タイヤワックスとは?! その効果と塗布方法
タイヤはゴム製品ですので、使い続けるほどだんだんとくすんだり茶色く変色したりします。このようなタイヤだと、いくらボディーがピカピカだったとしても全体的なバランスが悪く見えてしまいます。
そんな時によく使われるのがタイヤワックスです。タイヤワックスは、足回りのメンテナンスケアの一つとして需要の高いアイテムです。さまざまな商品が店頭に並んでいるため、どのタイヤワックスを購入するべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
今回のブログでは、タイヤワックスの効果的な塗り方や作業のポイント、タイヤワックスの選び方についてご紹介していきます。
タイヤワックスとは?!
タイヤは太陽光や紫外線、赤外線、油汚れなどによってゴムが硬くなり、劣化します。何もせずに放置していると、ひび割れや色あせの原因になりますが、タイヤワックスを使用していれば、劣化や汚れを予防することができます。
また、タイヤに艶と光沢を出せるのが、タイヤワックスの最大のメリットです。年々薄れていく足回りの輝きを「手軽に取り戻したい!」というときに重宝します。
このように、タイヤワックスは足回りの安全の維持や、外観の印象を変えるうえで有効なアイテムです。
タイヤワックスの種類と選び方
タイヤワックスは商品によって強み・弱みがあります。どのようなタイヤワックスが使いやすく、愛車に合うのか、選び方について確認していきましょう。
----「油性」「水性」のタイプ別
油性ワックス
油性ワックスは石油系溶剤にシリコンを溶かしたもので、コーティング力のある艶と光沢を出せるという魅力があります。水ハケも良く価格もお手頃 なので、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
ただし、ワックスのコーティング力は、もともとタイヤが持っている油脂成分の効力を下げてしまうことがあります。 タイヤの伸縮力が減ると劣化につながるので、油性ワックスの使用には十分に注意しましょう。
水性ワックス
シリコンを水で乳化分散させた水性ワックスは、石油系溶剤を含んでいないので、タイヤを劣化させることなく効率良く保護成分を補うことができます。艶や光沢も十分出せるので、タイヤの寿命が気になる方におすすめです。
ただし、水性ワックスは水との相性が悪く、価格が高いという弱みがあります。 水に触れる回数が増えるほど効果が下がるため、水性ワックスの効果を持続するためには小まめなメンテナンスを心がけると良いでしょう。
----「吹き掛け式」「塗り込み式」の使い方別
タイヤワックスは、使い方で選ぶこともできます。大きく分けて、「スプレーで吹きかけるタイプ」と「固形、乳液状のワックスをスポンジで塗り込むタイプ」があります。
吹き掛け式(スプレー)
吹き掛け式は、スプレーで吹きかけるだけでまんべんなく、簡単にワックスをかけられるのが魅力です。短時間で仕上がるため、忙しくて十分な時間が確保できない方や初めての方に向いています。
ただし、タイヤ以外に付着すると、頑固なシミ汚れとなってしまうので注意が必要 です。タイヤワックスのシミは通常のシミよりも落ちにくく見栄えも悪いので、余裕のある方は新聞紙やマスキングカバーなどを使って、タイヤ以外の部分を保護することをおすすめします。
塗り込み式(固形、乳液)
塗り込み式は、細かい部分までダイレクトにワックスを塗り込めるのが魅力です。持続性も高まり、艶出し効果も十分期待できます 。液ダレのリスクも低いため、ボディを汚すことなくタイヤワックスを施すことができます。
ただし、吹き掛け式のワックスとは異なり、仕上がるまで時間がかかるので、十分な時間を確保できるときにおこないましょう。また、タイヤ4本すべてにワックスを施すとなると体力への負担も大きいので、無理のない範囲で計画的に取り組んでみましょう。
----その他の配合成分
タイヤワックスは、プラスアルファの効果が期待できる魅力的な成分を含んだ商品も販売されています。例えば、商品の説明に書かれている成分には、次のような効果があります。
・合成ゴム配合→軽い傷の補修、ひび割れ予防
・紫外線吸収剤入り→紫外線による劣化防止
・オゾン劣化防止剤入り→オゾンによる劣化防止
・洗浄剤入り→ワックス前の水洗いを省略 できる
各メーカーが販売しているタイヤワックスによって配合成分が異なるので、購入する前に確認してみてみましょう。手間を省けるだけではなく、効率良くタイヤの外観を改善し、劣化を防止できます。
タイヤワックスの塗り方
タイヤワックスの効果をきちんと実感できるようにするためには、効果的な塗り方をすることが大切です。具体的には、
1.汚れを落とす
2.タイヤワックスを塗る
3.余分なワックスを拭き取る
この3つになりますので、それぞれ詳しく確認していきましょう。
----1.汚れを落とす
汚れが付いたままのタイヤにいくらタイヤワックスを塗っても、汚れの上に塗るわけですからタイヤそのものには何も効果が表れません。そのためタイヤワックスを使う前に汚れを落とすことが大切になってきます。
タイヤ洗車の手順は次の通りです。
高圧洗浄機で大体の汚れを落とす
まずはタイヤについた汚れをざっくりと落としていきましょう。タイヤの汚れはかなりしつこいので、高圧洗浄機を使うのがおすすめです。
タイヤ用洗剤を使って細かな汚れを落とす
高圧洗浄機によってだいたいの汚れが落ちたら、今度はタイヤ用洗剤を使って細かな汚れを落としていきましょう。この時ゴシゴシと力を入れて洗ってしまうと、タイヤを傷つけてしまいます。タイヤの傷は劣化の原因になりますので、出来るだけ優しくなでるように洗っていきましょう。
洗い終わったら、洗剤が完全に落ちるまでしっかりと水洗いします。
キレイに拭き取る(タイヤを乾かす)
タイヤの汚れを完全に落としきったら、タイヤの表面についた水を丁寧に拭き取ります。タイヤワックスには水性・油性がありますが、いずれの場合もきちんと水気をとってから塗ることが基本です。
----2.タイヤワックスを塗る
タイヤワックスの効果には、大きく分けるとつや出し効果とタイヤ保護効果の2つになります。どちらもタイヤにとっては大切なことなのですが、あなたがどちらを優先させるかによっても選び方が変わってきます。具体的には水性タイプと油性タイプがあるのですが、まだタイヤワックスを購入していない方は「失敗しないタイヤワックスの選び方」であなたに最適なタイヤワックスを選んでおきましょう。
いずれにしても洗車するだけでは、その効果は持続しません。洗うことによってようやく黒いタイヤに戻ったのなら、その効果が持続するようにきちんとコーティングをしてあげることが大切です。そのためにもタイヤワックスはおすすめです。
----3.余分なワックスを拭き取る
余分なタイヤワックスが残ったままでは、ムラが出来てしまうだけでなくホイールやボディー汚れの原因になります。この汚れは、走行中に余分なタイヤワックスが飛び散ってしまうことが原因です。
ですからつけすぎてしまったタイヤワックスは、きちんと拭き取ることも忘れないようにしておきましょう。
タイヤワックスの塗り方のポイント
初めてタイヤワックスを塗る人でもプロ並みの仕上がりを目指したいのなら、知っておきたいタイヤワックスの塗り方のコツがあります。
----一気に塗り込み過ぎない
どのタイプのタイヤワックスであっても、いきなり全体的に塗りつけていくのはお勧めできません。特にスプレータイプのワックスの場合は、一気にタイヤに吹き付けることによって液だれが起こります。
----間違った場所についてしまったらすぐに拭き取る
ホイールやボディーに間違ってワックスを付けてしまった場合は、慌てずに乾いた布などできれいに拭き取りましょう。そのままにしておくと、いずれシミになります。タイヤワックスのシミは落ちにくいので、付いてしまったその時に拭き取ることが大切です。
タイヤワックスを塗る場所
タイヤワックスを使うとピッカピカになります。つまり、これは「滑りやすい」ということです。そのためタイヤワックスには「塗る場所」と「塗ってはいけない場所」があります。
----塗る場所
タイヤワックスを塗る場所は、サイドウォールと呼ばれるタイヤの側面です。この部分は汚れや劣化が起こりやすい場所なので、保護成分を含んだタイヤワックスを塗り込むことによってツヤ出しだけでなく劣化防止にもなります。
----塗ってはいけない場所
ツヤが出るということは滑りやすいということですから、路面に直接接地する部分に塗ってはいけません。またホイールやボディーにタイヤワックスがついてしまうとシミの原因にもなりますので注意しましょう。
最後に
タイヤワックスを施すと外観が良くなるだけでなく、劣化を予防することができます。選び方のポイントは、「タイプ」「使用方法」「配合成分」の3つです。
また、基本的にワックスを施す際は、事前のタイヤ洗浄が欠かせません。効果の持続性を高めるためにも、使用前はていねいに水洗いをして下地を仕上げましょう。
このブログを参考にして、タイヤワックスで足回りの安全性と輝きを維持してください。
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