スパークプラグとは?! 交換時期や種類による特徴
スパークプラグはガソリン車には必ず付いている部品で、ガソリンを燃焼させるために着火の役割を果たす重要なパーツです。
この部品がうまく動作しなくなると加速や燃費に悪影響が出るほか、エンジンがかからなくなることもあります。
今回のブログでは、スパークプラグについてご紹介していきます。
スパークプラグとは
スパークプラグの役割は、一言でいえばガソリンを燃焼するために着火するためのパーツです。
ガソリン車は燃料であるガソリンと空気を混ぜた混合気を爆発させることでエンジンを動かし、走行するためのエネルギーにしますが、ガソリンと空気を混ぜただけでは燃焼しません。
そこで、スパークプラグで火花を飛ばすことで混合気に火をつけ、エンジンを動かします。
----スパークプラグの役割
エンジン内は①「吸引」②「圧縮・点火」③「爆発・膨張」④「排気」の4つのサイクルでエンジンを動かしていますが、スパークプラグは②の「点火」の役割を受け持っています。
クルマのエンジンはよく「クルマの心臓」にたとえられますが、エンジンを発火させるスパークプラグは「エンジンの中の心臓」ともいえ、スパークプラグが正常なコンディションを保っていることが重要だということがわかりますね。
スパークプラグの種類と特徴
現在販売および利用されているスパークプラグは電極に使われている素材ごとに大きく分けて3種類です。それぞれの特徴を解説します。
----一般プラグ
3種類のなかで最も安価なものが「一般プラグ」や「レジスタープラグ」と呼ばれるものです。
このプラグは電極にニッケル合金を使用しているのが特徴で、価格が安い代わりにほかのプラグよりも耐久性や着火性能も低く、クルマにこだわりがある方は不満を覚えるかもしれません。
----白金プラグ
「白金プラグ」はその名のとおり電極に白金(プラチナ)を使ったスパークプラグです。白金は融点が1,769度と高く、酸に対する高い耐食性を有するため、一般プラグに比べて耐久性が高いスパークプラグにすることができます。
また、この特性から電極をより細くすることができるため、着火性能を高くすることが可能です。電極が細いと放電が散らばりにくかったり、火炎核の成長を妨げにくかったりするため、安定した燃料の燃焼が期待できます。
----イリジウムプラグ
融点が2,466度とさらに高いイリジウムを使った「イリジウムプラグ」はさらに耐久性が高く、着火性能が高いのが特徴です。
ただし、イリジウム自体は非常に硬く、加工が難しいため、白金にイリジウムを混ぜる形で利用されます。
価格は3種類のなかで最も高価格帯です。
スパークプラグの熱価
スパークプラグを選ぶ際は、電力の素材だけではなく「熱価」にも注目しましょう。
熱価とはプラグがエンジンの燃焼によって受けた熱を逃がす度合いのことを示す値で、高いほど冷えやすく発火部が焼けにくいです。
熱価が高すぎる場合、燃料が完全燃焼しないために発火部にカーボンがたまり、電気が逃げて火花が飛ばなくなります。
また、熱価が低すぎる場合はプラグの温度が上がりすぎ、電極が溶けたりピストンが焼き付いたりするかもしれません。
プラグの温度は車速によって変わり、より高いスピードで走ると上がりやすくなります。このため、高速道路で運転することが多い場合などは熱価の高いプラグを選ぶといいでしょう。低速での運転が多いなら熱価の低いプラグがおすすめです。
エンジンによっても最適な熱価は異なるため、標準でついているプラグの熱価を参考に選ぶようにしてください。
スパークプラグの寿命と交換時期
スパークプラグは、クルマのエンジン内で、点火の作業を1分間に何千回も行っていて、非常に負荷がかかっています。
スパークプラグは消耗品で、劣化すると火花の飛び方が弱くなり、ガソリンと混合気を安定して燃焼することができなくなり、さまざまな支障が出てくるので新しいスパークプラグに交換する必要があるのです。
----交換時期の目安
スパークプラグの交換時期は走行距離が目安とされており、一般プラグの場合で4輪車15,000~20,000km、軽自動車が7,000km~10,000km、2輪車が3,000km~5,000kmとされ、長寿命対応のもので4輪車で100,000kmまでとされています。
----燃費に影響することも
スパークプラグが劣化すると、燃費や加速、エンジンのかかり具合が悪くなったり、アイドリングが不安定になったり、排気ガスにも影響が出て、まれにエンジンがかからないなどの不具合も出ます。
そのままの状態で走行していたら、事故に巻き込まれることも考えられます。適切な時期に交換するようにしましょう。
スパークプラグは自分で交換できる?!
一般的なエンジンの場合、スパークプラグを比較的簡単に取り出せる車種もあります。このようなタイプの場合、実際にスパークプラグを目で見て、劣化具合を確認することが可能です。
プラグが劣化していたら、スパークプラグをカー用品店やホームセンター、ネット通販などで購入します。自分のクルマに合う品番はプラグメーカーのウェブサイトで確認してください。
一般プラグなら1本数百円程度、白金プラグやイリジウムプラグなら1本2千円から3千円程度で購入できます。
また、スパークプラグの交換には「プラグレンチ」と呼ばれる専用工具が必要ですので、あわせて購入しましょう。
お店に依頼した場合
スパークプラグの交換はプロにお願いすることもおすすめです。機械いじりが苦手な方も多いでしょうし、スパークプラグにたどり着くまでにさまざまな部品を取り外す必要のあるクルマも多いのが実情です。
何よりもスパークプラグは取り付けが不十分だとエンジンにさまざまな不具合が生じてくるので、自分で取り付けすることに不安のある方は迷わず整備工場などプロにお願いするほうが賢明といえます。
整備工場などでスパークプラグの交換をする際の費用はスパークプラグの実費と工賃の総額になります。工賃は1気筒あたり1,000円程度が相場なので、4気筒のクルマの場合、スパークプラグ代(1本1,000円と想定)と工賃で8,000円程度になります。
ただお店や車種によって工賃は変わりますので、必ず事前確認をするようにしてください。
----工賃には幅がある
エンジンの構造が複雑であったり、エンジンがシートの下やリアに搭載されていたりする場合などは交換の難易度が高くなります。
店に依頼する場合も工賃が高くなるため、白金プラグやイリジウムプラグなどの長寿命プラグを使ったほうが交換回数を減らし、トータルでの費用を抑えられるかもしれません。
最後に
スパークプラグが劣化すると燃費や加速などエンジンにさまざまな支障が出て、安定した走行をすることができなくなってしまいます。
最悪エンジンがかからなくなったり、事故に巻き込まれたりする危険性もあるため、必ず定期的に確認をし、劣化しているときは交換するようにしましょう。
スパークプラグがすぐに劣化するなどの場合はパッキンなどが劣化して、オイルが混じってしまうなどエンジンの修理が必要かもしれません。
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