カプチーノの現状
カプチーノは現在新車での販売はありません。そのため、中古軽自動車での購入となります。
しかし、カプチーノは約H10年で生産が終了しています。
レイズでは年間にカプチーノは100台前後の仕入れ、販売があります。
どのお車も基本的に傷んでいます。 しかし、たまにかなり物のいいものもあります。
そのようなお車は、かなり高価になります。
では、どのように見定めたらいいかを考えましょう!
カプチーノ購入の前に
維持費の安い軽自動車で、走りが楽しめるお車はそう多くはありません。
その軽自動車の中でも、FR(エンジンがフロントにあり、リア駆動の略)ターボとなると、ほぼこの車種しかありません。
また、走りがいいこともさることながら、ロングノーズのスタイルや、
オープンにできる解放感、革シート装備というラグジュアリー感!
これらを兼ね備えた軽自動車がカプチーノです。
しかし、、カプチーノは新車販売がしていなく、最終の販売は平成10年式までです。
そのため、購入は中古車ということになります。
ここでは、カプチーノ、中古軽自動車の維持、メンテナンス、かっこよく楽しむためのカスタムなどをご説明いたします。
燃費について
カプチーノ(EA11R)はフロントエンジン、リア駆動というFRの構造なので、軽自動車でありながらスポーツカーらしい作りです。
基本的には扱いやすいお車になっています。
ターボエンジンなのに燃費はカタログ値でも20Km/L、実際には約16~18Kmは走ります。
ターボが付いていますので、アクセル全開でターボガンガン効かせて走ると、もちろん燃費は落ちます。
しかし、前にサーキットで一日走っていたことがありますが、それでも10Km/Lは切りませんでした。
燃費のいいお車と言えると思います。
購入する前に知っておきたいこと
まず、一番新しいカプチーノを買っても 約18年経っている、中古車のカプチーノは思った以上に消耗しています。
これまでのオーナーがどれだけメンテナスをしていたかにもよりますが、レイズで100台以上見てきましたが、だいたいがそのままの状態です。
一般的な車検が通ればいい程度のメンテナスのお車が多いです
もちろんその程度のお車でも乗れますが、元々の性能は出ませんし、いつ次の故障が出るかわかりません。
しかし、そういったお車が今流通しているお車だとお考えください。
最初にメンテナンスしておきたい部分(トラブル予防)
カプチーノ(EA11R)でよく言われるのが、ミッションの故障です。
しかし、これはからくりがありまして、実際にミッションがダメなケースは非常に少ないです。
本当にミッションがダメな場合は、エンジンをかけると、ギアがどこにも入りません。
しかし、だいたいが、2速に入りずらいという症状です。
これをミッションのシンクロがダメと診断します。
しかし、実際にはエンジンマウント前後、ミッションマウント、デフマウントの劣化です。
マウントが劣化し、ミッション等が正常な位置から動いてしまうことによって、シフトがしずらくなる現象です。
ですので、まずはマウントを交換してしまいましょう。
レイズではマウントのセット交換も承っております。
料金につきましては、お気軽にお問い合わせください。
やっておくと安心な部分(トラブル予防)
まずエンジンですが、環境によりますが非常に錆が出やすいです。
ですので、まずはLLCラジエター液の交換をお勧めいたします。
ラジエター液に錆が混ざると、ラジエターのつまりでオーバーヒートの原因になります。
また、ヒーターコアに入ると、ヒーターが効かなくなったり、パンクしてラジエター液が車内に入ってきます。
この作業は一緒にラジエター液を循環させる、ウォーターポンプの交換もお勧めいたします。
ウォーターポンプを取り換えるにあたっては、タイミングベルトの周辺を外して、タイミングベルトの交換も一緒にされても工賃はかからないので、お安くできます。
一緒に、サーモスタット一式、ヘッドカパーPK、ファン、クーラーベルト、カムシール等、こちらも一緒にやってしまいたい部分です。
その他はプラグ交換、プラグコード交換、ディストロビューター関係交換になります。
こちらはエンジンの調子がいいのであれば、すぐにする必要はありませんが、交換しておくと5年以上は心配ありません。
ただし、プラグは環境によっては2年前後での交換もたまにあります。
上記のメンテナンスはレイズにお任せ下さい!
料金につきましては、お気軽にお問い合わせください。
レイズでは、販売時にLLCの交換と油脂類の交換をお勧めしています。
初期トラブル防止のため、エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル、ブレーキフルードをワコーズのお勧めで交換です。
お金はかかるのですが、のちのトラブル防止と、トラブル時の保護の観点からお勧めしてますので、ご利用ください。
スズキ 中古カプチーノのグレードと車体色
1991年11月(平成3年11月) 発売モデル
世界的に見ても珍しい、極小コンパクトボディにFR後輪駆動を採用する、フルオープン2シーター。
直列3気筒DOHCインタークーラーターボ搭載により軽最高の64馬力を発生する。
3分割式デタッチャブルトップを採用したルーフは、クローズドからTバールーフやタルガトップ、フルオープン状態へと4WAYオープントップとして変化させることができる。
サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン、14インチタイヤ&アルミを装着する。
エアバッグ、ABS、LSDはオプション、エアバッグ装着時はステアリングチルト&テレスコ機構はレスとなる。・サテライトシルバーメタリック(0DE)
通称で言えばシャンパンメタリックですね
・コルドバレッド(0PZ)
3種類の中の初めのレッド。このレッドが一番多いですね。1993年6月(平成5年6月) 発売モデル
ボディカラーの見直しがされ、専用色ディープブルーパールを採用した、特別仕様車「リミテッド」をラインアップする。
・コルドバレッド(0PZ)
・ディープブルーパール(1FG)※特別仕様車
限定色です。このカラーにこだわる人もいるぐらい人気のカラーです
・ダーククラシックジェイドパール(0VP)
ワゴンRなどにも使われたグリーン。光の加減ではブラックにもみえるような・・・
1994年9月(平成6年9月) 発売モデル
再びボディカラーの見直しがされ、ディープブルーパール、マーキュリーシルバーメタリックを採用した、特別仕様車「リミテッド」をラインアップする。
・ディープブルーパール(1FG)※特別仕様車
限定色です。このカラーにこだわる人もいるぐらい人気のカラーです
・マーキュリーシルバーメタリック(1VN)
サテライトのゴールドっぽいシルバーから更にシルバーぽく。少しブルーが入ってる?
・サターンブラックメタリック(0DG)※特別仕様車
ディープブルーより更に希少色、現在では見つけることはなかなか出来ません。1995年5月(平成7年5月) 発売モデル
オープンマインド2シーター、スズキカプチーノ。
軽自動車の枠の中で先進技術を盛り込んだ、世界的にも最コンパクトなスペシャルティオープンカー。
エンジンはオールアルミ製ツインカムターボ660ccに、16ビットマイクロコンピューター制御、大型インタークーラー+水冷式オイルクーラーを装着する。
高剛性&軽量スチールモノコックボディに、様々なルーフタイプを可能にする3分割式デタッチャブルトップ、足回りに4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用する。
5速マニュアルと3速ATが選べる。安全装備として、運転席エアバッグシステムや3チャンネル4センサー4輪ABS、リミテッドスリップデフをMT車にメーカーオプション設定。
フロントベンチレーティッドディスクブレーキ+リアディスクブレーキ、サイドドアビームを標準装備する。
・アンタスレッド(Y28)
コルドバレッドより濃い赤ですが・・・・
・ダークターコイズグリーンメタリック(Y33)
簡単に言えばターコイズなので青緑です
・フラッシュレッド(Z1W)
朱色と言ったほうがいいかも
・ブリティッシュグリーンパール(Z1D)
こちらも最終型のカラーと言うことで人気があります。
カプチーノはここで決まる!
カプチーノはボディです。 絶対的に錆が多い車種です。そこで、走行距離ではなくボディの錆の程度によります。
レイズでも錆の程度でかなりプライスが変わります。
走行距離はエンジンを交換すれば問題ないですが、ボディは交換できません。
カプチーノは中古部品がありますし、1つ1つが安いので、メンテナンスはそんなに高くありません。
ですので、ボディのいいものを選びましょう!!
エンジン
カプチーノ前期、AZ-1は同じエンジンです。
F6A型、カプチーノ後期はK6A型です。
エンジンで多いのが、アイドリングのばらつきです。
これにはいろいろ原因がありますが、一番怖いのはエンジンの圧抜けです。
オーバーヒートなどでなることもあります。 これは修理にお金がかかります。
参考ですが、ノーマルのガスケットを交換するだけで、約45,000円です。
しかし、この作業はエンジンを降ろすので、そこまでしたら・・・となって高額になることが多いです。
工賃がかなり安くなるので、タイミングベルト、ウォーターポンプ、マウント、クラッチ・・・交換したくなるパーツがたくさんあります。
しかし、ガスケットではなくて、プラグ、プラグコード、ディストロビューターの可能性もあります。
こちらは比較的安く直ります。
まず、この症状は原因がはっきりしないので、買うときに店員さんとよく話してください。
「アクセル踏めば大丈夫なので、問題ありませんよ」と言われたら、そこでは買うのやめましょう!
その症状が故障の症状なのですから!
雨漏り事情
よく聞く、カプチーノの雨漏りです。
正直に書きます。カプチーノは全てのお車で雨漏りします。
新車もです。 そういう構造です。なので、椅子の下には絶対に水が溜まります。
屋根のある車庫であれば違うかもしれませんが、、、
しかし、その量は多くはないので、心配するほどではありません。
逆に雨漏りしないお車はないので仕方ないです。
カプチーノは横から水をかけて、左右の窓の内側に水が付いたら雨漏りで、ウェザーストリップの交換が必要です。
表示価格に注意、乗り出し価格を参考に!
最近の中古屋さんは、プライスを少しでも安く見せたいために、乗り出しまでの諸費用が異常に高い車屋さんがあります。 レイズではプライスに高くても36,000円の諸費用です。
(車検がなければ、それは別途になりますし、登録場所が遠方ですと、出張名義変更代、陸送納車代が別途かかります。)
しかし、車屋さんによっては、車検があっても諸経費が20万円かかるところもあります。
お車を選ぶときには、乗り出し価格で比べて見てください。
レイズではどのお車も乗り出し価格を表示しています。
また、傷などのお車の状態表もありますので、チェックしてみてください。
いいお車を手に入れて、快適なカーライフを送ってください。
上記あくまでも目安です。いい中古車を見つけて、購入時の参考にしてください。他店のお車でも、わからないことはお問い合わせください。出来るだけお答えします。
カスタム
中古車の中でも趣味の車として根強い人気を誇るカプチーノは、所有者のほとんどがオイル管理や消耗品交換といったメンテナンスを行っているため、状態が良いものが多くあります。
そのため、大半の中古車販売店では年式や走行距離(低走行)はあくまで目安程度でチェックされ、それよりも車の内装や外装のカスタムを含めたコンディションの良さが重視される傾向にあります。
というのも、中古カプチーノの購入者の中にはノーマル車とは別に、カスタムされたカプチーノを求めている方も多くいらっしゃるからです。
例えば、内装ならシフトノブやカーボンパネル、外装ならエアロパーツをカスタムするなど、自分好みのパーツ装備を楽しめますが、前オーナーによってカスタムされた車にも個人では味わえない魅力があります。
こだわりを持ってカスタムする人が多いカプチーノは、その特徴的なデザインと爽快な走りを楽しめることから、今なお高い人気がある車です。ドレスアップ系からスポーツ走行系まで様々なパーツがありますので、中古車で購入する際には、内装・外装のカスタム内容も含めて選ぶことをおすすめします。