Maintenance

カプチーノの基本点検・整備

平成3年の発売から20年以上経つカプチーノ!
保管条件が悪いと劣化してしまうのは仕方がありません。これからも楽しくカプチーノに乗っていただくためにカプチーノの専門店レイズがお手伝いいたします。

 

カプチーノの基本点検、整備をご紹介です。
まず、カプチーノの現状を確認するため現車を見て、あらゆる箇所を点検いたします。専門店でしか確認しない場所も確認いたします。
50点以上ある点検項目を点検し、今後のメンテナンスのアドバイスをさせていただきます。

カプチーノの点検料無料!!

今までで多い整備箇所電気系

今までの経験上多くのカプチーノが不良を起こしているのが電気系です。
プラグ、プラグコード、ディストロビューター、ローターです。
エンジンのばらつきはここが原因の場合がほとんどです。
一発死んでいるようなばらつき、しかし、エンジンを吹かすと直る症状がこの部分になります。

この部分は部品交換ですので、どの部品を使うかによって金額が違います。

見た目にわからない整備箇所

症状はほとんどないけれど、今後故障につながるのがウォーターポンプ等の水回りです。
まず11系、前期のカプチーノに多いのですが、一度でも冷却水が減ったままですと、冷却水に錆が混ざっている場合が多いです。
そうなりますと、ラジエターの詰まりなどでオーバーヒートの原因になります。
室内側で詰まると、エバポレーターがパンクして、室内に冷却水が侵入してきます。
こうなると、ラジエター交換、エバポレーター交換になりますし、エンジンからの清掃が必要になります。
こうなる前に冷却水はコマメに交換がおすすめです。
これと一緒に冷却水を循環させるのがウォーターポンプです。
こちらは、定年劣化で羽がなくなり、冷却水を循環させられないということが起こり、オーバーヒートを起こします。
なので、こちらも交換がおすすめです。
ウォーターポンプの交換には、工賃がかからないので、サーモスタットやタイミングベルトも交換をお勧めいたします。

故障の時に強い味方は油脂

万が一、オーバーヒート等になってしまった場合、最悪はエンジンが焼き付き交換するしか方法がなくなってしまう場合も珍しくありません。
そうなる前に、油脂類をいいものに交換しましょう。レイズではワコーズのセットをおすすめしています。
エンジンオイルをワコーズのTRに交換です。
オーバーヒートした、F6Aエンジンでもちゃんと粘度を保っていました。経験済みです。
ワコーズセットでは、エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル、ブレーキフルードをワコーズのオイルに交換です。

カプチーノ1台分 26,000円

タイミングベルトの交換とは!?

車検の際にタイミングベルトとウォーターポンプ交換を勧められた経験はありませんか?普段は見えない部品だけに、その交換時期や必要性に関してよくわからないと思います。今回はタイミングベルトやウォーターポンプが壊れるとどうなってしまうのかを検証してみます。

左の図は一般的なDOHCエンジンのタイミン グベルトとその関連部品及びウォーターポン プの配置図です。タイミングベルトは、カバ ーに覆われているので普段は外から見ることはできませんが、クランクシャフトとカムシャフトを繋ぐ重要なベルトです。このタイミ ングベルトによってピストンの上下運動に合 わせて正確に吸排気バルブの開閉(バルブタ イミング)が行われる仕組みになっています タイミングベルトは適切なテンションがかる ようになっていて、オートテンショナーとテンショナープーリで常に一定のテンションを タイミングベルトに与えています。ウォータ ーポンプはタイミングベルトによって駆動され、エンジン冷却水の循環作用を生み出している仕組みです。もしこれらの部品が壊れてしまうといったいどうなるのか? タイミングベルトが切れるとよく言われますが、実際には劣化などによって切れるのではなくベルトの山がはがれるように取れてしまい、クランクプーリによって駆動ができない状態になります。そうなると、カムシャフト側のプーリは駆動することができなくなるので、吸排気バルブが動かなくなり、この時点でエンジンは止まります。切れたタイミングが悪い場合は、開いて止まったままの吸排気バルブにピストンがぶつかることでバルブは曲がってしまい、エンジンは大きなダメージを受けることになります。

実際の写真がありますのでご紹介します。タイミングベルト切れによって、バルブとピス トンがぶつかった状態のシリンダーヘッドの燃焼室。(右端)

バルブを外してみた状態。(左側の2本がピス トンと干渉して曲がったバルブ)タイミングベルトが切れてバルブタイミングがずれるとエンジンが止まってしまうだけでなくこのように大きな損傷を受けることになります。

次にウォーターポンプが故障するとどうなるか?

ウォーターポンプは、エンジン冷却水を循環させる動力源です。もしウォーターポンプが壊れると、エンジン冷却水をラジエータへと循環させることができなくなり、エンジンのウォータージャケット内にある冷却水はどんどん温度が上昇してオーバーヒートになって しまいます。

実際に作業を見てみよう!

カプチーノのエンジンを降ろしてみました。

カプチーノのエンジンF6Aのエンジンになり ます。後期型のエンジンK6Aはタイミングベ ルトではなくチェーンのため交換はまずあり ません。通常のタイミングベルトの交換はエンジンを降ろすことはありません。そのままの作業になります。今回はわかりやすいようにエンジン降ろしての作業です。 

 

1枚目の写真はタイミングベルト側、カバーがわかります。エンジンを降ろす場合は補器類、ターボやインタークーラーなども外すので、時間がかかります。レイズでは年間に何十台ものエンジンを降ろすので、この状態にするまでに1日かかりません。この状態にしてしまうと、エンジンの後ろ側の配管も交換したくなりますよね。

写真2枚目はエンジンの反対側です。こちら側はクラッチカバーが見えますね。 こうなってるとクラッチの交換も簡単です。エンジンを降ろしてしまえば、クラッチ交換の工賃もほとんどかかりません。ついでにこれもあれもになると、結構金額が言ってしまうので、考え物です。

3枚目の写真はエンジンがなくなったエンジンルームです。こうやって空になると、掃除して塗装したいですよね。エンジンルームがピッカピカってかっこいいですよね。 

タイミングベルト交換はベルトだけではダメ!!

タイミングベルトの交換には、その周辺の部品も外す手間があります。 しかし、どうせ外したのなら一緒に必要な部品は交換しましょう! まず、タイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプ、タイミングカバーシール、 ここまでがタイミングベルト関連の部品です。 

そして、一緒にやりたいのが、ヘッドカバーガスケット、カムシャフトシール、その他ガスケット そして、エンジン開けるならヘッドガスケットも交換したいです。 F6Aエンジンのヘッドガスケットは本当に品疎なガスケットなので、簡単に抜けてしまいます。抜けてしまうとオーバーヒートになってしまします。 

また、付属部品として、ファンベルトとクーラーベルトの交換もついでにしてしまうといいでしょう。 

弱点を補おう

カプチーノのエンジンの内部を見てみよう

カプチーノのエンジンのヘッドガスケットは素材がよくないのか、本当によく抜けてしまします。抜けるというのは、エンジンの内部と冷却がされている外側の 壁をふさぐガスケットに隙間ができてしまい、エンジン内部の圧力が冷却水に漏れることです。この隙間が多くなると、冷却水にオイルが回ったり、反対にオイルに水が混ざったりします。エンジン内部の圧力が冷却水に漏れると、冷却水の温度が 上昇し、オーバーヒートすることになります。そこで、エンジンを降ろしたついでにガスケットも交換しましょう!しかも、今回はメタルの強化ガスケットに変更です。

1枚目の写真は元々付いていたヘッドガスケットの写真になります 距離の乗っていなかったエンジンだけに綺麗なモノになります。ガスケットの抜けもなく、問題ないガスケットです。

2枚目の写真はメタルの強化ガスケットになります。色も金属色で少しカッコイイ物になります。強化ガスケットはターボのブーストをあげても耐えられる強度がありますが、厚さがノーマルよりも厚いので、ノーマルのままのエンジンですと、圧のかかりが遅く、少しレスポンスが悪くなった感じがします。どちらにも善し悪しがあります。