台風・大雨からクルマを守る!

2022/09/04 ブログ

 

 

大型台風や梅雨、ゲリラ豪雨などが発生しやすい夏では、大雨による水没被害や道路冠水、突風による飛来物やクルマの横転など様々な被害が起こることがあります。


台風の影響を事前に知っておけば水害から愛車を守ることができます。


今回のブログでは、台風からクルマを守るためにしておくべき対策や知っておくべき情報をご紹介していきます。

 

 

 

 

 

クルマも避難を!

 


勢力が強い台風が接近しそうで、駐車場が洪水や浸水の被害を受けるような危険な場所にないか心配な場合は、ハザードマップで確認することができます。対策が必要な場合は最新の気象情報に従って、安全な場所にクルマを避難させましょう。


こんなときにオススメしたい駐車場は、「高台にある駐車場」です!丘の上や、海岸などの水辺から離れた場所なら、浸水の被害を最小限にできるでしょう。また、大雨による地下駐車場の水没を心配されているのであれば、「屋上駐車場」もオススメです。各自治体が作成しているハザードマップを確認して、浸水被害が少ない土地で駐車場を探したり、近くの屋上駐車場や「立体駐車場の高層階」にクルマをとめると安心です。

 

 

 

 

 

クルマより命の安全を優先に

 


台風による被害は風と雨。
たとえ住んでいるところに直撃しなくても暴風圏内にかかっているだけで被害が発生します。事前に台風情報をしっかり確認し、被害が発生しそうな状況であれば対策を取りましょう。


台風から愛車を守るために気をつけたいのは駐車場所と運転中。この2つについてそれぞれ解説します。


まずは駐車場所から。
自宅に屋根付きの駐車場がある場合の注意点は飛来物防止用のクルマカバーを付けること。強風がクルマカバーの中に入るとクルマカバーが暴れてボディを傷つけることがあります。


さらに最悪の状況になるとクルマカバーが吹き飛ばされることも。クルマカバーの下部に重りを付けるなどして強風が入らないように工夫してください。


自宅が川の近くで増水や氾濫の危険性がある時は、クルマを早めに安全な場所へ移動させましょう。


ただし、大切なのはクルマより命。
緊急事態では自分や家族の避難を最優先に考えてください。

 

 

 

 

 

冠水路の危険からクルマを守る

 


住んでいる地域に避難勧告が出た場合、家族をクルマに乗せて避難所まで運転することになるかもしれません。また、台風直撃で公共交通機関が止まっていたとしても、火急の用事で会社に通勤する必要がある方もいるでしょう。


台風などの災害時にとるべき最善策は外出しないことですが、避難等でどうしても運転しなければいけないときに、心がけておきたい運転時の注意点をご紹介します。

 

①スピードを落として走行する
日頃運転し慣れた道路であっても、台風の日には雨で視界も悪く、道路が滑りやすくなっています。また、暴風によって車体を煽られてコントロールしにくい、予期せぬ落下物で事故を起こしそうになるなど危険は多いため、車間距離を十分に保ったままスピードを落として運転するように心がけましょう。

 

②川沿いや山道など、危険な道は避ける
海岸や川沿いや山道などは高潮、山崩れの危険があるため、走行を避けましょう。
また、遮蔽物が少ない見通しの良い道や、高速道路のトンネルの出入り口は強風による煽りを受けやすく、横転して大きな事故につながる危険があります。できる限り、車線が多い広い道を利用してトラブル回避に備えましょう。

 

③ラジオで最新の情報を収集する
短時間の運転であればカーラジオでも十分ですが、やむをえず長時間運転する場合はバッテリーを消費しない携帯ラジオ等を持っていきましょう。最新の気象情報や渋滞状況、被害区域を知ることで、さらなるトラブルを未然に防ぐことができます。

 

④動きやすい服装や靴で外出する
車内は快適でも、クルマの外は嵐です。もしもトラブルが発生したときにすぐ動けるような服装で外出しましょう。外が寒い場合は、防寒具を持参しておくと安心です。


 

 

 

 

 

 

万が一クルマが水没してしまったら・・

 


外出した先で道路が冠水してクルマが浸水してしまった時、まずは冷静に状況を判断しましょう。水位や状況によって、正しい手順で脱出することが命を守ることにつながります。

 



 

浸水してしまった場合

手順① 減速して運転する
車種によって違いますが、ほとんどのクルマは浸水しても浸水深が数センチであれば走ることができるようです。冠水路を走行する時は、水深が浅くても時速10kmまで減速して運転しましょう。マフラーやエンジンルームに水が侵入すると、エンジンが停止する可能性が非常に高くなります。減速することで、浸水速度を遅らせることができるそうです。

手順② エンジンを停止して、クルマを出る
落ち着いてエンジンをストップします。車内から安全なルートを確認してからクルマを出ましょう。暴風雨の場合は、飛来物の危険やドアの開け閉めが困難になります。ドアは大きく開かないように押さえつつ外に出ましょう。


完全に水没してしまった場合

手順① エンジンを切る
フロントガラス近くまで水没してしまった場合、感電を防ぐためにすぐにエンジンをストップしてバッテリーから電流を流さないようにしましょう。

手順② クルマのドアから脱出する
クルマのドアが開く場合は、すぐに開けて脱出します。

手順③ クルマの窓から脱出する
水圧によってクルマのドアが開かない場合は、窓を開いて脱出します。開かない場合は、窓を粉砕して脱出します。フロントガラスは強固なので、ハンマーなどで割ることは困難です。サイドガラスから必ず脱出しましょう。


 

 

 

 

 

 

洪水被害を補償する車両保険

 


台風からクルマを守る対策をどれほどしたところで、予期せぬ被害に遭うこともあります。


とくにクルマが浸水した場合、水が引いても安心できません。外見上は問題なさそうに見えてもエンジンルームやマフラー内に雨水が残っています。この状態でエンジンをかけると電気系統がショートして発火。最悪、エンジン内で爆発する恐れもあります。


浸水した場合はエンジンをかけず、信頼できる修理工場やJAFに連絡してください。また、エンジンに異常がなくても車内が浸水していると悪臭が残ります。


汚れた雨水は細部まで入り込むので修理費用は高額。こんな時、頼りになるのが車両保険です。車両保険の補償には洪水による被害も含まれています。エンジンが修理不能になった時は全損扱い。また修理費用が保険額を超えた場合でも全損扱いとなり、定められた保険額が支払われます。


ただし、車両保険を使うと翌年の等級はワンランクダウン。事故あり係数適用期間が1年加算されることを認識しておきましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


大切な車を台風の被害から守るためには、台風直撃前にクルマを高台に移動し、クルマにキズをつける可能性のあるものは撤去しておきましょう。自動車保険に車両保険をつけておくのも大切です。特約も含め、どのような契約内容になっているのか、しっかり確認しておきましょう。


クルマが浸水したときはエンジンを切っておき、エンジンをかけてはいけません。クルマを移動する際にもJAFや契約保険のロードサービスに依頼しましょう。クルマに乗ったまま水没した場合には、ハンマーやヘッドレストを使って落ち着いて脱出してください。

 

 

 

 

 

 

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