車内でのハンズフリー通話 違反にならない?!

2022/10/31 ブログ

 

 

現在、国内における個人のモバイル端末の普及率は高く、総務省の2017年の「通信利用動向調査」をみると、モバイル端末の普及率が84.0%に達していることが分かりました。


老若男女を問わず誰もが手軽に使用できる便利なコミュニケーションツールとして、モバイル端末は広く生活に浸透しています。しかし、便利な反面近年ではモバイル端末に関する事故が多発しているのも実情です。


例えば、クルマを運転中に仕事先から電話がかかってきたらみなさんはどうしていますか。


片手にモバイル端末を持ち操作しながら走行する「ながら運転」が違法行為だと認識し、通話ができるハンズフリーイヤホンなどを使用して対応している方も多くいるのではないでしょうか。


今回のブログでは、クルマでのハンズフリー通話の対策、違法にならないのかなどご紹介していきます。

 

 

 

 

 

ハンズフリー通話をする方法とは

 


車内でハンズフリー通話をする方法としては、主に以下の選択肢があります。

 


選択肢① スマホとカーナビなどの機器をBluetooth接続して通話

選択肢② スマホのスピーカー機能を使って通話

 


Bluetooth接続できる機器にはナビの他にもワイヤレスイヤホンや外付けスピーカーがあります。

 

 

 

 

 

ハンズフリー通話の注意点とは

 


ハンズフリー通話の主な注意点は以下の2点です。

 

・注意力の低下により運転の安全性が下がる
・スマホのバッテリーを消耗しやすい

 

2018年の道路交通法の改正では、運転中に携帯電話などを注視あるいは操作しながらクルマを運転した場合、危険行為とみなし直接の事故の危険が生じなくても「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金」へと厳罰規定が強化されました。


対してハンズフリー通話ですが、いくら両手が使えると言っても、クルマを運転中は運転に集中する必要があり、本人はそのつもりではなくとも、会話に気を取られてしまい、安全運転が遵守できない可能性があります。


運転中のハンズフリー通話は道路状況、スマホの充電ともに余裕のある時に行いましょう。

 

 

 

 

 

運転中のハンズフリー通話は違反にならないのか

 


いわゆる「ながら運転」について、道路交通法では主に以下の2点が禁止されています。

 

・走行中にスマホなどを手に持ち通話すること
・走行中にナビやゲーム等の映像、画像を見つめること

 

従って、ハンズフリー通話の場合は違反になりません。しかし、条例などで走行中のイヤホン等の使用を禁止している自治体もあります。またハンズフリー通話であっても注意力は下がります。運転は十分に気をつけましょう。

 

 


----都道府県ごとにイヤホンマイクに関する扱いに違いがある


前述の通り、道路交通法ではハンズフリー通話をしながらの運転について罰則規定はありません。しかし、一部の都道府県においては、「ハンズフリーイヤホン」を装着していると道路交通規則によって「安全運転義務違反」として検挙される場合があります。


東京都の場合、ハンズフリー通話に関しては、イヤホン等の着用と会話に集中して、緊急自動車の接近音などが聞こえなくなる可能性に触れており、以下の通りに定義されています。


「高音でカーラジオ等を聞き、またはイヤホン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音または声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。」


千葉県では(外部の音が聞こえない運転の禁止)として以下の通り定義されています。


「車両を運転するときは、音量を上げ音楽等を聴くなど、安全な運転に必要な音声が聞こえない状態にしないこと」


また、周囲の音が聞こえないような音量でヘッドフォン等を使用している状態も規制の対象となります。

 

下記のように都道府県でも、イヤホンマイクに関する扱いが異なり、一様ではありません。


イヤホンマイクを禁止している地域:茨城、群馬、東京、山梨、長野、滋賀、鳥取、島根、徳島、香川、愛媛、高知、熊本


イヤホンマイクの使用自体は認めているが、外部の音が遮断されていると判断された場合に違反になる地域:千葉、富山、山口、福岡


居住する地域が問題なくとも、旅行先の地域ではNGになる可能性があるので、注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

安全運転義務違反を犯した際の罰則は?!

 


東京都をはじめ、条例で「安全運転義務違反」として検挙された場合の罰則規定は次の通りです。

 

反則金:9,000円(普通自動車の場合)
違反点数:2点の加点

 

上記の通り、道路交通法のスマートフォンの操作・注視より罰則規定より重いことが分かります。


現在、ハンズフリーに関する扱いや罰則規定は国と都道府県によって異なるため、今後罰則規定の厳罰化がなされる可能性は否定できません。

 

 

 

 

 

スマホのスピーカー機能とBluetooth接続との違い

 


Bluetooth接続によるハンズフリー操作も、スマホのハンズフリー操作もできることは同じです。ともにハンズフリー通話や音楽再生を楽しめます。


ただし、Bluetooth接続の場合は音が聞きやすくなります。例えばナビを利用すれば、話し相手の声や音楽はクルマのスピーカーから聞こえます。スマホのスピーカーよりも聞こえやすい点は、Bluetooth接続の大きなメリットです。

 

 

 

 

 

最後に

 


モバイル端末自体やハンズフリーイヤホンマイクなどのハンズフリー通話の手段を持ち合わせていない場合、クルマを道の駅やサービスエリア、パーキングエリア等の駐車場に停めて、電話をかけるしかないと思われます。
安全運転の観点からも、運転中の電話はなるべく避けるようにした方が良いでしょう。


現在もスマートホンの使用に関しては罰則規定が厳罰化されましたが、未だ法の整備に関しては過渡期なのかも知れません。


道路交通法や都道府県の道路交通規則の条例では問題なくとも、安全を担保するとなると、運転中はハンズフリー通話もやめて、クルマを停めてから電話をかけた方が安全です。

 

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