新型ジムニーのボディカラー 劣化しにくい色とは?(2)
〇ブルーイッシュブラックパール〇
この色は20年以上も存在している人気色です。スズキの黒といえばこの色でしょう。
ワゴンRやスペーシア、スイフトなどまさにスズキの黒❕といった感じです。
ですがやはり、黒特有の塗装管理や室内の温度上昇などは避けられませんからお手入れが必要になってきます。室内にはサンシェードなどでの対策を。
黒は低年式でも高値で取引される色です。高い下取りが期待できますし、中古車の販売価格も高めになっています。
少しくらい塗装が劣化していても、キレイなブリスクブルーメタリックと同等かそれ以上の価格になることも珍しくありません。
〇ジャングルグリーン〇
これぞジムニー❕といった色であり、ジムニーだからこそ似合う色であると言っても過言ではありません。
ジャングルグリーンはカスタムする方々には一番人気といっても良いかもしれません。リフトアップのベースとしても人気で、発売後すぐにカスタムしたジムニーもこの色です。
緑系の色はアウトドアにはピッタリで、周辺の景色とマッチすることからもキャンプを趣味とする人にもオススメできる色です。
濃い色ではありますが、傷も目立ちにくく比較的維持しやすい色と言えるでしょう。
〇シルキーシルバーメタリック〇
黒と同じように20年以上も前からある色です。初代ワゴンRと同じシルバーです。
ただのシルバーといえばそれまでの特徴の少ない色です。
シルバーはキズや汚れが目立たないことで有名で、頻繁に洗車をしない人やあまりワックスをかけない人におススメできます。
キズや汚れが目立たなく、さらには塗装の劣化もあまり気になりませんから、洗車が億劫になってくるご年配の方にも人気があります。
下取りに関してもシルバーは平均よりも少し高く、一般的な色であるからこそ需要があります。需要があればすぐに流通しますから、下取り価格の心配も少なくなるでしょう。
〇ピュアホワイトパール〇
いわゆる3コートパールの塗装です。光が当たるとキラキラしていますから高級感のある白になっています。
3コートパールは他の塗装よりも工程数や塗料を多く使うため、塗装のみにオプション料金が発生します。
しかし白は洗車傷が最も目立たない色ですから、洗車は手洗いではなく機械洗車で済ませる方にとってはぜひとも選んで頂きたい色です。
中古車市場でも黒の次に高い色ですから下取りも不安になることはありません。買う時のオプション料金は下取りで回収できるほどですから高いからと言って渋るのではなく回収できるから支払うつもりで乗るのも良いでしょう。
〇スペリアホワイト〇
軽トラックやアルトなどの白と同じです。チープな色が好きという方も少なからずいますから、あえてこの色を選ぶ方もいるでしょう。
おそらく営業車向けに作られた設定かと思いますので、下取り価格は期待しない方がいいかもしれません。
白の設定がこの色しかなければ高い下取りですがパールホワイトが設定されている以上、明らかな差がうまれることは間違いないかと思います。
しかし、パールではないホワイトに乗りたい人は中古車として安く出回る可能性が大きいので狙い目だと言えます。
◇劣化しやすいボディカラー◇
1番は黒です❕
頻繁に洗車をしてコーティングをかかさなければ、常にキレイな状態で乗れますが黒は熱を多く持ってしまうため劣化しやすいという特徴があります。
洗車や雨などで濡れたまま太陽の熱で温められると、ボディの上で水分が蒸発して塗装トラブルの原因となります。
小さなトラブルから大きなトラブルまで、目に見えないトラブルを幾度と繰り返していると次第に新車の輝きを失ってしまいます。
次に劣化しやすいのは青やグレーなどの濃いめのボディカラーです。色は濃ければ濃いほど温度が上昇しますから、塗装に対してダメージを与える可能性も大きくなります。
白が最も温度が上がりにくいため塗装トラブルにもなりにくいですし、さらには傷も目立ちにくいです。
劣化のしやすさは色の濃さを基準に考えるといいかもしれません。