慣れないクルマ 運転のポイントと注意点
勤務先の営業車や旅先でのレンタカーなど、普段運転するのとは勝手が違うクルマのハンドルを握る機会も多く存在しています。
そんな時はあせらず落ち着いて基本に忠実なドライビングを心がけ、普段より注意を払うことも忘れてはいけません。
慣れないクルマを運転すると、普段乗っているクルマとは感覚が異なるため、運転に戸惑ってしまうことが多々あります。そして、その戸惑いが大事故に繋がってしまう可能性も・・
今回のブログでは、レンタカーなどを運転する際に注意するべき点や、運転のコツやポイントなどをご紹介していきます。
車体の大きさをしっかりと把握する
レンタカーなどを運転する場合にはそのクルマの大きさを感覚的に把握しておくことが重要で、普段乗るクルマよりも車体が大きい時には特に注意する必要があります。
全長はもちろんのこと車幅や車高もクルマを発車させる前にしっかり頭に入れておくことで、事故などのリスクを低減することができるでしょう。
曲がり角や狭い駐車場ではどうしても普段乗っているクルマの感覚で運転してしまいがちなため、特に注意して運転することが求められます。
特にレンタカーの場合ではたとえ擦り傷であっても修理代の自己負担を求められるケースもありますので気をつけてください。
特に、細い曲がり角 や 狭い駐車場では、普段乗るクルマを運転する感覚で大きなレンタカーを運転すると、クルマをぶつけたり擦ったりする恐れがあります。
そういった場合は、ぜひ同乗者に後ろを見ていてもらったり、外に出てオーライ、オーライと声掛けしてもらうようにしましょう。
タイヤの接地点を確かめる
車体の大きさ を把握した後は、続けてタイヤの接地点(タイヤが地面と触れ合う箇所)を確かめましょう。
運転席へ座る前に、予めタイヤの接地点を覚えておいても良いのですが、運転席に座った後で同乗者にタイヤ脇に立ってもらう方法が、より確実です。
教習場でS字カーブを習う理由
さて、免許を取る際に自動車学校では、「S字カーブ」のコースを必ず運転させられます。
S字カーブは初心ドライバーにとってはかなりの難所。「こんな道一生運転する機会なんてないのに、何でこんなことをやらされるんだ」と、苦々しく思った人も少なからずいるのではないでしょうか?
実は "S字カーブ" は、教習生をイジメるのが目的ではなく、タイヤの接地点を意識させることが目的だったのです。例えば、"両脇が溝" という住宅街の細道を走っていて、対向車とすれ違うことになったとします。そういった場合には、このタイヤの接地点がとても重要。
タイヤの接地点を正確に把握していないと、すれ違おうと思って道端にクルマを寄せた際、誤って脱輪(タイヤが溝へ落ちる)してしまうこともありえます。
機能や装備の確認
ワイパーやウインカーといった運転を補助する機能は全てのクルマに装備されていますが、レンタカーなどを運転する際には今一度確認しておくことをおすすめします。
右ハンドルと左ハンドルではウインカーやワイパーの位置が違いますし、最近のクルマは運転席周りに様々な機能が付いており、初めて乗ったクルマではとっさに使いこなせないこともあります。
運転中の焦りが大事故を引き起こすことも考えられるため、出発する前にはあらかじめ機能をテストしておくと良いでしょう。
アクセルとブレーキの効き具合
クルマの操作方法を確認し、いよいよエンジンを始動させました。さぁ目的地へ出発です・・の前に、最後にもう2つだけ確かめておくべきポイントがあります。それはアクセルとブレーキの効き具合です。
クルマに乗っている全員の命を左右するアクセルとブレーキは、クルマを運転する上で最も重要な操作であることは、言うまでもないでしょう。そして、エンジンやタイヤの性能に左右され、クルマによって驚くほど差が出てくるのも、アクセルとブレーキの効き具合です。
幹線道路を運転する前に、人気の無い道で加速性能・ブレーキ性能を慎重に確かめます。そして、スムーズに停車・発車するタイミングを掴みましょう。
なお、追突などの大事故に繋がる可能性が高いため、アクセル・ブレーキのスムーズなタイミングが掴めない場合は、決してそのクルマを運転してはいけません。
また、雨や雪などの道路状況によっても、アクセルとブレーキの効き具合が大きく異なることに注意しましょう。
運転中は目視も忘れずに
安全運転に徹するのであればどんな場面でも目視して確認することがとても大切で、不注意による事故を回避することも可能になってきます。
車線変更時や左折時などはサイドミラーで得られる視界だけでなく、実際に目視して確認することで安全を高めることができますね。
またバックで駐車する時に多用されているバックモニターはあくまで補助装備と捉え、自分の目で確かめて駐車することをおすすめします。
死角を最小限に留めるためには目視がとても重要で、慣れないクルマを破損させないためにも目視は実践しておくべき動作の一つです。
運転のコツとは
ゴールド免許の保持者であっても、慣れないクルマを運転する際は(乗り慣れたクルマを運転する際でも油断は禁物ですが)、初心ドライバーに戻ったつもりで運転するようにしましょう。
----「スピードを出す=運転が上手」ではない
免許を取りたての、特に若い人たちに多い考え方なのですが、とにかく「スピードを出す=運転が上手」という誤った風潮があります。
ですが、ただスピードを出すことは「アクセルを踏むことを覚えた猿」にも可能な、非常に幼稚で危険な行為です。
また、日本国内の一般道の場合、信号機が随所に存在するため、クルマの時速を+20kmしたところで目的地到達時刻に大きな差が見られないそうです。
必要以上にスピードを出すことは、目的地に早く着けるわけでもないのに、加速・減速を繰り返してガソリンを無駄にする愚かな行為。そして、本当に運転が上手な人というのは「同乗者が気持よく乗れる運転」を行う人です。
よく「ボンネットの上にお茶を置いて、それがこぼれないような運転を」と言われますが、急加速・急ハンドル・急ブレーキ・スピード出し過ぎ の運転は、運転技術が未熟であることを証明しているかのようですね。
----歩行者・自転車は、クルマが止まってくれると思い込んでいる
歩行者・自転車は「クルマの方が止まって当然、避けて当然」と思い込んでいます。そのため、クルマ通りが多く歩道が整備されていない道であっても、平気で通行します。
歩行者・自転車がいる道を運転する際は、いつ歩行者・自転車が急激な方向転換をしても良いように、充分な距離を置くよう心掛けましょう。
最後に
万一事故が起きた時に役に立つのが自動車保険で、クルマを所有する多くのドライバーが自動車保険に加入しています。
レンタカーを借りる場合には出発前に保険についての説明があるので分かりやすいかと思いますが、社用車の場合にはどんな保険に加入しているのか把握していないケースもあるでしょう。
そんな時は運転前に自動車保険の加入状況を確認しておくことも大切で、しっかりした保障が付いているのなら心にゆとりもでき安全運転にもつながります。
慣れないクルマを運転する際には心のゆとりも非常に重要で、様々な要素が安全運転の啓発に役立っているのも知っておくべきポイントですね。
社用車やレンタカーを使用する場合には、安全を最優先に注意して運転することをおすすめします。
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