ジムニーのタイヤ選びのポイント ①

2021/04/05 ジムニーブログ

 

ジムニーに限ったことではありませんが、タイヤは路面と接する唯一の部品という意味でクルマにとってはエンジン以上に重要なパーツとなります。

 

特にクロカン4WDやSUVの場合には、様々なタイヤの種類があり、ドライバーがクルマに求める性能によってタイヤの選び方も変わってきます。

 

今回のブログでは2回にわたって、タイヤ選びに失敗しないためにタイヤの基礎知識についてご紹介していきます。

 

タイヤの種類とその特徴

 

 

オンロードしか走らない乗用車でも、タイヤには種類があります。

 

例えばスポーティ志向であったり、快適性や低燃費を追求したタイヤなどがあります。

 

ですが、クロカン4WDやSUV用のタイヤはもっと使用目的が明確に分けられたタイヤが販売されています。

 

クロカン4WD用のタイヤは大きく分けて3種類あります。

 

 

----オールテレーンタイヤ(AT)

 

オンロードとオフロードの性能バランスが両立されていて、どんな路面でも走行可能な万能タイヤ

 

 

----マッドテレーンタイヤ(MT)

 

泥や砂地、雪道などのオフロードを得意とする頑丈なタイヤ

 

 

----ハイウェイテレーンタイヤ(HT)

 

舗装路の高速性能や静粛性、燃費を重視したタイヤ

 

どのタイプのタイヤを選ぶか

 

 

昨今では舗装路しか走らないSUV用のタイヤなども各メーカーから販売されていますが、前述した3タイプが一般的かと思います。

 

どのメーカーのどのタイヤを選べばいいのか、というところが気になるかと思いますが、実際のところはどのメーカーのタイヤも良く作られています。

ですので、大抵のタイヤはハズレがないのですが、より良い性能を持つという意味ではやはり違いがでてきます。

 

ただ、まずどのタイプのタイヤを選ぶのか、自分のライフスタイルと照らし合わせて選択するのが最優先です。

 

ジムニーに乗っていても舗装路しか走行しない、雪道も走行しないという方は間違いなく「ハイウェイテレーンタイヤ」をおススメします。通称HTタイヤは舗装路でのグリップ性能やウェット性能に優れ、乗り心地の良さや静粛性、燃費という点で一番優れています。高速での走行でも、タイヤ性能の低下が少ないのもこのタイプのタイヤです。

また、4WDにシフトしていればちょっとしたダートくらいは走れます。

 

舗装路での使用がメインだけれども、ちょっとしたダートや泥、雪道も走りたいという方は万能タイプの「オールテレーンタイヤ」を選択しましょう。

もしタイヤ選びで迷った場合には、この通称ATタイヤを履いておけばまず後悔することはないかと思います。最近のクロカン4WDやSUVは標準でHTタイヤを履いていることが多いので、ATタイヤに履き替えて、愛車の性能をマルチパーパスにするのもいいでしょう。

ただし、万能タイヤだけにオンロード、オフロード、雪のどの性能も平均的で特化している部分がないのもこのタイヤの特徴です。

 

日常生活での使用も多いけれど、積極的にオフロードを走りたいという方は「マッドテレーンタイヤ」、通称MTタイヤを選びましょう。泥や岩、砂の路面で優れたトラクション性能とグリップ性能を発揮してくれます。

タイヤも頑丈で、オフロードでもパンクしにくいように作られています。圧雪路や新雪路であればこなしてくれる、という特徴もあります。

ひと昔前はオンロードが苦手…ということもありましたが、昨今では性能が上がって舗装路でも快適に走行することができます。

 

各メーカーの開発努力

 

 

「タイヤの性能はどのメーカーでもほぼ同等」といいましたが、それはライバルメーカーに引けを取らないように各メーカーが一生懸命に開発を行っているからです。

 

性能がほぼ同じだといっても、各メーカーのタイヤにはそれぞれに違いがあります。最も違うのは「コンパウンド」です。コンパウンドとはタイヤを形成している成分の配合です。

 

タイヤは天然ゴムや合成ゴムに、カーボンや硫黄、オイルなどを混ぜて作られています。ゴムだけだと低温下で硬くなってしまったり、ひび割れてしまいます。直射日光にも弱くなり、高温下では溶けだしてしまう可能性もあります。

 

コンパウンドの配合によって、タイヤの性能は全く異なってきます。一般的にコンパウンドは「ハード」「ミディアム」「ソフト」に大別できます。

ハードは耐久性が高く、転がり抵抗が低いので燃費に優れています。

反対にソフトは燃費は悪くなりますが、路面に吸い付く力が大きくコーナーなどでのグリップ力が良くなります。

ミディアムはその中間になります。

 

ちなみに「トラクション」とはタイヤの前進するための性能。

「グリップ」はコーナーなどで横方向に踏ん張る性能のことをいいます。

 

コンパウンドは、実際にタイヤに触れることでおおよそ分かります。タイヤ店などで、低燃費タイヤとグリップ力重視のタイヤを触り比べてみて下さい。硬さに差があるはずです。

 

かつては柔らかいタイヤは耐久性が低く、硬いタイヤは長持ちするといわれていました。ですが昨今では、メーカーの努力により柔らかくてグリップ力の高いタイヤでも長持ちするようになってきています。

 

 

                  ➁へと続きます

 

 

 

 

新車、中古車、販売、買取のレイズ

 

埼玉県加須市柏戸2057

営業時間 9:00~18:00

定休日 水曜・日曜・祝日

お問い合わせは

0280-61-2515まで

Mail:info@t-reiz.com

LINE:@ooh5998