アイドリングストップ車のバッテリーについて

2022/10/24 ブログ

 

 

「アイドリングストップをするとバッテリーの寿命が縮む」なんて噂を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?!


しかし、アイドリングストップは燃費の向上が期待できる機能なので、できればバッテリー寿命を縮めずに上手に活用したいものです。


今回のブログでは、アイドリングストップ車のバッテリーについてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

アイドリングストップ車の専用バッテリー

 


アイドリングストップ搭載車には専用のカーバッテリーが必要です。


そもそもアイドリングストップ車とは信号待ちなどではエンジンが自動で停止し、ブレーキペダルを離すとエンジンが再始動する仕組み。エンジンの始動を繰り返すことからアイドリングストップ搭載車は、急速に充電するスピードと耐久性の高いバッテリーが搭載されています。


「通常車用のバッテリーではダメなの?!」と考えたくなるところですが、通常車用バッテリーは急速充電する必要がないため耐久性の面では役不足。アイドリングストップ搭載車専用のバッテリーが必要なのです。

 

 

 

 

 

アイドリングストップはバッテリーへの負担が大きい

 


バッテリーの寿命が縮むということは、バッテリーに必要以上の負荷がかかっているということになります。つまり、アイドリングストップをするとバッテリー寿命が縮むという噂が本当であれば、アイドリングストップはバッテリーに負荷をかける機能だということになります。


結論からいうと、確かにアイドリングストップはバッテリーに負荷がかかります。アイドリングストップとは、停車時にエンジンを自動的に切ることでエンジンを動かす時間を最小限にし、無駄な燃費を抑えたり、排気ガスの放出を抑えたりする効果を得られるものです。つまり、エンジンの停止と再始動を繰り返しおこなう機能といえます。

 
エンジンは、始動時にバッテリー容量の10~20%程度の電力を必要とします。バッテリーの容量が激しく増減するとバッテリーに負荷がかかるので、エンジン始動を何度も繰り返しおこなうアイドリングストップは、バッテリーに負荷を与えてしまう機能でもあるのです。さらにアイドリングストップをおこなってエンジンを再始動する際には、瞬時にクルマを動かすためにセルモーターを動かします。こちらも同じくバッテリーへ大きな負荷がかかります。

 

 

 

 

 

バッテリーに負担がかかる原因とは

 


アイドリングストップ車の仕組みからどのような負担がかかっているのか詳しく解説します。

 

 

----エンジンの始動と停止の繰り返し


エンジンの始動時はセルモーターを回すため、大きな電力が必要です。アイドリングストップ搭載車は、頻繁にエンジンの再始動を行うためカーバッテリーに大きな負荷がかかります。

 

 

----停車時もカーバッテリーに負荷がかかっている


アイドリングストップ搭載車は信号待ちなどでクルマを停めたときに自動でエンジンが停止するシステムです。


エンジン停止中のカーナビゲーションやドライブレコーダーなどの電装品への電力供給は、カーバッテリーが補うためバッテリーには常に負担がかかっています。

 

 

----エンジンを守る機能


最近のクルマはエンジンの負担を軽減し省燃費を目指すために、クルマに搭載されている発電機であるオルタネーターを停止して、カーバッテリーの充電量をコントロールする充電制御システムが装備されています。


バッテリーの充電状態が良好の場合、オルタネーターは発電電圧を低くすることでバッテリーを放電し、バッテリーが充電不足になるとオルタネーターは発電電圧を高くすることでバッテリーを充電する仕組みになっています。


エンジンと環境には優しい仕組みですが、充電、停止が繰り返される工程はカーバッテリーにとっては負担が大きいものになっています。

 

 

 

 

 

アイドリングストップ車のバッテリー寿命は?!

 


アイドリングストップを利用するとバッテリーの寿命が縮まる理由がわかったところで、アイドリングストップ車のバッテリー寿命は、どれほどなのか気になる方も多いのではないでしょうか?


実は、アイドリングストップ搭載車と搭載していないクルマでのバッテリー寿命は、2倍ほどとかなり大きいものになります。具体的には、アイドリングストップを搭載していないクルマにおいて、バッテリー寿命は「3年または5万km」といわれています。対して、アイドリングストップ車のバッテリー寿命は「18ヶ月または3万km」とされています。

 
ただし、上記のバッテリー寿命はメーカーが保証している期間であって、この期間を超えたからといって使えなくなるわけではありません。使用状況や頻度によってバッテリー寿命は異なるので、定期的な点検を欠かさないようにしましょう。

 

 

----劣化したバッテリーを使い続けるとどうなる?!


劣化したカーバッテリーを使い続けると、エンジン始動時に必要な電力が供給できなくなるため、アイドリングストップ機能が使用できなくなる現象が起こることがあります。


また最新のカーバッテリーは寿命が尽きる寸前まで使用することができるため予兆が分かりにくく、突然動かなくなるということが起こりやすいアイテムです。早めにカーバッテリーのチェックが必要です。

 

 

 

 

 

アイドリングストップ車のバッテリーの寿命を伸ばすには

 


バッテリー寿命が縮んでしまうのなら、アイドリングストップ機能のないクルマにしようと考える方もいるかもしれません。しかし、使い方によってはバッテリー寿命を伸ばすことができます。


アイドリングストップ車のバッテリー寿命を伸ばす代表的な方法は、以下の5つになります。どれもバッテリーへの負荷を小さくするための工夫なので、是非実践してみてください。

 

 

・渋滞時にはアイドリングストップ機能をオフにする
・夏場にエアコンを使用する時はアイドリングストップ機能をオフにする
・冬場にヒーターを使用する時はアイドリングストップ機能をオフにする
・停車時間が5秒以内のときにはアイドリングストップ機能を使用しない
・定期的に長距離走行をして、バッテリーを十分に充電する

 

 

 

 

 

最後に

 


アイドリングストップは燃費向上や環境配慮に関しては優れていますが、バッテリーへの負荷がかかる機能でもあります。そのためバッテリー寿命は縮んでしまい、アイドリングストップ未搭載車と比較するとその差は2倍ほどにもなります。


アイドリングストップ搭載車のカーバッテリーの特徴は、安定した電力を供給できる大容量、短い時間で充電できるスピード力、高い耐久性などを持ち合わせています。カーバッテリー交換時は、アイドリングストップ搭載車専用のバッテリーを選びましょう。


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下記のブログも併せてご覧ください


アイドリングストップ機能をキャンセルする方法

バッテリーの交換時期の目安とは

 

 

 

 

 

 

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