一方通行の道路 うっかり進入してしまったら?!

2022/10/08 ブログ

 

 

初めて運転する道。ふと曲がって入った道が実は一方通行で、対向車からクラクションを鳴らされ、ひたすらゴメンナサイ。


そんなヒヤリとした経験、ドライバーなら誰でも1度はあるのではないでしょうか。


その原因は、規制標識のまぎらわしさにあるとも考えられます。


今回のブログでは、うっかり一方通行の道を逆走してしまった際の適切な対応方法などをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

「一方通行」と「左折可」の規制標識

 


ついうっかり違反してしまうのが、一方通行違反です。その原因は運転者の不注意だけでなく、標識のわかりづらさにもあるようです。


一方通行の標識は、「青い長方形」に「白い縁取り」と「白矢印」。左折可は、「白い長方形」に「青い縁取り」と「青矢印」。形状が同じで、配色が逆なだけ。一瞬のうちにドライバーを惑わせること請け合いです。


また、都市部の入り組んだ道や高速道路の入口など、ドライバーにとって複雑でまぎらわしい場所で、うっかり一方通行の道路に進入してしまうという事案が発生しています。

 

 

 

 

 

一方通行に関する補助標識

 


上記でご紹介した一方通行の標識は、それ単体で立っている場合もあれば、その下に補助標識がついている場合もあります。


補助標識は主に以下のような、一方通行に関する補足情報を表しています。

 

 


----一方通行が適用される車両、適用されない車両

例えば、一方通行の標識の下に「自動車・原付」という補助標識があれば、自動車と原付バイクは一方通行であるという意味を指します。この場合は自転車などの軽車両は適用外で、一方通行ではなくてよいという意味です。


同じ意味で、一方通行の補助標識に「自転車を除く」「二輪・軽車両を除く」という書き方をしている場合もあります。この場合は、除かれる車両以外は、すべて一方通行の適用対象となります。

 

 

----一方通行が適用される日や時間帯

例えば、「日曜・休日を除く」とあれば、日曜と休日は一方通行は適用されません。また、「7-9」「16-18」などと補助標識に書いてあれば、7時から9時の間(または16時から18時の間)は一方通行になるが、それ以外の時間帯は、一方通行が解除される、という意味です。


一方通行の補助標識は、適用車両と日時の指定など、いくつかの情報が併記されて複雑になっていることもあります。慌てずに読み解くようにしましょう。

 

 

 

 

 

一方通行の逆走による罰則とは

 


一方通行の規制標識に気付かず、一方通行の道路を逆走して警察に捕まった場合、違反点数は2点です。ただし、飲酒運転の場合、アルコール濃度0.25未満が14点、0.25以上で25点となります。


罰則金は、大型車9,000円、普通車7,000円、二輪車6,000円、小型特殊車と原付車は5,000円です。

 

 

 

 

 

一方通行の道路でのルール

 


一方通行の道路を走行する際には、一定のルールがあります。以下を覚えておきましょう。

 

 

----道路の中央から右側を通ってもよい

一般の道路では、中央の左側を走行するのが原則ですが、一方通行の場合は、右側を通行してもよい、とされています。ただし、うっかり逆走してくる対向車がいる可能性も念のため考慮しておきましょう。

 

 

----道路の右側に駐車してはいけない

ちょっとややこしいですが、一方通行の道路では、右側を走行するのはOKでも、右側に駐車することは禁止されています。駐車できるのは、あくまでも道路の左側で、他の交通の妨げにならない場合のみです。これは自宅前でも同じですので気をつけましょう。

 

 

 

 

 

一方通行の逆走に気づいたら

 


自動車を運転していて、うっかり一方通行の道路に進入してしまったら、落ち着いて次のように対処しましょう。

 

●ハザードランプを点滅させて停車し、他交通へ逆走車の存在を周知する
●もし可能なら慎重にバックし、もとの道路に戻る
●もし可能なら慎重に車両方向を旋回し、一方通行路の流れに乗る
●もし可能なら道路右側を、歩行者や自転車に影響が出ないよう走行し、一方通行路を抜ける

 

まずは緊急停車です。その後、周囲の様子を見ながら、もと来た道路に戻る方針で行動すると良いでしょう。


一方通行の規制標識は、住宅地や繁華街の裏道など、建物密集地の道路に多く設置されます。物理的に難しいかもしれませんが、バックや旋回を行う場合には、同乗者や歩行者に車両の誘導をお願いし、他交通への影響を最小限に留めて安全かつ速やかに行います。

 

 

 

 

 

最後に

 


一方通行の標識は、交通事故を防ぐ上でとても重要です。しっかりと覚えておき、運転する際には標識を見落とさないよう気をつけましょう。


また、うっかり一方通行を逆走してしまったときの対応も心得ておきましょう。


うっかり一方通行道路に進入してしまいどうしても動けない、事故を起こす危険性が高いと感じる状況であれば、最後は警察に連絡するのもひとつの手です。違反点数と罰金は生まれますが、一方通行を逆走して事故を起こすぐらいなら、もっとも安全で確実な方法です。

 

 

 

 

 

 

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