車の側方を通過してはならない。
一 (略)
二 トンネル(車両通行帯の設けられた道路以外の道路の部分に限る。)
(以下略)

出典:道路交通法第30条第2号(追越しを禁止する場所)

 

しかし、追い越し禁止となっていないトンネルでも、危ない感じがして何となく避けたいと考える人もいるのではないでしょうか。


反対に、長いトンネルで前方のクルマが気になるときは追い越しをしたくなるかもしれません。

 

 

 

 

 

トンネルではなぜ車線変更禁止?!

 


トンネル内での追い越し禁止は、厳密に言えば「他の車両を追い越すための進路変更禁止」です。つまり、トンネル内では進路変更(車線変更)が禁止されているというわけです。


その理由は、トンネルは事故が起こりやすい場所だから。トンネルに入るとき、出るときに視界の明るさが変わる、トンネル内は車間距離が詰まりやすいなど、他の道路に比べてドライバーの意識や感覚が惑わされてしまうためです。


特に、トンネル内は水はけをよくするために入り口は上り坂、出口は下り坂になっています。そのため、ドライバーの想定していないスピードが出ていることがあり、トンネル内はもちろん、出入り口付近では追突事故が起こりやすくなります。


車線変更時は加速が必要となるため、さらに追突事故の危険性が高まります。トンネル内での走行速度を安定させ事故を未然に防ぐためにも、トンネル内での追い越し禁止が原則となっているといえるでしょう。

 

 

----追い抜きはトンネルでもOK

片側2車線道路の場合、車線変更をしなくても前のクルマを追い越すことができます。この行為は道交法では「追い抜き」に当たるので、トンネル内で行なっても問題ありません。


ただし、追い抜き時に加速をする場合、前のクルマとの車間距離にじゅうぶん注意しましょう。

 

 

 

 

 

追い越しができないトンネル

 


トンネル内が片側1車線の場合には、絶対に追い越し禁止だと覚えてください。対向車と正面衝突する危険があります。


道路交通法30条にもある通り、車両通行帯のないトンネルは追い越しができません。センターラインが白線、黄色線、いずれの場合もNGです。白の破線であっても追い越しはできません。

 

 

----車両通行帯がある(片側2車線以上)トンネル

基本的に、追い越しができないトンネルは追い越し禁止の標識が設置されています。トンネル内にもありますが、大体はトンネルの入り口手前にも看板が設置されています。


気を付けたいのが車両通行帯が黄色の実線で区切られている場合です。


黄色線の場合は、車両通行帯があっても(=片側2車線道路であっても)追い越しができません。


車両通行帯は、追い越し自体を禁止しているわけではなく、進路の変更を禁止するものです。


しかし、車線を変更しない追い越しはできないため、追い越し禁止を同じ意味を持つこととなります。追い越しをしなくても車線の変更自体が許されませんので、より注意が必要でしょう。

 

 

 

 

 

トンネルで追い越しをする際のポイント

 


トンネル内で追い越しをする場合、明るく見通しのよい場所で行うのが安心です。


トンネル内で追い越しする時に気を付けることとして、以下を挙げてみます。

 

・ライトを必ず点灯させ、トンネル内がじゅうぶん明るいことを確認する


・周囲のクルマとの車間距離がじゅうぶん取れていることを確認する


・できるだけ直線の区間で行う


・視界が急激に変わる出入口付近での追い越しは行わない


・追い越した後は速やかに走行車線へ戻る

 

トンネル内はオレンジ色の照明を使っている場合があるため、車両通行帯の線の色が分かりにくくなる時があるかもしれません。黄色の線を白色と見誤ったりしないよう気を付けましょう。

 

 

 

 

 

トンネルで起こりやすい事故

 


2017年中の交通死亡事故の発生件数(合計3,630件)を、道路形状別に見ると、交差点内1,667件(35.6%)が最も多く、トンネル・橋における死亡事故は87件(2.4%)となっています。全体に占める割合としては多いわけではないものの、トンネル内は「事故を起こしやすい場所」という認識が必要です。


トンネル内の交通事故で、最も多く起こるのが「追突事故」です。特に進行中、前のクルマに追突する事例が多くみられます。なぜ、こうした事故が起きてしまうのでしょうか?


理由の1つには、「トンネル内では車間距離がつまりやすい」ということがあります。一般的に、トンネル内は水はけをよくするため、入り口は上り勾配、出口にむかって下り勾配をつけた設計がされています。そのため入り口では想像以上に減速し、出口付近では逆に加速されてしまうという現象が起き、車間距離が詰まってしまうのです。


さらに、トンネルの中と外では明るさが異なるため、出入りするときに視界が悪化するという悪条件も重なり、交通事故が起きやすくなっています。トンネル内は、見通しが悪いことに加え、対向車線へのはみ出しを防ぐ対策を取りにくいこともあり、追い越しにともなう事故も起きています。

 

 

 

 

 

故障や火災などの緊急時の対処法

 


トンネル内で、緊急事態が起きる可能性もないわけではありません。一例として、トンネル内で火災が発生した場合の対処法についてお伝えします。

 

 

----故障や事故のとき

トンネル内で事故を起こしたときの手順は以下のとおりです。


落ち着いて、事故を後続車に知らせるとともに、安全な場所に移動することがポイントです。事故・故障後に車外を歩き回ると、後続車にはねられて死亡するリスクが高いため、とくに注意して移動するようにしてください。

 

1.後続車に合図
ハザードランプで後続車に対する安全措置をとってください。


2.安全な場所へ避難
通行車両に気をつけながら、非常駐車帯にクルマを移動します。停止表示器材などでクルマがあることがわかるようにしたうえで、クルマを降りて非常駐車帯や非常口などの安全な場所へ避難してください。


3.通報
110番や、道路緊急ダイヤル(#9910)、もしくはトンネル内に設置されている非常電話で通報しましょう。

 

 

----火災が起きた場合

トンネル内で火災が発生した場合の基本的な対応手順は次のとおりです。

 

1.車外へ避難
まずは、発火地点付近にとどまることはとても危険なので、速やかに車外へ移動してください。クルマから離れるときにはクルマを左に寄せ、サイドブレーキをかけてエンジンを切っておきましょう。事故処理の際にクルマを動かせるように、キーはつけたままでドアもロックしません。


2.通報する
トンネル内に50mおきに設置されている「押しボタン式通報装置」か、200mおきに設置されている非常電話を使って通報します。押しボタン式通報装置については、ランプがつくまで押し続けると自動的に火災が通報されるしくみになっています。


3.初期消火に努める
周囲の安全が確認できて、自身で消火できると判断した場合、トンネル内に設置されている消火器を使って消火活動を行ってください。消火器は50m間隔で設置されています。また、消火器でも鎮火しないような場合には、消火栓を利用するようにしましょう。消火栓も、50mおきに設置されています。


4.火災が手に負えないと感じたら、速やかに避難
身の危険を感じたときや、トンネル内放送、または係員から「避難してください」という指示があった場合は、避難誘導標示に従って非常口に向かい、避難経路を通って速やかに地上へ避難してください。

 

煙は温度が下がると降下する性質があるため、煙の流れをよく見て行動しましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


トンネルは、トンネルの外に比べて様々な危険があります。そのため、トンネル外よりも規制が厳しくなっているのです。


特に高速道路などの長いトンネルでは2車線以上でも全面的に車線変更を禁止している場合が多くあります。また、カーブが多く見通しが悪いトンネルや車線が狭いトンネルも禁止となっている場合が多いようです。


追い越しができるトンネルであっても、じゅうぶん気を付けて行い、必要最低限とした方が安心です。


また、トンネル入口手前では信号や情報板があれば、必ず確認するようにし、ラジオによる情報提供があるトンネルではラジオを聞けるようにしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

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