運転と自律神経の関係

2022/09/08 ブログ

 

 

「自律神経」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?!


朝起きると何となく体がだるく、しんどい。ときには片頭痛もともなう。そんな状態でクルマに乗り込むのはためらうし、憂うつになります。


何より、ぼーっとした状態で運転するのは危険です。しっかり寝たはずなのに疲れがとれていない、体がだるい、重い、すっきりしない。それはもしかしたら自律神経が崩れているのかもしれません。


今回のブログでは、運転と自律神経の関係についてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

自律神経とは?!

 


自律神経はアクティブなときに働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経の2つで構成されています。内臓や血液、発汗などをコントロールしている神経なので、自分の意思ではコントロールすることができない神経です。クルマで言うところのアクセルとブレーキのペダルのようなものが、人間にも備わっているということです。


クルマの運転でそれぞれのペダルを踏み変えるのと同じように、自律神経も1日の中で交感神経と副交感神経を切り替え、体を仕事モードやリラックスモードにしてくれています。


ところがストレス社会と言われる現代では、その自律神経が乱れ、交感神経優位な状態が過度に続いてしまう、「心身のアクセルペダル」から足を離せなくなってしまう人が増えているようです。


緊張が解けなかったり、心臓のドキドキが収まらなかったり、寝付けなかったり、心身ともに大きなダメージを受けてしまいます。仕事のパフォーマンスにも影響してくるので、無理をしてるのにパフォーマンスは落ちる…という悪循環に陥ってしまうこともあるといいます。

 

 

 

 

 

急ぎ運転は緊張状態を高める

 


通勤中や仕事中にクルマを運転する場合は、どうしても時間を優先してしまいがちです。遅刻をしたくない、1秒でも早く仕事を終わらせたい、そんな意識から、時間に追われるような「先急ぎ運転」をしてしまうことも多いかもしれません。


横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいても気付かなかったフリをしてしまったり、対向車が来なさそうだからと左折待ちのクルマを黄線をはみ出て追い越したり…違反となるような運転でもお構いなしになってしまいます。


これらの運転は安全上のリスクが大きいだけでなく、緊張など心身にストレスがかかることから自律神経も交感神経優位にはたらきます。出勤中や仕事中であれば、クルマを降りたあとも交感神経優位な状態が続くことになります。

 

 

 

 

 

余裕を持った運転を

 


運転中に副交感神経優位な状態、心身がリラックスする状態を作るには、余裕をもった運転をすることが重要となります。そのために有効な意識が「お先にどうぞ」です。


例えば、横断歩道で歩行者が渡り終わるのを待っている間は、アクセルを踏まないで済む、ひと息ついてリラックスできる時間になります。


他にも、お店の駐車場などから出ようとしているクルマのために車間を空けたり、前方が詰まっている交差点なら反対車線の右折待ちのクルマに道を譲ったり、安全に配慮したうえで「お先にどうぞ」を実践できる機会は少なくありません。


「お先にどうぞ」でリラックスする状態を積極的に作り、交感神経優位な状態が過度に続くのを防止する。これが自律神経のバランスをとることにつながると言えるでしょう。


通勤中や仕事中であれば、クルマの中で自律神経を整えられるため、その後のパフォーマンスにも良い影響を与える可能性があります。

 

 

 

 

 

呼吸にも意識をむける

 


人は1日に2万回以上も呼吸をしているといいます。運転中は運転への緊張やストレスで呼吸が浅くなりがちです。運転疲れを感じたら呼吸に意識を向けて、乱れた自律神経を整えると体と心がすっとラクになるはずです。


改めて自分の呼吸を観察してみると、浅い呼吸になっていることに気が付く方は多いと思います。速く浅い呼吸は交感神経を優位にし過ぎてしまうので、自律神経が乱れやすくなるのです。運転中も速く浅い呼吸になりやすい環境がそろっています。運転姿勢は猫背になりやすく胸の前の筋肉や股関節まわりの筋肉が縮んだ状態が続きます。また運転は心も緊張した状態が続くので、呼吸は浅くなり交感神経優位な状態となるのです。


そこで行いたいのが深い呼吸。単純に深呼吸するだけでも体に酸素が巡り血の巡りもよくなるので、すっきりする効果があります。

 

 

 

 

 

最後に

 


リラックスしている、副交感神経優位な状態を作り出す手段のひとつとして「お先にどうぞ」の意識を持った運転を心がけることは、自律神経を整えることに有効なだけでなく、安全運転やさらには円滑な交通の実現にもつながってきます。


急いでいるとついつい「自分が先だ!」という意識が生まれてしまいがちですが、それで先を急いでも短縮できる時間はごくわずかです。


ごくわずかな時間を得るために自らの心身にダメージを与えるか、余裕を持って自律神経を整える時間を作るか、心がけひとつでクルマを運転する時間の使い方が大きく変わることでしょう。

 

 

 

 

 

 

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