大切なオイル交換 しないとどうなる?!

2022/10/02 ブログ

 

 

クルマにとって基本的なメンテナンスであるエンジンオイル交換。


エンジンオイルは交換をしないとクルマが不調となります。また、故障や事故を起こす可能性もあるので、定期的な交換が必要です。


今回のブログでは、エンジンオイル交換をしないとどうなるのか、「エンジンオイルの役割」や「重要性」についてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

エンジンオイルの役割とは

 


エンジンオイルには大別して5つの役割があり、それぞれがエンジンの機能を維持するための大事な役目を担っています。まずはエンジンオイルの役割を把握して、どのような効果があるのか基本的な知識を得ておきましょう。

 

 

----潤滑作用

エンジン内の金属パーツの摩擦を減らし、スムーズに動作させる潤滑作用があります。エンジン内のパーツは分速数百回~数千回の高速運動をしており、摩耗を防ぐためにエンジンオイルが必要です。

 

----密封作用

内部のピストンとピストンリングの隙間に油膜を作り出して密封し、ガス抜けを防ぐ役割があります。エンジンを密封することでパワーロスを防ぎ、効率よくクルマを動かすためのエネルギーを生み出すことができます。

 

 

----冷却作用

稼働中のエンジンは燃焼や摩擦熱の影響でとても高温です。エンジンオイルは内部を循環することで熱を吸収し、オーバーヒートを抑制する役割があります。熱を吸ったエンジンオイルは「オイルパン」というエンジンオイルを貯める桶のような箇所で冷やされ、再びエンジン内を循環する仕組みです。

 

 

----清浄作用

エンジン内で発生する汚れをエンジンオイルに吸着させてきれいに保つことも大切です。ガソリンを燃焼させたときに発生するスラッジや摩擦でできる金属の粉(スラッジ)を回収し、1か所にとどまらないように循環します。エンジンオイルが黒く汚れていくのは、この清浄作用を担っていることが主な理由です。

 

 

----防錆作用

金属は空気と水分に接触すると錆が発生します。エンジンは高温になるため外気温との温度差で水分が発生しやすく、錆も発生しやすい環境にあります。エンジン内に油膜を張ることで、錆や腐食を防ぐエンジンオイルの役割は重要です。

 

 

 

 

 

オイル交換をしないとクルマはどうなる?!

 


エンジンオイルを交換せずにそのまま使用していると、劣化してエンジンオイルとしての役割を果たせなくなります。その結果、エンジンに負担がかかり、クルマはさまざまな不調を引き起こします。


場合によっては故障して走行不能になることもあるので、どのような悪影響があるのか事前に把握しておきましょう。

 

 

----燃費が悪化する

エンジンオイル交換せず、劣化したエンジンオイルを使い続けていると燃費の悪化を招きます。劣化したエンジンオイルは、ピストンなどのパーツの動きを鈍らせるため必要以上の動力が必要となります。さらに、エンジンオイルが本来備えている密封作用も低下し、抜けたパワーを補充するために多くの燃料が必要になります。


エンジンオイル交換をしないでいると、エンジンオイルが劣化し、燃料の過剰消費につながることを覚えておきましょう。

 

 

----エンジンの調子が悪くなる

エンジンオイルの劣化により清浄作用が弱くなると、エンジン内に汚れがたまっていきます。放置するとスラッジが蓄積し、エンジンの正常な動作を阻害するようになるでしょう。


普段よりもエンジン音や振動が大きいと感じるときや、加速に時間がかかるときはエンジンの不調のサインかもしれません。本格的なエンジントラブルに発展させないように、不調のサインを見逃さないことが大切です。

 

 

----エンジン内部の部品が摩耗する

エンジンオイルは古くなると粘度を維持できなくなり、シャバシャバとした状態になっていきます。粘度が低下したオイルでは潤滑作用が下がるため部品の摩擦が防げなくなり、次第に摩耗が進行するでしょう。


部品の摩耗がひどくなるとエンジンの機能が低下するだけでなく、故障の原因になる危険性もあります。部品の耐久性の維持と搭乗者の安全のためにも、エンジンオイルは適切な交換が必要となります。

 

 

----エンジンが焼き付く

冷却効果が低下したエンジンオイルを使用し続けると、最悪の場合エンジンが焼き付きを起こす恐れがあります。エンジンの熱を抑えられなくなることから急激に温度が上昇し、エンジン内のパーツが溶けて癒着し、動かなくなる現象です。


もしも走行中にエンジンから焦げ臭さや異常な金属音を感じたら注意したほうが良いでしょう。走行中に突然エンジンが停止する可能性もあります。このようなことになる前に、エンジンオイルはしっかり交換しましょう。
 

 

 

 

 

 

オイルフィルターの交換も忘れずに

 


エンジンオイルと同じ様に、定期的に変えなければならないのがオイルフィルターです。フィルターは、エンジン内で出る汚れや鉄粉などを除去する物です。その為、長期間使用すると汚れが溜まり、フィルターそのものが詰まってしまい、オイルの循環機能が低下します。


エンジンオイルはエンジン内を循環しています。循環機能が低下するとオイルが無いのと同じ状態となってしまい、冷却や潤滑が出来ず壊れてしまいます。また、この様な状態で無理に使用し続けると車両火災を起こす事もあります。


この様に、オイルフィルターはエンジンオイルと同じ様に重要な物ですので、フィルター交換も忘れない様にしましょう。

 

 

 

 

 

オイル交換を急ぐべき症状とは

 


万が一、次のような症状が見られる場合には、すぐにオイル交換するか、ディーラーやカーショップなどに相談するようにしましょう。

 

・オイルランプが点灯したとき
・エンジンからガチャガチャ等の大きな音がしたとき
・エンジンから白煙が出てきたとき

 

もし、そのまま放置してしまった場合、エンジンが壊れてしまう可能性があります。また、それだけで無く、車両火災を起こす事もありますので早急な対応が必要です。

 

 

 

 

 

オイル交換の時期の目安は?!

 


エンジンオイルの適切な交換時期は、使用しているオイルやクルマの使用頻度によって異なります。走行距離が多いほど交換時期は早くなるのが原則です。坂道や雪道走行といったエンジンに負担がかかる使い方をするとオイルの劣化が進むため、交換も頻繁に行う必要があります。


オイルの交換時期は、車種や年式にもよりますが、半年ごとか5,000kmごとに交換するのがおススメです。交換サイクルが長いクルマだと、15,000kmごとの交換が指定のクルマもありますが、シビアコンディションですと5,000kmごとになる事もあります。


また、日本では信号が多い等の理由から、シビアコンディションになりやすくなっています。この様な理由から、日本では基本的には半年ごと、もしくは5,000kmごとに交換するのが間違いないでしょう。

 

 

----エンジンオイルの点検方法

エンジンオイルの状態を点検したいときは、オイルレベルゲージからチェックするのが一般的です。オイルレベルゲージはエンジンに隣接して備えられており、スティック状のゲージを使用することでオイルの状態を確認できます。


交換する必要があるかどうか調べるときは、油量・汚れ・色をチェックしましょう。油量がゲージについている上限下限を示す印の間に収まっているか、色が真っ黒になっていないか、汚れ物質が大量に混じっていないかが判断基準です。これらに該当する場合はオイルの劣化が進んでいるので、可能な限り早く交換することを心掛けましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


以上がオイルを交換しないと危険な理由のまとめとなります。今のオイルは一昔前と比べ、性能が良くなっているので、交換サイクルも長くなっています。しかし、基本的なオイルの役割は変わらない為、定期的な交換が必要になってきます。


エンジンオイルは交換しないと燃費や加速性能が落ち、クルマが壊れてしまったり、最悪の場合には車両火災を起こしてしまう可能性もあります。この様になると、修理費用も大きくなりますし、身の危険もあります。


エンジンオイルは劣化してしまうと多くのデメリットがありますので、早めに交換しクルマの性能を保ちましょう。

 

 

 

 

 

 

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