中古車のETC そのまま使える?!セットアップとは?!

2022/10/06 ブログ

 

 

購入した中古車にETC車載器が付属していた場合、ETCを利用したいときは「再セットアップ」という手続きが必要なことをご存知でしょうか? 


なぜ再セットアップが必要なのか、もしも再セットアップしないまま使用するとどうなるのかというのも気になるところです。


今回のブログでは、ETCの再セットアップ方法についてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

中古車のETCはそのまま使える?!

 


購入した中古車に前の持ち主が使っていたETC車載器が取り付けられていた場合、手持ちのETCカードを挿入してそのまま使うことはできるのでしょうか?!


多くの場合は、ETCを利用する前に「再セットアップ」という手続きを行う必要があります。「再セットアップ」というのはETCに登録されている車両情報などを更新する作業のことを言います。実際には、カードを挿してしまえば使うことはできるのですが、ETCに登録されているそれらの情報が変更になる場合は、この再セットアップを行わなくてはなりません。


もしも再セットアップの手続きをしないままETCを使ってしまうと、正規のETC利用と認められず、ETCレーンの開閉バーが開かないなどのトラブルが起きることがあります。
仮にレーンを通れたとしても、通行料金が正しく徴収されないといったケースが起こり得ます。登録されているクルマの情報と実際のクルマの情報が違っていると実際よりも安い通行料金で通れることがあり、その場合、再セットアップについて知っていてもいなくても、不正通行とみなされる可能性があります。つまり、ETC車載器を不正に載せ替えて、本来の通行料金を支払わずに通行したと判断されて、罰せられるということです。


また、再セットアップをしないで使っていると、他にもETC利用照会サービスで利用状況や料金の照会ができない、時間帯割引やETCマイレージなどの各種ETC割引が適用されないといった不利益を被るといったリスクもあります。

 

 

 

 

 

ETCの再セットアップが必要な場合とは

 


ETCの再セットアップが必要になるのはどんなケースなのかを整理していきます。次の3つのケースがそれに該当します。

 

 

----引っ越しで住所が変わる場合

引っ越しで住所が変わる際、ナンバープレートも変わるので、この時ETC再セットアップが必要になります。


ETCがどのナンバープレートに紐付いているかの情報を保持しているからです。

 

 

----古いクルマから新しいクルマにETCを載せ替える場合

同じETCを別のクルマに載せ替える際も、ETC再セットアップが必要になります。先で触れたのと同様、紐づくナンバープレートが変わるためです。


ちなみに、ETC車載器にはナンバープレート情報だけではなく、搭載されているクルマが軽自動車か普通車、大型車なのか、などを判断する情報も登録されています。高速道路などの通行料金は軽自動車と普通車など、クルマの種類によって徴収する利用料金が変わるため、ナンバープレート以外のこういった情報も登録しておく必要があるのです。

 

 

----けん引装置を取り付ける場合

上記2つはナンバープレート変更に伴う場合ですが、ナンバープレートが変わらなくても、ETC車載器の再セットアップが必要になる場合があります。


少し特殊な例ですが、水上バイクやスノーモービル、バイクやキャンピングトレーラーを搭載するけん引装置を取り付ける場合、ETCの再セットアップが必要になります。けん引車の有無で高速道路の利用料金が変わるためです。


けん引車「有」でETCを再セットアップする際は、ETC車載器セットアップ申込書内に記載されている「けん引装置の有無」欄を「有」にして再度申し込む必要があります。今、ETC車載器が「無」に設定されているクルマが、今後何かをけん引することになるのなら、ETCの再セットアップを忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

 

ETCの再セットアップの方法

 


ETCの再セットアップは全国各地のカー用品店、ディーラーなどで行っています。再セットアップをお願いできる店舗の検索にはETCを管理するITS-TEA(ITSサービス高度化機構)の「GO!ETC」というサイトで検索できます。


あらゆる中古車販売店で可能というわけではないので、あらかじめ再セットアップが行える店舗を探してから依頼してください。

 

 

----ETC再セットアップに必要なもの

ETCの再セットアップには下記の5点が必要になります。


・ETC車載器本体


・車載器ケーブル


・ETC車載器セットアップ申込書(写真)
※車検証とセットで保管されていることが多い。万が一手元になくても、車載器本体から車載器情報(車載器管理番号)がわかれば再セットアップは可能

・運転免許証


・車検証

 

 

----オンラインセットアップとオフラインセットアップ

ETC再セットアップには、下記の2つの方法があります。


オンラインセットアップ
インターネット経由で情報を送信することでセットアップを行う方法です。即日で完了するので、ETCカードさえあればすぐに使えるようになるメリットがあります。


オフラインセットアップ
ファックスや郵送で情報を送信してセットアップする方法で、ETCが使用可能になるまで長くて1週間ほどかかります。

 

 

----ETC再セットアップの料金は3000~5000円

再セットアップにかかる料金は店舗それぞれで設定しているのでまちまちです。カー用品店では3000~3500円ほどの料金となっていますね。


再セットアップは車載器とITS-TEAのサーバーをオンラインで繋いで、暗号化された登録情報を書き換えるだけの簡単な作業です。オンラインセットアップが可能な店舗であれば30分もかからないでしょう。

 

 

 

 

 

自分のクルマを売る時には?!

 


ETCの再セットアップを行うと、ETCの管理をしているITS-TEA(一般財団法人ITSサービス高度化機構)と店舗との間で、暗号化されたセットアップに必要な情報が送受信されます。これらの情報は「セットアップカード」と呼ばれるものに書き込みが行われ、再セットアップを行う車載器に読み込ませることによってセットアップが完了します。


ETCの車載器を付け替える場合や、ナンバーを変更する場合などは再セットアップが必要だということはわかりましたが、例えばETCが搭載された状態でクルマを売却する場合には、車載器に書き込まれている情報は消去した方が良いのでしょうか。


ETCの車載器に登録されている情報というのは、基本的にはクルマのナンバーや排気量、車検証に記載されている情報など、車両を識別するための情報のみで、クルマの所有者の氏名や住所といった個人情報は含まれていません。そのため、クルマを売却する際にETCの情報を消去する必要はないでしょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


中古車を購入してナンバープレートが変わる場合は必ずETCの再セットアップが必要です。


上記を参考に再セットアップを行いましょう。上記で紹介したように、ETCの再セットアップに必要な料金は3,000円程度で、手続きも比較的簡単です。


再セットアップを行わずにETCを利用すると、不正使用などのトラブルとなってしまう危険性もあるため、上記の内容を参考にして再セットアップを行いましょう。

 

 

 

 

 

 

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