エンジンフラッシングとは?! やった方がいいの?!
クルマを所有している人であれば、定期的にカーメンテナンスを行うことはとても重要です。カーメンテナンスを怠ると、クルマの故障につながることもあります。
そんなメンテナンス時に「フラッシング」をすすめられたことはありませんか?!
エンジン内部のオイルライン(オイルの通り道)を洗浄し、エンジン本来の性能を蘇らせるのがエンジンフラッシングです。
今回のブログでは、エンジンフラッシングの重要性や、料金などについてご紹介していきます。
エンジンフラッシングとは?!
エンジンフラッシングとはエンジン内部のオイルライン(オイルの通り道)を洗浄することです。
エンジン内部は少しずつ汚れが溜まっていきます。とくに長期間、エンジンオイル交換をしていないクルマは、汚れが溜まりやすく、汚れが蓄積するとエンジントラブルの原因になります。
こびりついた汚れを落とすのに良い方法がエンジンフラッシング。適宜、必要に応じてエンジンフラッシングを行い、エンジン本来の性能を発揮させましょう。
----エンジン内部の汚れの原因
エンジンは駆動するたびに、金属粉やスラッジと呼ばれるオイルの燃えカスなどが発生し汚れが溜まっていきます。エンジンオイルには内部洗浄の役割もありますがオイルが劣化すると洗浄能力が低下し、これもエンジンが汚れる原因の1つとなります。また、オイルの通り道にはスラッジなどの汚れを取り除くオイルフィルターがありますが、オイルフィルターだけでは取り切れない細かい汚れは少しずつ蓄積します。加えて、長期間使用しているオイルフィルターは目詰まりしているケースもあり、取り除けない汚れはエンジンにこびりつき、ドロドロの状態になっていきます。
----汚れが溜まるとどうなる?!
エンジン内部が汚れでドロドロの状態になると、エンジン本来の性能が発揮できなくなるだけでなく、トラブルの原因にもなります。では実際どのような問題がでるのかご紹介しましょう。
燃費の悪化
エンジン内部の汚れによって駆動するパーツ同士の摩擦抵抗が増えるため、燃費が悪化します。
エンジンのかかりが悪くなる
エンジンの内部が汚れているとオイルの潤滑不良などにより、エンジンのかかりが悪くなることがあります。
アイドリングが不安定になる
アイドリングの音が大きくなったり小さくなったりとアイドリングが不安定になります。
エンジン音が大きくなることがある
汚れによってオイルの潤滑性能が落ちるため、エンジン音が大きくなったり、振動が大きくなるケースがあります。
エンジンフラッシングの必要性とリスク
エンジンフラッシングは、必要なものなのでしょうか?エンジンフラッシングの必要性やリスクについて解説していきます。
これから、エンジンフラッシングを検討している人は、まず行う前にその必要性やリスクについてきちんと知っておくようにしましょう。まず、エンジンフラッシングは必ずしもメリットがあるものではありません。場合によってはクルマの故障の原因となってしまうものなので、十分に注意してください。
----エンジンフラッシングの必要性は?
エンジンフラッシングについてですが、その必要性についてはどうなのでしょうか?エンジンフラッシングを行うことによって、エンジンの汚れを落とすことができるので、エンジンがスムーズに回転する、と言われています。また、このエンジンフラッシングをすることで、加速や燃費の向上などの効果が期待できて、アイドリングの安定にも繋がります。
その他には、エンジンを長持ちさせる効果を期待することもできます。このように、エンジンフラッシングにはいくつかのメリットがあります。しかし、エンジンフラッシングには当然ですがメリットだけではなく、リスクやデメリットもあるのです。
----エンジンフラッシングのリスク
エンジンフラッシングを行うのは、メリットもありますがリスクもあります。必ずこのリスクについても、しっかりと理解しておいてくださいね。適度な汚れであれば、このエンジンフラッシングを行うことだけで綺麗にすることができます。しかし、汚れが溜まりすぎている状態では、おそらく、エンジンフラッシングを行なっても大きな効果はありません。お金と時間をムダにしてしまう可能性のほうが高くなってしまいます。
汚れがヘドロ状になっていると、その汚れがエンジン内部に詰まり、クルマの故障の原因になってしまいます。せっかくエンジンを綺麗にしようとしていたのに、よくない結果を招き、故障してしまってはショックですよね。エンジンフラッシングでは、どのような汚れでも完璧に落とせるものではありません。落ちるものと落ちないものがあることは、しっかりと頭に入れておくようにしましょう。
エンジンフラッシングをおススメするクルマ
エンジンフラッシングをした方が良いクルマとは、いったいどのようなものなのでしょうか?!
基本的には、定期的にエンジンオイルを交換していると、それほど必要なものではありません。そのような人が行っても、大きな効果を得ることは逆に難しいでしょう。通常、エンジンオイルにはエンジン内部をクリーンにする添加剤が含まれているので、定期的に交換している人は大きな問題にはなりません。
それでは、定期的とはいったいどのくらいのペースのことを指すのか?についてなのですが、3,000~6,000kmに1回、もしくは半年から1年に1回を目安にエンジンオイルを交換していると、エンジンフラッシングをする必要はありません。エンジンフラッシングを必要とするクルマは、その逆のクルマです。つまり、定期的にエンジンオイルを交換していないクルマには必要ですし、効果が出る可能性も高くなるのです。
また、定期的に交換をしていなかったクルマとして例に挙げられるのは、中古車を購入した場合などです。その際は、エンジンフラッシングを行うのをオススメします。自分のクルマにエンジンフラッシングが必要かどうかをしっかりと見極めるようにしましょう。
エンジンフラッシングの方法
エンジンフラッシングは3つのやり方があります。詳細をご紹介します。
----エンジンオイル添加剤を使う
最も簡単なエンジンフラッシングは、フラッシング剤と呼ばれるエンジンオイル添加剤を使う方法です。使い方はエンジンオイルにエンジンオイル添加剤を混ぜ、しばらく走らせた後にエンジンオイルを全て抜き、オイルとオイルフィルター交換をすれば完了です。
----フラッシングオイル(洗浄剤)を使う
エンジンオイルを全て抜き、フィラーキャップを外して、フラッシングオイルを注入しアイドリングします。フラッシングオイルを循環させることでエンジン内部の汚れを除去。アイドリング後、フラッシングオイルを抜き、オイルフィルター交換を実施して、新しいエンジンオイルを入れます。
エンジンを分解することなく洗浄剤を入れるだけでできるお手軽さや自分で行うことができる点はメリットといえますが、2回オイル交換をするのと同じ作業が発生するので手間がかかることはデメリットといえるでしょう。
----機械式エンジンフラッシングを使う
機械を使ったエンジンフラッシングは、専用の洗浄液を流し込み、オイルの通り道に蓄積したこびりついた汚れを洗い流します。
オイル交換を定期的に行っていればある程度きれいな状態は保つことができますが、長く使っているクルマは、オイルの通り道に少しずつ汚れが蓄積され、燃料を噴射する装置や燃料の出口部は目詰まりを起こしている可能性もあるので、専用機械によるエンジンフラッシングがおすすめです。また中古車で購入した場合などでメンテナンスがいつされたのかわからなくなったクルマにも検討するとよいメニューです。
デメリットは専用機械がある店舗でしか行うことができないことです。またエンジンの状態によっては適さないクルマもありますのでプロに確認してもらう必要があります。
エンジンフラッシングの料金の目安
エンジンフラッシングを業者に依頼する場合は、エンジンオイル添加剤を使う方法と、エンジンフラッシング専用の機械を使う方法があります。
フラッシングマシンとも呼ばれています。専門の業者にエンジンフラッシングを依頼する場合だと、料金の目安は、オイル添加剤を使用する料金が3,000円~、機械を使う料金は6,000円~となっています。
最後に
エンジンフラッシングとは、“エンジン内部を洗浄して汚れを取り除く”ものです。これを行うことによって、エンジンのパワーを回復させることができる、燃費がよくなる、エンジンを長持ちさせることができるなどの効果があります。
長期間エンジンオイル交換をしていないクルマや走行距離が多いクルマ、またはエンジン音が大きくなった、エンジンのかかりが悪くなったなどの症状が出てきたら、エンジンフラッシングを検討するタイミングです。
自分のクルマにエンジンフラッシングが必要なのかを確認してみましょう。また、すべてのクルマに効果があるというわけではありませんし、場合によってはクルマが故障する原因になってしまう可能性もあります。
メリットとデメリットをしっかりと理解したうえでエンジンフラッシングを行うようにしましょう。
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