クルマの点検ステッカー どんな意味があるの?!

2022/12/30 ブログ

 

 

クルマを持っている方ならフロントガラスに貼ってあるステッカーが運転するたびに目に入ってくるはずです。しかし、きちんとステッカーの持つ意味を理解している方は、少ないかもしれません。


ステッカーが貼ってある意義を把握することは、実は安全・快適にクルマを走らせることにもつながります。ステッカーから次の点検時期を確認できるなどのメリットもあるため、愛車を長持ちさせたいならステッカーの持つ意味を覚えておきましょう。


今回のブログでは、点検ステッカーの意味や、点検の基礎知識などをご紹介していきます。

 

 

 

 

 

点検ステッカーとは?!

 


フロントウィンドウの左上に貼られているシールは、点検ステッカーです。これは法定点検の時期を示すシールになります。


点検ステッカーにも年月が記載されていますが、これは車検シールのように、点検の有効期限を表しているわけではありません。点検シールが表している時期とは、法定点検を行う時期を示しています。


クルマの所有者は定期的に点検を受けるように義務付けられています。普通自動車の場合、12か月に1回のペースで検査を受けなければなりません。これは道路運送車両法に記載されていることです。


ただし、車検のように点検を受けなかったとしても罰則規定はありません。それでもクルマを常に安全に運転できるようにするために、法定点検は受けるべきでしょう。

 

 

 

 

 

点検ステッカーの見方とは

 


点検シールには、次の法定点検の期日が記載されています。では期日はどのように解釈すればいいでしょう。


中央部分に数字が記載されていて、それを取り囲むように時計のように1~12まで数字が振られているでしょう。12個の数字のうちのいずれか1つが白抜きになっているはずです。


中央の数字は次の点検の「年」を表し、その周りを取り囲んでいるのが、法定点検の「月」を意味しています。


裏面にも法定点検に関する情報が盛り込まれているはずです。まず、年月日は法定点検を行った日時が記載されています。「○ー○○○」という数字が書かれていると思いますが、これは認証番号です。


その下には、ディーラーや整備工場の名前が刻印されています。これは、法定点検を行った事業所を意味しています。

 

 

----点検ステッカーには色々な色がある?!


点検シールの貼られている車両をチェックしてみると、いろいろなカラーのステッカーを見かけるはずです。点検シールには、4種類バリエーションがあります。

 

・赤
・オレンジ
・青
・緑

 

これは何年に法定点検を受けたかを示しています。最初は青→赤→緑→オレンジという順番です。


オレンジのシールの年に法定点検を受けると、次は青に戻ります。つまり、毎年法定点検を受けると、毎年点検シールの色が変わります。


点検シールの色が毎年変わるように、点検を定期的に受けた方がいいでしょう。

 

 

 

 

 

点検ステッカーは貼っておいた方が安心

 


左上の丸い点検ステッカーは、貼らなくても違反にはなりませんが、できれば貼っておいた方が安心です。点検ステッカーの表(外)側には、次回点検を受ける年と月が表示されています。


裏に書いてある内容は、次回の点検時期に加え、前回点検を受けた年月日と整備工場の名前、認証番号です。「いつ・どこで」点検を受けたのか、そして次はいつ点検を受けなければならないのかがひと目でわかるようになっています。


次回の点検時期をすぐに確認できるようにするため、はがさずにきちんと貼っておくようにしましょう。

 

 

 

 

 

点検ステッカーの期限切れ

 


法定点検は道路運送車両法で義務付けられているため、期間内に点検を受けないと法律違反ではあります。しかし、法定点検を受けなくても罰則規定はなく、切符を切られたり罰金を取られたりといったペナルティはありません。


法定点検を受けなかった場合、点検シールをはがしてしまっても問題ないです。むしろ、はがしてしまった方がいいでしょう。


なぜなら、法定点検を受けずに期限切れのシールをそのままにしていると、保安基準違反に該当する行為となり300,000円以下の罰金となります。


「法定点検を受けずに期限が切れてしまった、でも点検は受けたい」といった場合は受けることは可能です。安全に運転するために、期限切れになっても法定点検を受けるのがおすすめです。

 

 

 

 

 

12ヶ月点検を受けるメリットとは

 


法定点検は普通乗用車の場合、12か月点検と24か月点検があります。


24か月点検の場合、大抵が車検と同じタイミングで実施されます。24か月点検は車検がてらお願いするドライバーが多いです。このため、ほぼ100%のドライバーが受けています。


一方、12か月点検の場合、受けなくてもペナルティがありません。整備士などの専門家に聞くと、全体の3割程度しか受けていないという声も聞かれます。


12か月点検を受けなくても罰則はないので、受けなくてもいいと思っているドライバーも多いようです。しかし、12か月点検を受けるとさまざまなメリットのあることを以下で詳しく見ていきましょう。

 

 

----安心してクルマを走らせることができる


法定点検を受ければ、タイヤの残量やブレーキの効き具合などのメンテナンス項目を確認することができます。毎日車に乗らないと、性能の低下に気付かなかったり、また少し不調を感じても「たまにしか乗らないから」と放置してしまったりする方も多いかもしれません。


しかし、法定点検では細かい項目をしっかりと点検し記録簿に残すため、交換が必要な部品も一度に把握できます。また、安全に走るために必要な整備項目を確認することで、安心して走行できることにつながります。

 

 

----法的責任が軽減される


どんなに気を付けていても事故のリスクはどうしてもゼロにはできません。もし事故を起こした場合、あなた自身が責任を負う可能性があります。


もし法定点検をしっかり受けていれば、責任を軽減できる可能性があります。


例えば、事故原因があなたの車両の整備不良だったとしましょう。定期的に点検を行っていても突発的な故障が原因であれば、それは不可抗力であると解釈できます。このため、事故の責任が軽くなるわけです。


交通事故の結果、相手が大けがをした、最悪亡くなってしまうと莫大な賠償金を請求されるかもしれません。事故は被害者だけでなく、加害者の人生も大きく狂わせてしまいます。


「事故を回避するために」「万が一事故を起こしても責任を少しでも回避するために」法定点検は受けるべきです。

 

 

----下取り査定額が上る可能性もある


今は「愛車にできるだけ長く乗りたい」と考えている方でも、将来的は乗り換えや売却をする日がやってくるかもしれません。法定点検の義務を怠らずに「点検整備記録簿」に記載しておけば、過去のしっかりとした点検記録がわかります。


「点検整備記録簿」は点検が完了した時に点検・整備済みステッカーと一緒に渡されるメンテナンスの記録です。いつ点検を行ったのかをしっかりと記録に残しておくことで、下取りや売却での査定評価が上がることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

最後に

 


法定点検にはたくさんのメリットがあります。きちんと点検を受けることはドライバーの義務であるだけではなく、ドライバーにとってもメリットがあります。


高額な費用がかかることなく愛車を万全の状態に保てるため、点検して損はありません。費用対効果を考えると、毎年必ず受けるようにしましょう。

 

 


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