レストアとは?! レストア車についてご紹介

2022/12/29 ブログ

 

 

マイカーを保有している方の中には、現在乗っているクルマをできるだけ長く乗り続けたいと思っている方もいるでしょう。また、クラシックカーの独特な表情が好きという方もいるかもしれません。


車両は古くなると部品が劣化して、不具合が出たり動かなくなったりするものです。このような古くなった車両を復活させる方法として「レストア」があります。


しかし、そもそもレストアとは何なのか知らない人も多いかもしれません。


今回のブログでは、レストアについてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

レストアとは?!

 


レストアとは、日本語で言うと「元の状態に戻す」という意味になります。


自動車界においては、劣化の激しい旧車を新車のように復元することを指しています。 今では販売されていないクルマに乗っている人や、大切に乗ってきた愛車を今後も乗り続けたいという人がレストアすることが多いのですが、レストアには膨大な時間と根気が必要です。


旧車と同じパーツを探すことからはじまり、部品の交換や補修などを地道に行う必要があるためです。車種によってはパーツがなかなか見つからず、高額の費用がかかるということも珍しくありません。


レストアをする箇所は広範囲にわたり、機械部分の修理だけでなく、シートや内装の修理、ボディの再塗装なども含まれます。

 

 

 

 

 

修理やオーバーホールとの違いとは

 


クルマに必要な整備の手を加えるという意味ではレストアと修理は似ていますが、若干の相違点もあります。それは、整備をするタイミングです。


修理は故障など車両に何かしらの不具合が発生したときに行うことです。一方、レストアは別に車両に問題が発生していない場合でも行うことがあります。この部分が修理とは異なります。


イメージ的には、レストアというジャンルの中に修理がある感じです。レストアの中には修理の工程も含まれますが、その他に問題ない箇所にも手を加えて、新車に近い状態に戻すことがレストアの目的の一つになります。


また、クルマのコンディションを整えるという意味では、レストアとオーバーホールも混同されがちですが、異なる部分があります。それは、手を加える箇所です。


オーバーホールの場合、クルマの中でも主に機械パーツの修理が中心です。エンジンやトランスミッション、ブレーキなどの修理などがメインとなります。劣化や破損した機械を修理して、元通りにするのがオーバーホールです。


一方、レストアの場合、機械部分を含む車両全般に手を加えます。シートや外装など幅広く必要に応じて修理をしていきます。


機能を元に戻すのがオーバーホール、機能だけでなく見た目まで全体的に新しい状態に生まれ変わらせるのがレストアということです。

 

 

 

 

 

レストアの流れ

 


愛車のレストアを希望する場合、まずはその車種に対応可能なショップを探すことから始めましょう。 地域によってはレストアショップが少ないこともあるので、事前の調査が欠かせません。


ショップが見つかったら、まずはベース車の状態チェックを行います。どの部分を修理する必要があるか、どのようにパーツを交換したいかなど、オーナーとショップで入念に打ち合わせしましょう。 方針が決まったら、部品を調達して塗装の剥離や錆び取り、各種補修などを行っていきます。


機械類の修理や新たなボディのペイントが終わると、内装や外装の修理にとりかかります。すべてが終われば、仕上げを行って完成です。ベース車の状態が良ければ、修理は行わずパーツの交換やペイントのみ行うこともあります。


レストアはクラシックカーで行われることが多いため、ベース車の状態は実にさまざまです。内部をチェックして初めて見つかる不具合も珍しくなく、最初の見積もり金額から大きく変わることもあります。また、レストアショップの中には技術やクオリティに不安があるところもあるため、ショップ選びを慎重に行うことが大切です。 レストアの実績が十分にあるか、スタッフの対応は丁寧でこまめかなどをチェックし、評判の良いショップに依頼するようにしましょう。

 

 

 

 

 

レストア車のメリット

 


クラシックカーのような旧車を復活させられるのは、クルマ好きの方にとっては大きな魅力でしょう。また、新品同様の状況に戻すことで、リセールバリューを上げられるのもメリットの一つです。


今回は、レストアをすることの主なメリットについて4つ紹介します。

 

 

----古いクルマを復活できる


古いクルマの中には、ボロボロになってしまっているものもたくさんあります。錆ついたり塗装が剥がれてしまったりしている車もあるでしょう。


また、事故などでボディに傷やへこみがあって凸凹している車両もあるかもしれません。このような、一見最悪の状態の古いクルマを復活させられるのがレストアのメリットの一つです。


実績のある整備工場に持っていけば、きれいな状態に復活できるでしょう。コンディションは悪いけど自分のお気に入りの車種で、もう一度復活させたいということであれば、レストアを選択するのがおすすめです。

 

 

----生産中止になったクルマに乗れる


動態保存に貢献できるのも、レストアをするメリットの一つです。動態保存とは、古いクルマのコンディションを整えてそのままの状態で保存することです。


古いクルマの中には、すでに生産中止されているものもあります。生産中止されている車両は、これから先減ることはあっても増えることはありません。そのため、できるだけ現存するものを残しておくことが大事です。


貴重なヴィンテージカーをレストアして残すことで、希少価値のある車両が存在できるというわけです。

 

 

----当時の姿をそのまま残せる


レストアのメリットとして、旧車をそのまま残せる点が挙げられます。


レストアは機械類だけでなく、外装や内装にも手を加えていきます。しかし、基本的にはその車両の持っているテイストをそのまま残すのが一般的です。中身は新品同様に戻しますが、一方で当時の面影はそのまま残せます。


場合によっては、自分が生まれる前に流行っていた車両を見たり運転できたりするかもしれません。両親など自分たちより前の世代が乗っていたクルマを運転することで、当時の様子をしのぶこともできます。


つまり、レストアはちょっとしたタイムスリップを体験できる手法とも言えます。

 

 

----高額で売却できる


レストアによって新品に近い状態に戻すことで、リセールバリューがアップするのもメリットです。


レストアの対象は旧車が中心です。すでに生産中止されている車種が多いので、もし残すことができればプレミアがつきます。人気車種であれば、高額で売却できる可能性もあるでしょう。


通常、中古車の価値は時間が経過すればするほど下がっていきます。しかし、ヴィンテージカーやクラシックカーの場合は逆に古いほうが高値で取り引きされることもあります。


特にスポーツカーでヴィンテージものの場合、ファンの間で高く評価されます。レストアをすると多少なりとも費用がかかりますが、それを賄える価格以上で売却できるかもしれません。

 

 

 

 

 

レストアのデメリット

 


レストアにはメリットがある半面、デメリットもあります。それは、手間暇がかかる上に、自分の要望通りに仕上がらないかもしれないということです。またメンテナンスコストがかかる点にも注意しましょう。


今回は、レストアをする主なデメリットについて3つ紹介します。

 

 

----手間暇がかかる


レストアのデメリットの一つは、手間暇がかかって思うように作業が進まないことです。


旧車のレストアの場合、部品調達の難しいケースが多いです。車両だけでなく、その部品も製造中止になっている可能性があります。この場合、純正パーツをほかで見つけたり中古パーツをオークションなどで購入したりしなければなりません。それでもパーツを確保できない場合も考えられます。その場合には、自分たちでそのパーツを作らないといけません。


また、パーツが見つかったとしても、プレミアがついている可能性が高いです。従来のパーツと比較して、高値で購入しなければなりません。


費用の中には部品調達コストももちろん含まれます。そのため、従来の整備と比較して割高になってしまうことが多いです。

 

 

----出来栄えは業者次第


レストアをする場合には、どの業者に依頼するかが重要なポイントです。レストアの出来栄えは、業者によって変わります。また、業者によってレストアへのこだわりも違ってきます。


徹底的に細部に至るまでレストアしようとするところもあれば、価格に合わせたレストアに限定する業者もあります。レストアを依頼する前に入念に打ち合わせして、自分の思いを業者と共有することが大事です。どの程度のレストアを希望しているのか、仕上がりをどうして欲しいのか、しっかり伝えましょう。


また、レストアが終わって納車されたときにはクルマの状態をしっかりチェックすることをおすすめします。中には見えない部分を手抜きする業者もいます。


業者をしっかり見定めないと納得いかない仕上がりになるリスクがあることは、理解しておきましょう。

 

 

----メンテナンスコストがかさむ


レストアをすれば、クラシックカーでもヴィンテージカーでも運転できる状態になります。しかし、旧車であることに変わりはありません。現代のクルマと比較して、こまめに点検や整備を行う必要があります。


そのため、どうしてもメンテナンスコストが高くついてしまうのは、レストアのデメリットです。


また低年式の旧車の場合、税金が高くなります。新車登録から13年以上経過すると自動車税と自動車重量税、18年経過すると自動車重量税が増税となります。


さらに、燃費も現代のモデルと比較すると、悪い可能性が高いです。このように、ランニングコストがかなりかかりますので、そのことも想定してレストアするか検討しましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


クルマのレストアは、製造されてからある程度の年月を経たクラシックモデルの車両を外装や内装、メカニック部分を修復し、新車のような状態に回復させる作業です。


レストアサービスを提供する自動車メーカーやレストアを専門に行う修理工場もあります。


レストアは、クルマ全体を修復するため、費用は高くなりますが、レストアすることによって憧れのクラシックカーで街を走ることも、長く乗り続けてきた愛車を新車のときのような状態によみがえらせることもできるようになります。

 

 

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