エンジンのハンチングとは?! その症状と原因

2022/12/16 ブログ

 

 

エンジンをアイドリングしている最中や停車するときなど、急にエンジン音が大きくなったり小さくなったりすることがあります。それが「ハンチング」という現象です。


エンジンの回転数が一定でない場合に起こり、放置していると、後々重大なトラブルを引き起こしてしまう可能性もあり、早めの対処が必要です。


今回のブログでは、エンジンのハンチングの症状や原因、対処法などについてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

エンジンのハンチングの症状とは?!

 


ハンチングとは何らかの理由でエンジンの回転が不安定になる現象です。それは音の変化だけでなく、タコメーターのある車ならメーターが上下に触れるので、気づくでしょう。英語表記は「Hunting」で、機械用語で「乱調」を意味し、動作が不安定になっている状態を表します。


ほとんどの場合、エンジンの回転は走り出すと安定しますが、次第にエンストを起こしやすくなるなど不調をきたすようになります。エンジンが壊れる前に原因を特定して対処しなければいけません。

 

 

 

 

 

ハンチングの原因とは?!

 


エンジンがハンチングする原因には、下記のように複数の要因が考えられます。

 

 

----ISC (Idol Speed Control)の汚れ


ISC (Idol Speed Control)とは、エンジン回りの補機のことで、車内に取り込んだ空気をエアクリーナーを通して運ぶ役割があります。


しかし、ISC が汚れているとバルブの開閉が出来なくなり、エンジンの回転が不安定な状態となることでハンチングを引き起こします。

 

 

----スロットルボディの汚れ


スロットルボディとは、ISCから流れてきた空気が通る装置のことです。


アクセルと連動してスロットルボディのバルブが開閉する仕組みとなっているのですが、ISCと同様に、スロットルボディがカーボンなどで汚れていると、バルブの開閉がうまくできず、ハンチングを引き起こす原因となってしまいます。

 

 

----インテークマニホールドのバキュームホースの劣化


インテークマニホールドには、スロットルボディを通ってきた空気をエンジン内に送り込む役割があります。


そのバキュームホースが劣化によって破けていると、破けている部分から余分な空気を取り込んでしまい、エンジンのハンチングに繋がってしまいます。

 

 

 

 

 

ハンチングの対処法とは?!

 


ハンチングを解消するには、問題のある箇所を分解して清掃したり、部品を交換したりするのが基本です。クルマに詳しければ、ISCやスロットルボディの取り外し、インテークマニホールドやイグナイター、プラグの交換まではできるでしょう。付着したカーボンなどの汚れは洗浄したり、市販のクリーナを吹きつけて拭き取ったりすれば落とせます。


けれども実際の所は、ディーラーやカーショップなど、最初からプロの整備士に見てもらうのが安全で確実です。なぜなら先述のとおり、ハンチングの原因は数多く考えられ、特定するのが難しいからです。プロの整備士なら「スキャンツール」をつないで、車内のコンピューターとやり取りしながら原因を特定できます。


また補機とはいえ、エンジン周りはとてもデリケートです。分解したものの元に戻せなかったり、部品を内部に落としたりすると、かえってエンジンを壊しかねません。たとえ無事に戻せても、最近のエンジンはECUで制御されており、何らかの操作をしないと正常に動かない場合があります。プロの整備士は、これらの問題にも対処可能です。


原因を特定できたら、プロの整備士は分解して清掃したり、部品を交換したり、ECUを調整したりしながら修理していきます。清掃くらいで済むなら、1時間もかからないでしょう。部品を取り寄せなければいけなかったり、大がかりな修理が必要だったりするなら、応急処置をして、改めて時間をかけます。


他に不具合が無ければ、ハンチングだけでエンジンを丸ごと交換することは、まずありません。けれどもハンチングだと思って修理したら、他に重大な不具合が見つかる場合もあります。そうならないように半年や1年ごとの定期点検は受けたいところです。定期点検では部品を分解して、不具合が無いか確認してくれます。


なお、ハンチングの原因がクルマの改造やチューニングによるものなら、元に戻すのが一番です。そのままで改善したい場合は、改造やチューニングの専門店に相談したほうが良いでしょう。 

 

 

 

 

 

最後に

 


ハンチングはエンジン周りにある補機類の汚れや不具合が主な原因です。そのまま放置するとエンジンが壊れる恐れがあるため、早めに対処したほうがいいでしょう。ほとんどが汚れの洗浄や、不具合のある部品の交換で済みます。


ただし、部品の交換では10万円以上の費用がかかる場合もあるため、買い替えを考えているなら修理せずに手放したほうが合理的かもしれません。

 

 

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