ジムニーの売却をお考えの方へ

2020/01/24 ジムニーブログ

国内初となる本格4WDオフロード軽自動車として、1970年に登場したスズキ ジムニーは軽量化・低燃費化が進む軽自動車市場において現在まで強度と耐久性にこだわったラダーフレームを採用する世界的評価も高いスズキの代表的な車です。

 

今回はスズキ ジムニーの買い取り相場の変動や高く売るためのコツなんかを書いていこうと思います❕

古くても高く売れる❕ 特殊な軽自動車

 

軽自動車は普通車に比べて各パーツの剛性が低く、過走行や低年式車になるとエンジンや電気系統はもちろん、車検時の大きな点検項目でもある足回りにトラブルが発生するリスクが高まってきます。

そのため多くの軽自動車が10年10万kmを目安に、査定がつかず廃車になるケースが目立つのですがジムニーの場合は話が変わってきます。

 

ジムニーはフルモデルチェンジのスパンが長いことで有名で、50年近く前に登場した初代モデルは約11年間、多くの人が当時目にしたであろう2代目モデルに関しては実に17年間にもわたり同一モデルが販売され続けました。

もはや旧車の域に達し『レア車種』となった初代モデルはもちろん、1981年から3年間販売されていた2代目第1期モデルは2サイクルエンジン搭載の「2ストジムニー」と称され独特のエンジン音とじゃじゃ馬加減に虜となった熱烈なファンが今も大勢います。

 

ジムニーは中古車市場でも評価が高い車種で、常に販売需要がある車種とも言えます。

査定が分かれるポイント

 

初代と2代目第1期モデル、および後続した第2・3期モデルについては専門店も存在するほど高値で取引されていますが、数があまりにも少なく貴重なため紹介にとどめます。

 

以下では現在まだまだ中古市場で多く見かける、2代目最終JA12型以降のモデルの査定をみていきましょう。

販売から20年以上❕それでも高値で取引されるJA12型

 

歴代ジムニーはそれまで、全てのモデルで貨物車設定の4ナンバーのみでしたが1995年に登場したライバル三菱パジェロミニを意識して5ナンバー中心のラインナップへと変更されました。

フェンダーミラーからドアミラーへの変更やサスペンションの改良によって従来よりオンロード走行における快適性や安定性が向上されたこのモデルは、20年落ち15万kmオーバーの中古車であってもそれなりの査定額を維持しています。

 

 

3代目JB23型はMTモデルが高額査定❕

 

一方、デザインが丸みを帯び車体サイズも拡大されシティユース車へと強くシフトチェンジした3代目JB23型の場合は熱狂的なファンが少なからず離れ、特にAT車への評価が低い傾向にあります。

ただし、希少価値の高いMTモデルについては少々年式が古く、走行距離が長くともなかなかの査定評価を受けているようです。

 

 

現行JB64型の評価とリセールバリュー

 

2018年6月にデビューを果たした現行JB64型については、外観デザインがファンからの評価が高かった2代目に近いスクエア形状に戻ったこと、先進の安全装備を満載したことにより爆発的なヒットになっていますね。

そして、リセールバリューについても歴代モデルを上回る高いレベルで長年にわたり維持されていくものと思われます。

高く売れるグレードはあるの❔

 

JA12型に関しては、トラブルが多く人気が低迷したターボモデルJA22型を除けばどのグレードでも同レベルの査定結果を得ることができるかと思います。

 

一方の先代JB23型には

 

・ワイルドウインド

・FISフリースタイルワールドカップリミテッド

・ランドベンチャー

・クロスアドベンチャー

 

といった特別仕様グレードも存在し、これらの査定相場がベースグレードより6~15万円の範囲で高めとなっています。

 

現行型のジムニーにはまだ設定されていないものの、1989年11月に先々代に「ワイルドウインドリミテッド」が設定されて以来、2・3代目が販売されていた期間の大半になにかしらの特別仕様車が発表されています。

 

 

人気のカラーとして高く売れるのは❔

 

豊富なバリエーションで登場した現行モデルはともかく、歴代ジムニーには無塗装モデルも存在するほどカラーリング構成が単純でシンプルでした。

また、雪道や泥道などオフロードでの使用によりある程度汚れることやダメージが加わることを前提として中古車を購入するユーザーも多いことからカラーリングでの査定額の上下はそこまで大きくはありません。

しかしながら、やはり人気色のブラックは若干のアップが期待できそうです。

 

 

装備は関係あるの❔

 

まず2代目モデルですが、こちらの場合はカーナビやコンポなどの快適装備ではなくその力強い悪路走破性にスポットが当たるため、付いてることにより多少の査定アップにはなるかと思いますが付いていないからといって大幅ダウンの心配はいりません。

1点だけ付いてるべきと言えるものを挙げるなら、リアに備え付けになっている5本目タイヤおよびホイールで、スペアではない通常利用可能なこちらが欠けている場合は査定が大きくマイナスされる可能性があります。

 

一方のオンロード志向が高まった3代目モデルの場合は、AV機器などの快適装備が充実している方が高く査定される傾向にあります。

買取り相場の上限で売る交渉術

 

買取り相場の上限に近づけるための交渉術は『車のアピールポイントを余すことなく伝えること』です。

年式・グレード・走行距離・ボディカラー・装備・内外装の状態など目で見て確実に分かる情報に加えて、これまでの定期的なメンテナンスなどの説明も効果的ですし整備手帳がある場合にはそれも一緒に提示して下さい。純正のパーツだけを使って修理したことや、消耗品も純正品しか使ってないなど・・これらも立派なアピールポイントになります。ほかにも禁煙車であるとか土足厳禁だなんて情報も査定に多少響く場合もありますよ。

社外品パーツを付けていても、取り外した純正パーツがあることを伝えるだけでも査定額は上がりますし、カーナビやオーディオが問題なく動くこと、最近タイヤを履き替えたなんて情報もしっかりと伝えて下さい。

 

 

 

いかがでしたでしょうか❔ジムニーは他の車と比べても人気が高い車で、オールドファンも多くみられます。年式が20年落ち以上の車でも価値が高い中古車が多いのが特徴です。

また、リセールバリューも他の車種より20%以上高いので買取価格の下がり方も緩やかです。

新型モデルが出たことでいつ売却しようか迷ってる人も多いですが、買取りの方法や買取り時期を間違えなければ高値での売却が可能なのであまり心配する必要はないでしょう。ただし、新型モデルがでてから長い時間が経過すると旧型のジムニーは値段が下がっていくことが予想されます。そこで、できるだけ早い売却の方が高値には繋がるかもしれません。

 

ジムニーの買い取りもレイズにお任せ下さい❕❕