タイヤ交換 1本だけでも問題ない?!

2022/09/15 ブログ

 

 

タイヤを4本すべて交換するとなると、想像以上にお金がかかってしまいます。


走行していたら1本だけパンクしてしまった!そんな時、「1本だけの交換でも問題ないの?!」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。


今回のブログでは、タイヤを1本だけ交換する場合の安全性や対処法についてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

タイヤの修理ができない場合

 


タイヤの修理ができない場合は1本だけタイヤ交換することがあります。では、どのような場合に修理できないのでしょうか。

 

 

----タイヤの側面にひび割れがある

サイドウォールと呼ばれるタイヤの側面がひび割れている場合は修理が難しいです。サイドウォールは接地面やショルダー面よりも柔らかくできており、修理できない仕組みになっています。


また、仮にパンク修理などを行ったとしても、パンクやバーストの危険性があるため、あまり推奨されていません。


そのため、サイドウォール部分にひび割れが発生している場合は修理できないことを覚えておきましょう。

 

 

----タイヤワイヤーが見えている

タイヤのワイヤーが見えている場合も修理不可です。


ワイヤーが見えているということは、それだけタイヤが擦り減っているということなので、タイヤとして使用することはできないのです。


そのまま使い続けるといずれバーストしてしまうため、修理せずに交換しなければなりません。

 

 

----スリップサインが出ている

スリップサインが出ている場合も修理ではなく交換したほうが良いでしょう。スリップサインというのは、タイヤの擦り減り具合がわかる印のようなものです。


スリップサインが出ているということは、タイヤの寿命が来ているということなので、修理では対応できず交換しなければなりません。

 

 

 

 

 

FF車・FR車の場合

 


2WD車で、1本だけ新品タイヤにする場合は、原則的に後輪の左右どちらかに装着します。


FR車でLSDが装着されている場合は、タイヤの銘柄が同じでも、磨耗したタイヤと新品のタイヤで左右のタイヤ外径に差があれば、その回転差でLSDが常に作動して、オイルが加熱してしまうことがあるので、注意が必要です。リアデフオイルの量は1L前後と少なく、走行距離やスピードに比例してオイル負担が増加して過熱していきます。


また、厳密にはグリップ力の差も生じるので、同寸のタイヤであっても、まっすぐ走らないという症状が発生することもあります。


空気圧を1本だけ減らして走る場合と症状は似ていますが、クルマにかかる負担は、こちらのほうが高くなります。そのため、2WD車で1本だけ新品に変える場合は、同じタイヤを選択するか、磨耗が激しい場合は左右2本を1セットで交換することが安全です。

 

 

 

 

 

四輪駆動車の場合

 


次に4WD車ですが、1本だけ新品交換するのは基本NGとなります。理由は、スタンバイ式、フルタイム式問わず、センターデフをはじめとする駆動系に大きな負担がかかり故障の原因になるためです。


ビスカス式センターデフの4WD車は、前後のタイヤサイズを変更したり、違う銘柄のタイヤを付けて高速走行すると、センターデフに大きな負担が掛かります。タイヤ交換の際は、4本同時に、同じサイズ・銘柄で交換しましょう。

 

 

 

 

 

1本だけ交換する主な理由はパンク

 


1本だけ交換する主な原因はパンクです。
パンクした場合、修理で応急処置出来る場合もありますが、状態によっては交換が必要なこともあるでしょう。


他の3本のタイヤの状態が良ければ、パンクした1本だけを交換しても問題ありません。

 

 

----パンクの原因

タイヤがパンクする原因はさまざまですが、釘や破片、突起物などを踏んだときにパンクしてしまうケースが多いです。


そのほか、サイドウォール部分が縁石に当たったときなどもパンクを引き起こしてしまう可能性があります。


また、最近は空気圧不足によってパンクすることも少なくありません。定期点検をせずに、車を走らせていると、知らない間に空気圧が落ちていることもあります。

 

 

----パンクしたまま走行したらどうなる?

パンクしたまま走行していると、タイヤが変形してしまい修理ができなくなってしまいます。一度、タイヤが変形すると元に戻すことはできないため交換せざるを得なくなってしまいます。


また、ホイールにもダメージを与えてしまうため、最悪の場合はホイールも交換しなければなりません。そうすると、かえって費用がかさんでしまう可能性が高くなります。


さらに、サスペンションやアームなどにも影響してしまうこともあるため、パンクしたままの走行はやめておいたほうが良いでしょう。

 

 

 

 

 

普段からタイヤローテーションを行いましょう

 


使用不可のタイヤは1本だけなのに、4本とも交換しなければならない事態は、なるべくなら避けたいもの。そしてタイヤ交換のタイミングは、パンクだけでなく、経年劣化によっても訪れます。


溝がスリップサインに到達したタイヤは、製造年が他と同じでも交換しなければいけません。交換の原因がパンクであれば仕方ありませんが、ゴムの磨耗具合が1本だけ激しいせいで全てのタイヤを交換してしまうのは悔しいものがあります。

 
それを防ぐために、定期的にタイヤをローテーションさせましょう。4本のタイヤのゴムを均一に減らしていければ、4本まとめて交換することができます。そうすれば経済的ですし、4本とも新品タイヤに揃えることで、タイヤの性能が最大限に引き出されます。

 
日本自動車タイヤ協会によると、ローテーションは5000~1万km走行したあたりで行うことが推奨されています。

 

 

 

 

 

最後に

 


パンクやバーストが原因でタイヤ交換が必要になった場合、1本だけの交換でも問題ありません。


ただ、ほかの3本のタイヤの状態やクルマの駆動方式によっては2本セット、もしくは4本すべてを交換しなければならないこともあります。


ほかの3本の状態を確認した上で、1本だけを交換するのか、すべてのタイヤを交換するのかを決めましょう。


自分で判断できない場合はカー用品店やディーラー、タイヤ専門店に相談するのをおススメします。

 

 

 

 

 

 

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