カプチーノの維持費はどのくらい?

2020/03/19 カプチーノブログ

カプチーノとは1994年にデビューし、1998年まで販売していたスズキのツーシーターオープンカーです。カプチーノは軽自動車でありながら本格的なスポーツカーを目指した革新的なクルマです。

月間・年間維持費の内訳や維持費を節約するコツなどについて解説していきます。

カプチーノの平均年間維持費は32.5万円

 

 

カプチーノの維持費がどのくらいになるのか、知りたい方も多いのではないでしょうか?

カプチーノの購入を検討している方にとって参考にしたいところですね。また、すでにカプチーノを所有している方も維持費についてより詳しく知っておくといいと思います。

 

まずは、カプチーノの平均的な年間維持費をみていきましょう。

 

 

  月間 年間
ガソリン代 6,580円 78,962円
自動車税 600円 7,200円
車検 2,864円 34,370円
任意保険料 8,341円 101,000円
合計 18,385円 220,632円

※ガソリン代は140円/L・実燃費は17.73km/Lで計算

 

 

これ以外にも駐車場代(全国平均で8,000円/月)や消耗品などの交換費用もあります。

また、古い車種でもありますのでメンテナンス費用も想定しておいたほうがいいです。以上から、年間維持費は32.5万円程度だと見込まれます。

 

予想より維持費が高いと感じた方もいるかもしれません。しかし、維持費について詳しく知ることで削減できる費用もあります。

 

そこでこのブログでは

 

・カプチーノの維持費の内訳・

・カプチーノの維持費を抑える方法・

 

以上について解説していきます。

カプチーノの月間/年間にかかる7つの維持費

 

 

カプチーノには年間で7つの維持費がかかります。

具体的には以下にあげるものです。

 

・重量税   ・ガソリン代   ・自動車税   ・車検

・自賠責保険   ・任意保険   ・メンテナンス費用

 

上記のなかには、法律で定められているため金額が固定の維持費もありますが、減らせる維持費もあります。

先ほど試算した平均年間維持費が高いなと感じている方はぜひこの機会に維持費について知っておきましょう。

 

 

 

----------維持費①:ガソリン代

 

ガソリン代は、年間で走る距離や車種の燃費によって大きく変わる費用です。

カプチーノの燃費から想定される年間のガソリン代をシュミレーションしてみましょう。

 

 

走行距離 EA11R(17.73km/L)
3,000km~5,000km以下 23,689円~39,481円
5,000km~10,000km以下 39,481円~78,962円
10,000km~15,000km以下 78,962円~118,443円

※ガソリン代は140円/Lで計算

 

 

年間走行距離によってガソリン代が大きく増減していますね。

自家乗用車の平均年間走行距離は約10,000kmと言われていますので、年間ガソリン代の目安としてみてください。

 

 

----------維持費➁:重量税

 

軽自動車の重量税は、軽自動車の区分(自家用・事業用)や経過年数によって税額が決まります。普通自動車だと車両の重量によって税額が変わりますが、軽自動車では一定の税額です。

 

重量税は次の車検までの全期間分をまとめて支払います。

例えば、新車時に3年車検となる場合は3年分納付し、2年車検となる場合には2年分を納付します。

 

また、カプチーノにはエコカー減税の適用があります。

自動車税とともに、エコカー減税の適用がある場合とない場合のケースに分けて以下の表をまとめてみました。

 

 

エコカー減税の適用あり

  自動車税 重量税
初年度~13年目 7,200円 0円
14~18年目 7,200円 0円
19年目~ 7,200円 0円

 

 

エコカー減税適用なし

  自動車税 重量税
初年度~13年目 7,200円 6,600円
14~18年目 7,200円 7,600円
19年目~ 7,200円 8,800円

 

 

 

----------維持費➂:自動車税

 

自動車税は、毎年4月1日時点において自動車の所有者が支払わなければならない税金です。

軽自動車の自動車税は、クルマが最初に登録された年度がいつか、用途が事業用か自家用かによって税額が異なります。

カプチーノの自動車税は、車種区分が自家用車となり7,200円です。

※平成27年3月31日以降に新車登録された場合は新税率の10,800円ですが、カプチーノの販売時期を考慮し、平成27年3月31日以前に新車登録されたものとしています

 

自動車税は、年度末である翌年3月31日までの税金を5月末日までにまとめて支払うことになっています。

自動車税が未納だと車検を通すことができないので注意しましょう。

 

 

----------維持費④:車検

 

車検は保有している自動車が保安基準を満たしているかを確認するための検査です。新車で購入した場合には3年、それ以外は2年ごとに受けます。

まず、車検は以下の3つの法定費用がかかります。

 

・重量税  ・自賠責保険  ・印紙代

 

エコカー減税の適用も考慮して計算に入れつつ、具体的な法定費用を以下の表で確認しましょう。

 

 

法定費用 エコカー減税あり エコカー減税なし
重量税 0円 6,600円
自賠責保険 26,370円 26,370円
印紙代 1,400円 1,400円
合計 27,770円 34,370円

 

 

 

点検整備費用に注意

 

法定費用以外の費用としては、点検整備費用があります。

法定費用の額はどの業者でも固定ですが、点検整備費用は業者の見積もりに差があるので注意しましょう。

 

車検の方法は以下の通り複数あります。

 

・ユーザー車検   ・代行車検   ・車検専門店

・カー用品店   ・民間車検場   ・ディーラー車検

 

このうちユーザー車検は法定費用だけの負担なので一番安いです。ユーザー車検以外は、実際に見積もる業者にもよるので一概には言えませんが、ディーラー車検費用が特に高くなりがちだと言われています。

 

必要のない整備や修理、交換を見積もりに含めて高額請求してくる悪質な車検業者もいるようなので注意が必要です。

なお、車検時に消耗品の交換を無しとしてもらったり、自分で消耗品を用意したりすることによって点検整備費用の節約もできます。

 

 

----------維持費⑤:自賠責保険

 

事故の被害者を保障するために、すべてのクルマの所有者に加入が義務付けられている強制保険であり、加入は車検の条件となっています。

自賠責保険は1ヶ月単位からの加入ができますが、一般的には契約期間は車検期間に合わせます。例えば、2年更新の車検となる場合には自賠責保険の契約期間は25ヶ月と設定します。24ヶ月と設定しない理由は車検期間を過ぎてしまわないようにするためです。

また「一括払いが負担だから1年単位などといったように短い期間で契約したい」と考える方もいるかもしれません。しかし、自賠責保険は契約期間が長ければ長いほど保険料が安く済みます。自賠責保険の契約期間が短いとその分、保険料が高くなるので注意しましょう。

 

以下の表で、自家用乗用車の一般的な自賠責保険料を契約期間ごとに見ていきましょう。

 

 

自賠責保険契約期間 保険料
12ヶ月 15,520円
13ヶ月 16,380円
24ヶ月 25,830円
25ヶ月 26,680円
36ヶ月 35,950円
37ヶ月 36,780円

 

 

契約期間が長ければ長いほど、保険料が安くなるのが分かりますね。

以上のことから、自賠責保険の契約にあたっては車検更新に合わせて契約期間を設定するようにしましょう。

 

 

 

----------維持費⑥:任意保険

 

任意保険は、自賠責保険では保障できない部分をカバーする保険です。自動車保険への加入義務はないものの、事故に備えて加入することが一般的となっています。

任意保険料は、契約者の年齢や等級、走行距離などにより変わってきます。

 

「年齢と等級」・「走行距離」別に平均的な保険料を表で確認してみましょう。

 

 

年齢・等級別保険料

等級(年代) 月間保険料 年間保険料
7等級(20代) 13,470円 154,080円
13等級(30代) 6,500円 74,380円
18等級(40代) 4,980円 57,030円

 

 

20代の保険料が他の年代と比べて特に高いことが分かりますね。20代の事故率が高い傾向にあることから保険料が高く設定されているようです。

 

 

年間走行距離別保険料

年間走行距離 年間保険料
3,000km以下 61,000円
5,000km以下 64,400円
9,000km以下 72,900円
11,000km以下 76,100円
16,000km以下 89,100円
無制限 92,700円

 

 

年間走行距離が長いほど保険料が高くなることが分かりますね。

人によっては任意保険は維持費のなかでも大きなウエイトを占めており、負担と感じる方も多いでしょう。この高くなりがちな任意保険料を抑えることがクルマの維持費削減にあたって重要となります。

 

 

----------維持費⑦:メンテナンス費用

 

カプチーノは発売から年数がたっている車種ですので、中古車購入時は車体の状態をしっかりと把握する必要があります。

また、購入後のメンテナンス費用を想定しておかなければなりません。

 

まず、中古車購入時は以下の点を確認しましょう。

 

・外装と内装   ・ユーザーの使用歴   ・車両情報

 

まずクルマの外装と内装、ボンネットの中などをしっかりと見て、不自然な変形や傷の跡がないかチェックしましょう。

過去に事故に合ったり、改造されていたりする場合があるので、車体の現状を把握する必要があります。

業者には、クルマが過去にどのように使用されていたかわかる範囲で聞くのもいいと思います。

また、定期点検整備記録簿からも過去の点検や交換の履歴などを確認できます。クルマのコンディションを正確に知ることができますし、購入後にどこの箇所が不良となりうるか把握することもできるでしょう。

 

目視と点検記録簿の両方でチェックして不自然な点が無いか確認し、状態の良いクルマを選びメンテナンス費用を抑えましょう。

 

--------こちらのページで中古カプチーノ購入について詳しく解説しています-------

 

 

購入後にかかるメンテナンス費用としては、主にオイルなどの消耗品交換やエンジン、エアコンの修理などがあります。

また、カプチーノは発売から年数が経っていますので、経年劣化による錆が色々な箇所に故障を発生させることも多いです。

中古車の購入にあたって、どこか痛んでるような場合には将来予想されるメンテナンス費用も業者に確認しておいた方がいいでしょう。

 

--------レイズでのカプチーノのメンテナンスについて詳しくはコチラ--------