リーコール対象車 売ることはできる?!
自分の大切なクルマがリコールの対象になり、不安になった経験はありませんか?!
リコール対象になると走行中の事故や不備だけでなく、売ることや買取ができるのか気になるのも当然です。
また、売れたとしても、買取金額は下がってしまうのではと考える人もいるでしょう。
今回のブログでは、リコール制度というのはどういうものなのか、リコール対象になったら売却はできるのか、査定価格が下がるかどうか、修理の重要性などについてご紹介していきます。
リーコールとは?!
自動車にはリコール制度というものがあります。
これは何かというと、自動車メーカーがクルマの設計や構造上そのままにしておくと安全に走ることができないと判断して国土交通省にその旨を通知してクルマの回収もしくは修理をするというものです。
もちろん、自動車メーカーは開発、設計、検査に多大な時間をかけていますが、それをしたとしても問題が出てくることがあるのです。
そうはいってもリコール対象のクルマだと判断されてもただちにすべてのリコール対象車に故障や不具合が発生するわけではありません。大手の自動車メーカーの自動車であれば何十万台も走っていますが、ほんのごく一部にのみ発生することがあるというだけです。
ほとんどの場合はそのまま走り続けても何の問題も出ることはありません。しかしながら、リコールの中にはエンジンが止まったり、タイヤが外れるといった大きな事故に発展しかねない内容のものもあります。
万が一ということも考えてリコールの対象車になったら修理に出すのが賢明です。修理はディーラーがやるのが一般的になっています。ディーラーに連絡してみましょう。基本的に無償で修理してくれます。
自分の自動車がリコール対象車なのかわからないという人は国土交通省のホームページを参照すれば確認することが可能です。普通はリコール対象になれば販売店から連絡がありますが、中古車の場合はその限りではありません。
ちなみに、リコールの件数は年間で毎年200件前後届出が出ています。どのようなメーカーの自動車であっても、どのような車種であっても、輸入車ではなく国産車であっても、リコールになる可能性はあります。
リコール対象車は売却できるのか
過去にリコール対象車だったとしても売却は可能です。しかし、リコールの修理を行っていないとマイナス査定を受けることもあります。メーカーやクルマ業界には、膨大な情報が集められ、リコール対象車かどうかはすぐにわかってしまうのです。そのため、高額査定を受けたい人は、修理しておきましょう。ただ、リコール対象車だから売却できないわけではないので安心していいでしょう。
またリコール対象車だったクルマが路上を普通に走っていることから、売買に問題はないのがわかります。例えば、ホンダのフィットもリコールを起こしています。ただ、フィットは中古車サイトや店頭でも多く見かけますし、路上にも走っている人気車種なのです。そのため、たとえ、リコール対象車になってもクルマを売る際に問題はないといえるでしょう。
リコール対象車の査定価格は下がる?!
リコール対象車になったとしても査定価格が下がることはありません。
たしかに、一般的には修理をしたことのあるクルマと修理をしたことのないクルマだと、後者の方が査定評価は高くなる傾向があります。修理をしたということは問題が以前あったということに他ならないからです。
しかしながら、中古車の査定価格においては、リコールによる修理の場合は査定に影響しないという原則があります。販売店がきちんとリコール対策をしていればそのクルマの機能には何の影響もないからです。
そして、中古車の買取業者は自動車に関するある種のプロですから、リコール情報を完全に把握しています。
つまり、どのような不具合が発生しているのか、それに対する修理はどのようなものなのかなどを知っています。きちんと修理している限りは査定価格に影響を与えません。
また、自動車の設計や構造の観点からリコールを100%避けるということは非常に難しい問題です。そのため、リコール対象だからといって査定価格をいちいち下げていたら、中古車を販売しようという人がいなくなって商売が成立しません。
リコール対象車を売却する時のポイント
クルマを売る場合、鈑金修理の履歴は査定に大きく影響が出ます。リコールの対象箇所ならば、査定額に問題がないことが分かったと思いますが、その他の鈑金修理は別です。一度、クルマの鈑金修理をしてしまうと、事故車に認識されてしまう可能性があります。
通常、クルマを売る場合には修復履歴を確認しますが、その理由に事故車と呼ばれる項目は存在しないことが挙げられます。そのため、修理・修復履歴=事故車の可能性と疑われると査定額は大きく下がってしまうのです。そのため、できるだけ、リコール対象部分以外は、走行に支障がないレベルであれば修理・修復をしないようにしましょう。
また査定金額を上げるために板金塗装などの修理をする人もいますが、修理代金と増加した査定額を比較すると、ほとんどの場合がマイナスになります。
そのため査定金額をアップするための修理はしないほうが賢明ということができます。
----クルマの相場を把握しておく
クルマを売るときは、リコール対象車であっても相場を把握しておくことが重要です。リコールにより、クルマの人気や需要が下がれば価値も下がります。つまり、査定額が低くなるということです。しかし具体的な価格相場を知っておけば、自分のクルマをいくらで売却することは一般的かも概算することができます。
例えば、相場を知らずにリコール対象車を査定し売った場合、売却契約成立後に買取査定金額が相場以下だった事例も実際にあります。契約をすると、返金はできないので結果的に損をしてしまうのです。そのため、リコール対象車であっても売る前に売却相場は理解しておきましょう。
リコール対象車は修理をして査定に出しましょう
リコール対象車になっても販売することもできますし、査定価格にも影響は出ませんが、それはあくまでも修理をきちんと受けた車の場合です。
リコール対象になったにもかかわらず修理をしていないクルマは査定価格が大きく下がる可能性があります。
実はリコールは制度化されてはいますが、クルマの修理をしなかったからといってクルマの所持者が罰を受けることはありません。
たとえそのクルマで事故を発生させたとしても罰則規定が設けられていないので、修理を怠ったことに対する罰はないのです。あくまでも運転者のモラルの問題として捉えられているというわけです。
そのため、リコール対象になってもすぐには修理に出さずにそのまま運転し続ける人が多いです。
しかしながら、リコール内容がエンジンルームなどの燃料漏れだったり、エアバッグが膨らまなかったり、シートベルトに問題があるなどの重大なものだったら運転者の生命に危険を及ぼして大きな事故に発展する可能性があります。
こうしたことから、中古車買取業者は修理をしていないリコール対象車に対しては査定価格を低く出す傾向があります。
中古車として売ろうと思っている人は、所有するクルマがリコール対象だとわかったら、ただちに修理に出しましょう。修理費用は無償ですし、中古車であっても改造車であっても、修理してもらうことができるようになっています。
最後に
所有している自動車がリコール対象になることは決して珍しいことではありません。
自動車は非常に複雑な設計をしていますので、どうしてもリコールというものが起こってしまいます。実際に毎年リコールの届出が数百件程度あります。
しかしながら、リコール対象車になったからといってクルマ売却ができなくなったり、査定価格に影響が出るということはありません。きちんと販売店に連絡して修理してもらえば、リコール内容にある不具合が生じることはないからです。
ただし、リコールの対象になっているにもかかわらず、修理に出していないクルマ
は安全性の観点から査定価格が下がる場合があります。くれぐれも注意する必要があります。
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